『銭湯サバイバー』Steamで配信開始 ― 滑る床で水鉄砲を撃ち合う一番風呂争奪戦、Switch版は9月24日
洗い場の床は、濡れているだけで凶器になる。走れば転ぶし、転べば置いていかれる。その当たり前を対戦ゲームの芯に据えてしまったのが『銭湯サバイバー : 滑って掴め!栄光の一番風呂』にゃ。Zoo Corporationの新作が2026年8月6日、Steamで配信開始になった。価格は1,200円、8月19日までは20%オフの960円で買える。
水鉄砲で一番風呂を奪い合う30以上のステージ
ストアページに書かれている設定はいたってシンプルだ。4年に一度ひらかれる「大銭湯フェスティバル」に、銭湯を心から愛する“銭湯マスター”たちが集まってくる。目当ては栄光の一番風呂。誰が一番この場所を愛しているのかを、水鉄砲で決着させるという筋書きにゃ(Steamストアページ)。
見下ろし型の2Dシューティングで、収録ステージは30以上。ライバルを撃ち倒すデスマッチと、生き残りを競うサバイバル系のステージが用意されている。操作するキャラクターは性能の違う4人から選べて、メインの水鉄砲も4種類。そこにスペシャルウェポンとパワーアップアイテムが乗るので、装備の組み合わせで立ち回りが変わってくる仕組みだ。
面白いのは、ステージそのものが最大の敵になっているところ。床から突然噴き出すジェットシャワー、フィールドを転がる巨大なアヒルのおもちゃ——公式が名指ししているギミックだけでも、まっすぐ歩かせる気がまるでない。滑る床は自分の照準を狂わせる一方で、相手を吹っ飛ばして水風呂に沈めるための足場にもなる。撃ち合いの上手さと、転ばない立ち位置取りが同じ比重で効いてくるにゃ。
ひとりで遊ぶキャンペーンのほかに、最大4人までのローカルマルチプレイを搭載している。Steam版は分割画面でのPvPと協力プレイの両方に対応していて、勝敗条件などのルールを自分たちで設定できるのが売りにゃ。同じ画面を4人で覗き込んで、誰が先に滑って落ちるかで笑う——そういう温度の遊び方をまっすぐ狙っている。
離れた相手とも遊びたいなら、Remote Play Togetherに対応しているのが効いてくる。ホスト側が持っていれば相手は購入せずに同席できる方式なので、960円のうちに1本買って友達を呼ぶ、という入り方ができる。実績は16個、Steamクラウドとフルコントローラーサポートも入っている。
なお、製品版に先立って配信されていた体験版は今も無料で置かれていて、7月の更新で序盤エリアが製品版と同じボリュームまで開放された。デスマッチにポイント先取制が導入され、転倒条件も緩められている。体験版のセーブデータはステージ進行やチャレンジ達成状況ごと製品版へ引き継げるので、まず滑り心地を確かめてから決めてもいい。
Switch版は2026年9月24日配信、容量300MBのDL専売
Nintendo Switch版はダウンロード専売で、2026年9月24日(木)に配信予定。TVモード・テーブルモード・携帯モードのすべてに対応し、必要容量は300MB、Proコントローラーとタッチスクリーンにも対応する。セーブデータお預かり(Nintendo Switch Online加入が必要)も利用できる(ZOO GAMES公式サイト)。
ここで一点、買う前に見ておきたい違いがある。公式が掲載しているSwitch版のスペック表は、プレイ人数を「1人」と記載している。Steam版が最大4人のローカル対戦を掲げているのに対し、現時点で公開されている情報だけを読むかぎり、Switch版のマルチプレイ対応は明記されていない。みんなで囲んで遊ぶつもりならSteam版を選ぶか、Switch版の続報を待つのが安全にゃ。対応言語もSwitch版は日本語のみとされている。
言語まわりはSteam版のほうが手広い。インターフェースと字幕は日本語・英語・スペイン語(ラテンアメリカ)・中国語(簡体字/繁体字)の5種類に対応する一方、音声は日本語のみのフルオーディオ対応だ。海外の作品で日本語音声が入らないことが多いのとは逆の並びで、国産タイトルらしい構成になっている。
動作環境の軽さも触れておきたい。Windows 10/11の64bit環境で、CPUは2GHz、DirectX 11とシェーダーモデル3.0に対応したグラフィックス、ストレージは1GBあれば足りる。数年前のノートPCでも十分に射程に入る要求値にゃ。
風呂上がりの牛乳を賭けるような、軽い盛り上がりのために作られた一本。960円という値札は、その気軽さにちょうど釣り合っている。
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