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『4 Penny Coffins』gamescom映像公開 ― 8人で殺人鬼を追う捜査はクラス制に

投稿: 2026/08/30by tobariware5分で読めます
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指紋、目撃者、足跡、そして買い物の領収書。1888年のホワイトチャペルを舞台にした社会的推理ゲーム『4 Penny Coffins』で捜査側が拾い集めるのは、この手の地味な物証だ。8月28日、Other Ocean Interactiveがその捜査の中身を見せる新トレーラーを公開した。

開発元がSteamのアナウンスで強調しているのは、映像で初めて示された「クラス制の協力捜査」という部分。プレイヤー全員が同じ道具を持って歩き回るのではなく、役割ごとにできることが分かれる作りらしい。同じ現場に立っても、拾えるものが人によって違うということになる。

2晩で2人、有罪判定を切り抜ければリッパーの勝ち

このゲームのリッパーは、悪魔に取り憑かれて血を求める役どころ。勝利条件がはっきり数字で決まっているのが面白いところで、開発元のDev Diary #2によれば、2晩のあいだに2件の殺人を済ませ、そのあとの有罪判定を切り抜ければリッパー側の勝ち。悪魔が完全に姿を現して試合が終わる。

ただし抜け道が用意されている。狩りの時間に規定以上の犠牲者を出せば、判定を待たずにその場で勝利を宣言できる。慎重に隠れ通すか、リスクを承知で殺し急ぐか——同じ役なのに二通りの遊び方が生まれる設計だね。

夜ごとの流れは狩り、捜査、そして「Conviction(有罪判定)」の三段階で固定されている。証拠を持ち寄り、絞首台の前で誰を吊るすか決める。ここを形式化したのは、話し合いが空回りしたまま何も決まらずに次の夜へ流れる、という展開を潰すためだと開発元は説明している。毎ラウンド必ず誰かに結論が出る。

証拠そのものは、あえて決定打にならないよう調整されているとのこと。ある人物が犯行現場の通りを歩いたことは分かっても、なぜそこにいたのかまでは分からない。目撃者が買収されたことは分かっても、誰に買収されたかは出てこない。断片を持ち寄って初めて絵になる、というバランスを狙っている。

吊るされた側がそこで退場しないのも、この作品の癖のあるところ。処刑されたプレイヤーは別の形で現場に居続け、捜査の続きに関わる。

📄 『4 Penny Coffins』死んでも幽霊で捜査続行、開発日記が明かした“処刑後”の遊び方

紛らわしいのは、ひとつのゲームに毛色の違うモードが2本入っていること。開発元はDev Diary #4でその差をこう整理している。

モード人数中身
Magistrate Mode1〜5人AIが操るリッパーを相手に、自動生成される事件を協力して解くキャンペーン
Ripper Mode6〜8人プレイヤーの1人が密かにリッパーになる対人戦

世界観も捜査の仕組みも証拠システムも共通で、変わるのは「嘘をつく相手が人間かどうか」。友人を疑いたくないなら前者、疑い合いたいなら後者、という住み分けになる。ソロで延々と事件を解き続けられる形が最初から用意されているのは、この手の作品では珍しい部類だと思う。

gamescom 2026では8月26日から30日まで、Hall 10.2のF-011Fに試遊台が置かれていた。触れたのは1人用のMagistrate Modeで、会期前の告知によると開発スタッフも会場にいたとのこと。

会場に行けなかった場合でも、player.ggでクローズド/オープン両方のベータテスターの受付が8月21日から始まっている。社会的推理ものに慣れた人でも、ホワイトチャペルの霧が気になるだけの人でも歓迎、という書き方だった。

対応プラットフォームはWindowsで、発売日は今のところ未定。ストアの対応言語表には日本語を含む8言語が並んでいるものの、チェックが入っているのは「インターフェース」の欄だけで、音声と字幕の欄は空のまま——開発中の表記なので、このあと埋まる可能性はある。

2晩で2人。数字だけ見ると、悪魔にしては行儀のいいノルマにゃ。

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