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『バイオハザード』リメイクはいずれ本編と交わる、竹内潤氏が30周年ムックで構想を語る

投稿: 2026/10/01by tobariware約5分で読めます
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リメイクで1998年のラクーンシティを遊び直し、ナンバリングの最新作では、そのラクーンシティの跡地へ戻っていく。『バイオハザード』はここ数年、過去と現在の2本の線を並行して走らせている。その2本がいずれ出会うことを、カプコンはもう見越して動いているらしいにゃ。

話の出どころは、9月25日に日経BPから発売された『日経エンタテインメント! BIOHAZARD 30th Special(日経BPムック)』。シリーズ30周年を記念したムックで、カプコンの公式サイトの告知によると、シリーズ年表や相関図、クリーチャーの系譜に加えて、開発スタッフによる制作秘話が収められている。この中で、シリーズを長く率いてきたカプコンの竹内潤氏が、リメイクとナンバリングの今後に触れているんだ。

バイオ、ナンバリングとリメイクの2本立て

竹内氏の説明によると、いまの『バイオハザード』は2本立てで作られている。ナンバリングタイトルは、シリーズの物語の「今」を体験させるもの。リメイクシリーズは「過去」を体験させるもの。

そのうえで竹内氏は、リメイクがいつかナンバリングの時代に追いつくこと、そしてそのときの仕組みをもう考えていることを明かしている。準備は『バイオハザード ヴィレッジ』の頃から少しずつ進めてきたそうで、アンブレラやスペンサーといった名前を作中に出したこと、最新作『バイオハザード レクイエム』でラクーンシティを再び舞台にしたことも、その一環だという。2つの流れを交わらせる「クロスオーバー」に向けた布石というわけだね。

こうした要素は、最初はファンサービスのつもりで入れていたが、プレイヤーの反応が想像していた以上に大きかった、という趣旨のことも語っている。

なお、ここで語られているのはあくまで「いつか追いつく」という見通しと、そのための準備があるという話。どの作品を次にリメイクするのか、クロスオーバーがどんな形になるのかといった具体的な中身には踏み込んでいない。『5』『6』のリメイクを発表したわけでもない点は、はっきりさせておきたい。

布石の中でいちばん大きいのが、2月27日に発売された『バイオハザード レクイエム』だと思う。Steamのストアページの紹介では、舞台のラクーンシティを「かつて世界的な製薬企業アンブレラが拠点としていた」都市と説明し、1998年の事件のあとに政府が行った“滅菌作戦”の事実が、長らく隠されていたと書いている。

主人公はFBI分析官のグレースと、エージェントのレオン。『2』のリメイクでラクーンシティを生き延びた新人警官が、今度は廃墟となったその街に戻ってくる構図になっていて、リメイクで過去を遊んだ人ほど重なって見える作りになっている。

「追いつく」までの距離を、物語の年代で並べてみるとこうなる。

作品物語の年代リメイクの状況
『バイオハザード』1998年2002年にリメイク版が発売
『バイオハザード2』1998年『RE:2』(2019年)
『バイオハザード3』1998年『RE:3』(2020年)
『バイオハザード CODE:Veronica』1998年『RE:ベロニカ』が2027年発売予定
『バイオハザード4』2004年『RE:4』(2023年)
『バイオハザード5』2009年発表なし
『バイオハザード6』2013年発表なし
『バイオハザード7 レジデント イービル』2017年現行の一人称シリーズ

表のとおり、リメイクが扱ってきたのは1998年から2004年まで。『7』から始まる現行のナンバリングとのあいだには、まだ『5』と『6』の時代が残っている。

次に控えているのは、6月に発表された『バイオハザード RE:ベロニカ』。カプコンの発表によれば、ラクーン事件から3か月後、兄クリスを探してフランスへ渡ったクレアがアンブレラの特殊部隊に捕まり、絶海の孤島ロックフォートから脱出を図る物語。対応機種はPS5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2、Steamで、発売は2027年予定となっている。

リメイクは1998年の出来事を描く作品をもう1本残していて、その先が2009年。表の空白がどう埋まっていくのかについて、竹内氏は何も約束していない。それでも『レクイエム』のラクーンシティは、2本の線がいつか同じ場所に立つための、最初の合流地点として置かれていたことになるにゃ。

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