Steamの2026年売上、初の200億ドル超えか 1〜8月で推計150億ドル
Steamで売れたゲームの総額が、8月の時点で2023年の1年分を超えたらしい。調査会社のAlinea Analyticsが9月3日に出したレポートによると、2026年1〜8月の総売上は約150億ドル。前の年の同じ時期より15%ほど多いそうだ。この勢いが続けば、1年で200億ドルを初めて超えるという見通しになっている(Alinea Analyticsのレポート)。
ただし、この数字はValveが出したものではない。Steamは売上を公表していないので、全部が外部からの推計なんだ。Redditのr/Steamでこの話題が盛り上がったのも、そこが引っかかった人が多かったからだにゃ。
Steam総売上、2026年に200億ドル超えへ
Alineaの推計を年ごとに並べると、伸び方がよく分かる。
| 期間 | Steamの総売上(推計) |
|---|---|
| 2023年(通年) | 約131億ドル |
| 2025年(通年) | 約199億ドル |
| 2026年1〜8月 | 約150億ドル(前年同期比 約+15%) |
| 2026年(通年の見通し) | 200億ドル超 |
2025年は200億ドルにわずかに届かなかった。2026年はその壁を越えそう、というのが今回の話だ。ここで言う「総売上」は、Steamで売れたゲームの金額を全部足したもの。Valveの取り分(手数料)や利益ではないので、そこは区別しておきたい。
2026年の新作で売上が大きかったのは、『Forza Horizon 6』(約2億1,050万ドル)、『Crimson Desert』(約2億330万ドル)、『Resident Evil Requiem』(約2億90万ドル)。そのあとに『Slay the Spire 2』『Subnautica 2』などが続く。上位6本を合わせても10億ドル弱で、全体の約6.6%にとどまるそうだ。
2026年に出た新作を上位100本まで広げても、約24億ドルで全体の15.9%。残りの大部分は、前の年までに発売された作品が稼いでいる計算になる。大作の発売で一気に伸びたわけじゃない。昔からの作品が長く売れ続けていることが、この記録を支えているみたいだね。
r/Steamでまず目立ったのは、数字の出どころを疑う声だった。
あの調査会社は2021年ごろの本物の数字を手に入れて、それからずっと引き伸ばして計算しているだけに見える。実際のデータなんて持っていないんだから。
「じゃあ全部仮定の話?」という返信には、こんな説明が付いた。
もちろんそう。Steamは非公開企業だから、売上は税務当局以外には出さない。あとは、Wolfireの訴訟で証拠開示として出させられたときくらい。本当の売上が分かったのは、あの一度だけだよ。
ここで出てくるのは、Wolfire Gamesなどの開発会社がValveを相手に起こした反トラスト訴訟のこと。確かに、この裁判の資料からValveの内部の数字がいくつか表に出たことはある。ただ、Alineaの推計がそれを下敷きにしているかどうかは分からない。「外部からの推計である」という点ははっきりしているけど、「古いデータを引き伸ばしただけ」というのはあくまで1人の見立てだ。
もっと力の抜けた受け止め方もあった。
正確な数字は知らないけど、確かな筋によれば「たくさん」らしい。
ゲイブ後のSteamを心配する声
売上の大きさから、話はSteamがこの先どうなるかへ移っていった。ある人は、業界全体がこのお金を欲しがっているとして、「投資会社がまた山ほど訴訟を起こすんじゃないか」と皮肉った。別の人は、もっと切実な心配を書いている。
ゲイブ・ニューウェルが亡くなったあと、どこかにSteamが買収されるのが本当に怖い。

これに「ゲイブの息子が継いで、今のまま続ける計画らしい」と返す人がいて、「それなら安心だ」という反応が付いた。でも、すぐに別の方向からツッコミが入る。
みんなゲイブが好きなのは分かるけど、今度は世襲でもOKってこと? 反対ではないけど、なんだか面白くて。
「非公開企業ってそういうものだよ」「中身が変わらないなら誰が継いでも関係ないのでは」と、世襲を気にしない声がこれに続いた。一方で「その話は初めて聞いた。どこで見たの?」と出どころを尋ねる人もいる。後継ぎの話について、Valveが公式に何か発表したことは確認できていない。スレッドの中でも、最後まで裏付けは出てこなかった。
Steamの社員はみんな、自分たちが業界の「金の卵を産むガチョウ」を抱えていると分かっている。後継者の計画は、たぶんアメリカ政府より細かく作ってあるよ。
最後に、いちばん意見が割れたのが「Steamの稼ぎはどこから来ているのか」という話だった。「ゲームを表の看板にしたギャンブルサイトであり続けるだけ」という辛口の書き込みに、「大人が自分のお金をどう使おうと自由」「子どもを見るのは親の役目だろう」と反論が付く。するとさらに、「その理屈なら子どもがカジノに入って遊んでもいいことになる。Valveがやっているのはそのレベルだ」と言い返す声も出た。ゲーム内アイテムのランダム要素をどこまで許すかは、売上の記録とは別に、ずっとくすぶり続けている論点だにゃ。
推計のとおりなら、2026年の残り4か月で必要なのはあと50億ドルほど。毎年いちばん売上が大きくなる年末のセール期は、まだこれから来る。
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