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『バイオ レクイエム』がシリーズ最速で800万本超え、映画の後押しは値下げ頼みか

投稿: 2026/09/26by tobariware約7分で読めます
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シリーズの実写映画としては過去最大の封切りになった週末に、『バイオハザード レクイエム』のPS5での売上は、前の週より4%減っていた。

調査会社Alinea Analyticsが9月25日に出した推計の一節だよ。ザック・クレッガー監督の新作映画が海外で公開され、シリーズのゲームにも再び注目が集まっている。一方で、「映画のおかげで売れた」とそのまま言い切れる数字ではなかったみたいだね。まずカプコンが公式に出している数字から、どれくらいのペースで売れてきたのかを確かめてみるにゃ。

500万本までは5日、800万本までは約4か月かかった

発売は2026年2月27日で、対応機種はPS5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2、PC。3月4日には販売本数500万本の突破が発表された。発売から数えて5日目のことになる。その12日後の3月16日には600万本を超え、カプコンはシリーズ史上最速での600万本だと明言している。

その後の数字は決算資料で追える。3月末時点で約690万本、6月30日時点のミリオンセールスタイトル一覧では800万本に達した。

同じ一覧に並ぶシリーズのほかの作品と比べると、伸び方の違いがよく分かる。

作品発売累計販売本数(2026年6月30日時点)
バイオハザード レクイエム2026年2月800万本
バイオハザード RE:22019年1月1,970万本
バイオハザード7 レジデント イービル2017年1月1,840万本
バイオハザード RE:42023年3月1,600万本
バイオハザード ヴィレッジ2021年5月1,580万本

どの作品もセールなどで長く売れ続けてきたタイトルで、累計ではレクイエムの倍前後に届いている。ただ、当時「シリーズ最速」とうたわれた『RE:4』でも、1,000万本の突破が発表されたのは発売から2年後の2025年4月だった。レクイエムは約4か月で、そこまでの道のりの8割を進んだことになる。

2026年のカプコンはレクイエムを皮切りに大型タイトルを立て続けに出していて、その年の最初の1本がこの勢いで走り出した格好だね。

📄 2026年だけで大型4本、9月4日に『鬼武者』―カプコンの連発を支える自社エンジンと2,800名の開発体制

推計では売上5億ドル超、それでも映画の効果は「小さい」と分析された

ここからはカプコンの公式発表ではなく、Alinea Analyticsによる推計の話になる。同社の9月25日付のレポートでは、PS5・Xbox Series X|S・Steamの3つを合わせてレクイエムの販売は850万本を超え、売上は5億ドル(約700億円強)を突破したと見積もっている。売上5億ドルへの到達はシリーズ最速で、最終的には『RE:4』の6億ドル超も上回るだろう、というのが同社の見立てだ。内訳はPlayStationが48.1%、Steamが43.4%。Switch 2版はこの集計に入っていない点には注意したい。

レポートの本題は、実写映画がゲームの売上をどれだけ動かしたのか、という検証のほう。映画は世界での封切り興行収入が1億830万ドルと、シリーズの実写映画で過去最大の滑り出しになった。遊ぶ人の数はたしかに増えていて、映画公開の週末をはさんで、1日あたりのアクティブプレイヤー数(推計)はこう変わっている。

作品公開前公開後増加率
バイオハザード RE:2約7.8万人約11.6万人+48%
バイオハザード RE:4約19.9万人約24.7万人+24%
バイオハザード RE:3約2.8万人約3.5万人+25%
バイオハザード レクイエム約11.8万人約14.3万人+20%

伸びがいちばん大きかったのは『RE:2』。映画の筋立ては、ラクーンシティの一夜に巻き込まれる配達員の話で、作品の舞台が近い旧作に手が伸びたのは自然な流れかもしれない。

ただし、売上の話になると事情が変わる。カプコンは映画公開の約1週間前から旧作の値下げを始めていて、Alinea Analyticsは「値下げだけの期間」と「値下げに映画が重なった期間」を分けて比べている。PS5では『RE:2』の本数がほぼ倍、『RE:4』が+77%になった一方、Steamでは『RE:2』が+16%、『RE:4』は横ばいだった。値下げの分を差し引いた映画単体の上乗せは、PS5の『RE:2』『RE:4』で本数にして50〜65%ほど。とはいえ大幅に安くなった価格で売れた分なので、金額としての寄与は小さい、というのが結論だった。

定価で売られているレクイエムについては、映画公開の週末にPS5での売上がむしろ4%下がった。映画は既存のプレイヤーを呼び戻しはしたものの、フル価格の新作を買う新しい客を大きく増やしたわけではない、という見方になる。レクイエムの記録的なペースは、映画が来る前、発売直後の数か月でもう作られていた、というのが推計から読み取れる筋だにゃ。

映画のほうは批評家からの評価も高く、公開前から話題が先行していた。

📄 実写映画『バイオハザード』が批評家スコア97%、ゲーム原作映画で最高水準の評価

国内での公開は10月9日。海外と同じように、日本でも公開に合わせて旧作に手を伸ばす人が出てくるのかどうか。値下げの有無で分けて見れば、今度も映画だけの力がどれくらいかが数字に出てくるはずだ。

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