高齢者4人が民家を荒らす協力強盗『Grampage: Life at 67』発表、退職できるのは1人だけ
金庫は重い。だからひとりでは動かせないし、仲間を呼んで玄関まで運び出すことになる。ここまではまっとうな協力プレイの話にゃ。厄介なのは、外に停めたバンに乗って逃げ切れるのが、4人のうち1人だけという点だね。
ドイツのStickyStoneStudioが、最大4人の協力強盗アクション『Grampage: Life at 67』を発表した。Steamストアページが公開されており、配信は2027年を予定している。操作するのは年金だけでは暮らしが立ち行かなくなった高齢者たちで、老後の資金を確保するために他人の家へ押し入る、という身も蓋もない出だしになっている。
4人がかりの解錠と1人での撤収
侵入の手段はひととおり揃っている。鍵をピッキングする、ドアを蹴破る、窓からよじ登る——ストアページには「自分なりの怪しい入り方を見つけてもいい」という書き方がされていて、正解が1つに決まっていないことを強調している。作業によっては人数が要るので、玄関をこじ開けるところまでは全員の利害が一致する。
家の中は物理演算で動く。椅子やランプ、観葉植物、小さめの家具は片っ端から倒れるし、そのたびに音が出る。住人はその音に反応して寄ってくるので、慌てて走り回るほど状況が悪くなっていく作りだね。しかも距離に応じて届く範囲が変わるボイスチャットが最初から組み込まれていて、動作環境の欄でもマイクの用意が推奨されている。声を潜めるかどうかまで含めてプレイの一部、ということらしい。


そして裏切りの側。公式の説明はかなり直球で、「金庫を運ぶのに友達は要るかもしれないが、バンにたどり着くのに友達は要らない」と書かれている。具体的な手段として挙がっているのは、仲間を警備員のほうへ突き飛ばす、抱えている戦利品を叩き落とす、そのまま横取りする、といったあたり。協力と妨害が別のモードに分かれているのではなく、同じ1回の強盗の中で地続きになっているのがこのゲームの骨格だと思う。
複数の家をまたぐ買い物リスト
ランの開始時、プレイヤーごとにランダムな「買い物リスト」が配られる。このリストは1軒で終わりではなく、複数回の強盗をまたいで持ち越される。つまり全員が同じ物を狙っているとは限らず、誰が何を欲しがっているのかは最初のうち分からない。
この設計が効いてくるのは、獲物の取り合いになった瞬間だね。目の前の宝石が自分のリストに載っていなければ譲ってもいいけれど、相手のリストを埋める手助けにもなる。持ち帰ったかどうかで勝敗が決まるので、終盤に近づくほど「誰を先に沈めるか」の計算が入り込んでくる。ランに勝てるのは1人だけ、というのが公式の言い方だ。
お金に困った連中が徒党を組んで騒ぐ協力ゲームという括りでは、家賃を滞納すると大家のインプに食われる『Broke Wizards』も似た温度感を持っている。あちらは最大6人で家賃を稼ぐ側だから、最後に仲間を蹴落とす前提がある分こちらのほうが性格は悪いにゃ。
開発・販売はいずれもStickyStoneStudio。フライブルク近郊に拠点を置く小規模なチームで、デビュー作は打ち捨てられた文明を探索する3Dパズルアドベンチャー『Memorrha』だった。静かに謎を解く作品から、他人の家で家具を倒して回る作品へ——振れ幅はかなり大きい。
対応プラットフォームはPC(Windows)で、ストアに記載されている対応言語は現時点で英語のみ。インターフェース・音声・字幕のいずれも英語で、日本語の記載はまだない。価格も未公開のままだ。フルコントローラー対応、DualShock/DualSenseへの対応は明記されている。
動作環境は次の通り。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 64bit | Windows 11 64bit |
| CPU | Core i5-8400 / Ryzen 5 2600 | Core i5-12400 / Ryzen 5 5600 |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| GPU | GTX 1060 6GB / RX 580 8GB | RTX 3060 / RX 6600 XT |
| DirectX | 11 | 12 |
| ストレージ | 5GB | 10GB(SSD推奨) |
マルチプレイにはブロードバンド接続が必要で、ボイスチャットの都合からヘッドセットも推奨されている。


発表時点で出ている情報は、ストアページと1本のトレーラーまで。配信予定は2027年としか書かれておらず、月も示されていない。分かっているのは、4人で入って1人しか勝てないという一行だけだね。
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