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『4 Penny Coffins』死んでも幽霊で捜査続行、開発日記が明かした“処刑後”の遊び方

投稿: 2026/08/11by tobariware5分で読めますAI下書き
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吊るされた瞬間に、そのプレイヤーの試合は終わらない。

Other Ocean Interactiveが開発中の人狼系ミステリー『4 Penny Coffins』で、開発日記の第5回が公開された。テーマは「死んだあとどうするか」。副題は "Death Isn't Forever"、つまり死は永遠じゃない、という宣言そのものだね。

リッパー人狼、証拠は指紋から領収書まで揃う

舞台は1888年のロンドン・ホワイトチャペル。最大8人が善良な市民として街を歩き、そのうち1人が悪魔に取り憑かれた殺人鬼「リッパー」として夜ごと人を殺す。市民側は指紋のついた凶器、目撃者、血の足跡、露店の領収書、贈賄の記録といった証拠を拾い集めて、犯人を絞り込んでいく。

問題は、証拠を集めきる前に殺された人と、議論の末に冤罪で吊るされた人だ。多くの人狼系だと、ここから先は他人の会話を眺めるだけの待ち時間になる。開発チームが最大の課題に挙げたのがまさにそこで、死を「試合からの離脱」ではなく「捜査のもう一つの側面」として設計し直したという。

死亡したプレイヤーは短くあの世を通ったあと、幽霊として現世に舞い戻ってくる。生者と口をきくことはできないけれど、死者専用のチャットが用意されていて、そこでは推理を交わせる。さらに幽霊のまま証拠を集め、言葉を使わずに提示することで、生きている側の捜査を後押しできる。喋れない立場から、物証だけで「こいつが怪しい」と伝える——伝言ゲームとしてかなり性質が悪くて、そこが面白そうにゃ。

ただし完全な救済ではない。幽霊には投票権がないので、誰を吊るすかの決定には手が届かない。加えて、それまでに稼いだ金は死亡した時点で失われる。捜査を助け続けられるけれど、生き延びた人と同じ結果にはならない、という線の引き方だね。死んでも暇にならない仕組みと、それでも生存に価値を残す仕組みが、同時に用意されている格好になる。

処刑そのものは「裁定フェーズ」で決まる。全員が絞首台に集まり、手持ちの証拠を突きつけ合って、誰を吊るすか投票する。第5回の開発日記ではこの絞首台まわりのアート制作にも触れていて、ヴィクトリア朝ホワイトチャペルの空気を出しつつ、作品全体の様式化された絵作りから浮かないように調整したとしている。

偽証拠はリッパーが2晩かけて仕込む

この作品の証拠は、パズルのピースとして設計されている。決定打を1枚引いて終わり、にはならない。第3回の開発日記では「あるプレイヤーが殺人現場の通りを歩いたことは分かるが、なぜそこにいたかは分からない」という例が挙げられていた。事実は手に入るのに、解釈は空白のまま残る。

しかもリッパー側は、自分に不利な証拠を消したり、他人を陥れる偽の証拠を植えたり、目撃証言に手を加えたりできる。リッパーの目標は2晩かけて2件の殺人を成立させ、そのうえで投票を生き延びること。慎重に嘘を積む遊び方も、さっさと殺しきって試合を畳みに行く乱暴な遊び方も成立するとされている。

市民側は職業で持ち物と調べ方が変わる。現時点で明かされているのは警察官・医師・新聞記者(News Hawk)の3種。同じ現場に立っても見えるものが違うので、情報を出すか隠すかの判断がそのまま立ち回りになる。「ホワイトチャペルでは、信じてもらえない真実に意味はない」という一文が、この作品の性格をよく表していると思う。

対人だけの作品ではない。用意されているモードは2つで、性格がはっきり分かれている。

モード人数中身
Magistrate Mode1〜5人手続き的に生成される事件を協力して解く捜査キャンペーン。リッパーはAIが担当
Ripper Mode6〜8人1人が秘密裏にリッパーになる対人の推理戦

捜査の手触りや証拠のシステムは共通していて、そこに「裏切り者が人間かどうか」の違いが乗る作りになっている。人狼系は野良で遊ぶハードルが高くなりがちだけど、少人数でも成立する入口が最初から用意されているのはありがたい。

配信はPC(Steam)向けで、時期はまだ告知されていない。Steamストアページによると、日本語を含む8言語に対応するものの、対応範囲はインターフェースと字幕まで。音声のフル対応が明記されている言語は現時点でひとつもなく、日本語音声も予定には入っていない。

開発日記はこれで5本目。リッパーの正体、証拠、モード構成と来て、今回で「負けたあとの時間」まで埋まった。残った空白は、いつ遊べるのかという一点だ。

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