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Epic、新ランチャーは「バイブコーディング」製と公言 UE6とFortnite開発もAI前提へ

投稿: 2026/10/29by tobariware約7分で読めます
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「コード生成のユースケースのほとんどは、メインラインの Unreal Engine コードを生成していない」。Epic Games は2026年6月、Unreal Engine 6(UE6)の構想を明かしたブログでこう説明していた。そこから4か月で、CEOが社内の「大転換」を宣言し、AIで書いたというランチャーを公開し、AIツールを使うのが前提のゲームジャムまで告知した。開発の進め方が、あの時点の説明よりずっと先へ進んでいるのは間違いなさそうだにゃ。

UE6は、UE5と Unreal Editor for Fortnite(UEFN)を今後2年でひとつの製品にまとめる次のメジャーバージョン。開発責任者の Marcus Wassmer 氏が書いた「Unreal Engine 6 への道」では、ゲームプレイのプログラミングモデルを Verse へ移すことなどと並んで、AIが柱のひとつに挙げられている。AIの扱いについて書かれた部分は次のとおり。

公式ブログ「Unreal Engine 6 への道」より(AIに関する部分の抜粋)

UE6 では、LLM、生成 AI モデル、および Claude や Codex といったツールが、必要なクリエイティブ コントロールを維持しながら、より迅速にコンテンツを構築するうえで役立つ中心的な役割を果たすと考えています。Epic Games の取り組みの大部分では、MCP プロトコルを通じてエンジンの幅広い機能を公開することに注力しています。

先日、バックエンド、エンジン、ゲーム開発のエンジニアリング チーム全体で、コード生成と AI 分析の活用範囲を大幅に拡大しました。

興味深いのは、これらのユース ケースのほとんどはメインラインの Unreal Engine コードを生成していない点ですが、それも最終的には実現するでしょう。

この時点で社内のAI活用として挙げられていたのは、大規模なコードベースをLLMが扱えるようにするインデックス作成ツール、クラッシュやCIS ジョブ失敗の原因分析の自動化、テストの自動生成といった、エンジン本体の外側の作業が中心だった。ブログはさらに、フォートナイトの開発が UE6 の開発ストリームにつながっていることも明かしていて、フォートナイトとエンジンは同じ流れの中で作られていることになる。

スケジュールは、UE6 早期アクセス版が2027年末、正式リリースはその12〜18か月後が目標。UE5は5.8を最後とする予定で、必要に応じて5.9を出す可能性も残している。

空気が変わったのは10月に入ってからだね。CEOの Tim Sweeney 氏は、10月13日に自身のXアカウントでこう書いた。

内容は「Epicでは今、大きな方向転換が進んでいる。AIによる加速を最大限に生かせるよう、開発者を配置換えして体制を組み直している。狙いは同じことをより少ない人数でやることではなく、ここにいる全員がより多く、より良いものを作れるようにすること、そしてその恩恵を Unreal を使うすべてのチームに届けることだ」というもの。人員削減ではないと最初から断っている点に、反発を見越した書き方がうかがえる。

10月18日には、作るのに稼げる額の何倍ものお金がかかるせいで生まれてこなかったゲームや、手持ちのリソースでは作れなかったゲームが「もうすぐ実現できるようになる」とも投稿していて、締めくくりは「ゲームの新たな黄金時代になる」だった。

Epic新ランチャー、AIでバイブコーディング

宣言の翌日、10月14日に公開されたのが、作り直した Epic Games Launcher のプレビュー版だよ。Epic Games の公式アカウントは「Epic Games Launcher を“他所”より速くなるようにバイブコーディングした」と投稿している。

バイブコーディングは、人がAIに指示を出し、コードそのものはAIに書かせる開発スタイルのこと。投稿に添えられた比較図の注記によると、数値は Windows PC 13構成で5回ずつ計測した結果で、Epic の委託を受けた第三者の Keywords Studio が2026年10月に実施している。

公式サイトによると、プレビュー版は Windows・macOS に加えて、今回初めて Linux にも対応した。ストア・ライブラリ・開発の3画面をひとつの枠にまとめ、ライブラリには詳細表示とグリッド表示の切り替え、ゲームをまとめるコレクション、遊ばないゲームを隠す機能がつく。ダウンロード中の通信速度や読み書き速度も見られるようになった。

ただしまだプレビュー段階で、公式サイトにも「一部の機能が想定どおりに動かない場合がある」と書かれている。新しいランチャーを入れると旧バージョンは自動でアンインストールされるので、試すならそこは頭に入れておいたほうがいいね。

人間5人+AI無制限、4日間のMegaJam

AIの使い方を外の開発者にも広げる動きも出ている。Unreal Engine の公式アカウントは10月23日、2026 Epic AI MegaJamの開催を告知した。

参加者は自分を含めて最大5人の人間と、数の制限が無いAIエージェントでチームを組み、Unreal Engine か UEFN で遊べるゲームを作る。アセット生成からコーディングエージェントまで、どんなAIツールを持ち込んでもいいルールだよ。会期は4日間で、テーマはキックオフ配信で発表される。配信は日本時間11月12日午前4時からで、Twitch・YouTube・Xで見られる。

賞の構成はこんな感じ。

  • メイン部門: Unreal Engine 部門・UEFN 部門・学生部門の3つで、各部門の1位に7,500ドル
  • 追加部門: チーム賞、ソロ開発賞、ビジュアル賞、モバイル賞、開発ログ賞など
  • 開発継続助成金: 特に優れた作品には、ジャム後も開発を続けるための最大5万ドル

追加部門には、LLMで動くNPCやキャラクターを使った、物語を軸にした UEFN ゲームを選ぶ「Walkie-Talkie」も用意されている。Epic が UE6 の柱に据えた MCP について、公式ページでは開幕前に慣れておくよう勧めていて、Unreal Engine と UEFN それぞれの導入資料もまとめて案内しているにゃ。

6月のブログは、エンジニアリングでのコード生成から得た知見を「すべて」UE6 に盛り込むと約束していた。その早期アクセス版の目標は、2027年末のままだにゃ。

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