人形が死後の世界で恋人を探すソウルライク『PRISON OF HUSKS』、2027年1月27日にPS5・Steamで発売
画面の両脇には黒い帯。にじんだような低解像度のテクスチャ、霧に溶けていくゴシック建築、その中を細い剣を手に歩いていく白い人形。スクリーンショットだけを並べると、2000年代前半のPlayStationソフトの画面写真と見分けがつかないかもしれないにゃ。
Glass Head Dollsが手がけるソウルライク『PRISON OF HUSKS』の発売日が、2027年1月27日に決まった。対応機種はPS5とPC(Steam)。発表にあわせて、Steamでは中身を大きく作り直した新しい体験版も配信が始まっている。
人形の体で描かれた天国リジアンを彷徨う
主人公が目を覚ますのは、純真な心の持ち主が描いたという天国のような死後の世界「リジアン」。魂は人形の体という新しい器を得たけれど、あたりに広がっているのは、足元から崩れていく荒れ果てた景色だけ。この世界を描いた者はなぜ眠りについたのか、そして自分の愛する人はどこにいるのか――というのが物語の入り口になっている(Steamストアページより)。
行く手に立ちふさがるのは、悪賢い人形や、朽ちかけた絵具でできた獣たち。愛に破れて果てしない渇望に堕ちたボスたちも、この世界にはびこっている。一方で、心に傷を負った善良な魂に手を差し伸べて、その痛みを和らげる場面もあるようだ。もっとも、出会う相手が誰でも味方というわけではないらしい。

戦いの手ざわりは、パリィを軸にしたもの。敵の攻撃をタイミングよく弾いて隙を作り、反撃を叩き込む。「内なる炎」を燃やしてアドレナリンに火を点けると、攻撃の威力が上がる仕組みもある。装備は銃に魔法、刃物、さらにブローチまで幅広く、見つけたものを組み合わせて人形を自分好みに仕立てていく形だね。
そして、この作品にはレベルアップが無い。数字を積み上げて押し切るのではなく、倒れたら装備の組み合わせを変えて別の手を試す――そういう遊びを狙っているみたいだにゃ。
入り組んだマップは初期ソウル系に倣う
開発チームが掲げているのは、初期のソウル系タイトルにあった複雑なステージ構成の再現。何重にもつながるショートカットが張り巡らされた、コンパクトだけど密度の高い世界を探索する体験を目指しているという。隅々まで歩き回って見つけた秘密は、小さなスケッチブックに書き留めていく。


見た目の方向性について、ストアページでは「初期PlayStationの名作からインスピレーションを得た作品」と説明されている。画面は横長ではなく4:3で、光の差し込む回廊や、苔むした森の廃墟も、輪郭をわざとぼかしたような柔らかい質感で描かれている。ドット絵や初代PlayStation風のローポリゴンを意識した作品は珍しくなくなったけれど、ここまでPS2世代の空気そのものに寄せた画作りは、まだあまり見かけない。


もともとはTammy Morley氏がひとりで数か月かけて作り始めたもので、itch.ioで公開したプロトタイプが注目を集め、開発資金を得て本格的な制作に移ったという経緯がある。Steamではパブリッシャーとして、Glass Head DollsとWingsの名前が並んでいる。
発売日の告知と同時に、Steamでは新しい体験版が配信された。完成版に入る予定の最初のステージとボス戦を遊べる内容で、以前の体験版からは戦闘・見た目・アイテム・敵・カメラ・チュートリアルに手が入っている。公式のお知らせに載った変更点から、主なものを抜き出すとこうなる。
公式のお知らせより・日本語訳(主な項目だけ)
- スケッチブック:本編の主要な要素。チュートリアルと物語の両方を担うページを集められるようにした
- 壁への跳ね返りを導入:攻撃が壁の影響を受けるようになった
- 鏡で着替えができるように
- ローカライズ:体験版に中国語・日本語・韓国語を追加
- 操作体系の刷新と、キー割り当ての変更に対応
- パリィで敵を軽くひるませることができるように
- パリィの遅延を廃止し、ボタンを押した瞬間に出るように
- スタミナを使い切ると、しばらく疲労状態になる。回避はできるが他の行動はできず、致命の一撃でスタミナを回復できる
- 合成の仕組みを削除
出典は発売日告知のお知らせ。パリィの遅延をなくした点は、斬りかかる戦い方でも気軽にパリィを使えるようにするための変更だと説明されている。逆に、合成は「ゲームのほうが大きくなりすぎて合わなくなった」として外された。
日本語は、ストアの表記ではインターフェースと字幕に対応。音声はどの言語にも対応の印が付いておらず、日本語のボイスは無い。体験版にも日本語が入ったので、言葉の壁を気にせず最初のボスまで確かめられる。
- 発売日:2027年1月27日
- 対応機種:PS5、PC(Steam/Windows・Linux)
- 開発:Glass Head Dolls
- 日本語:インターフェース・字幕(音声は非対応)
- 価格:未発表
PS5版はPlayStation Storeに作品ページがある。Steam版は製品版のページもすでに公開されていて、ウィッシュリストへの登録ができる状態だ。
ひとりの手で始まった小さな人形の旅は、3か月半後に2つの機種で同時に幕を開ける。
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