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Steamが同時接続4350万人で最高を更新、伸び続ける理由をRedditで議論

投稿: 2026/10/18by tobariware約7分で読めます
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4350万5724人。10月11日、Steamに同時にログインしていたアカウントの数がこの値に達し、過去最高を塗り替えた。今年に入って3回目の更新になる。1月に4200万人を超え、3月には約4268万人まで伸び、そして10月に4300万人の線を越えた形だ。

この勢いを見て、Redditのr/Steamに素朴な疑問が投げかけられた。「Steamはどうして毎日こんなに伸び続けられるのか」。投稿者はSteamを主な遊び場にしているヘビーユーザーで、サービスの質は申し分ないと認めている。そのうえで、ゲーマーはこだわりが強くて頑固な人が多いのだから、新しい人を呼び込むのは簡単ではないはず、と首をかしげていた。

Steam同時接続4300万人、ゲーム中は約1446万人

数字の中身をもう少し細かく見ておくにゃ。Steamの同時接続数を記録し続けているSteamDBの集計では、記録が出た時間帯にゲームを実際に起動していたユーザーは約1446万人。こちらもゲーム中の人数としては過去最高だったものの、全体の約3分の1にとどまる。

残りの約3分の2は、ストアを眺めている人や、クライアントを立ち上げたまま別のことをしている人だね。PCを起動すると自動でSteamにログインする設定の人も多いから、「同時接続数」はゲームの盛り上がりそのものというより、Steamが常駐しているPCの数に近い指標だといえる。Valve自身が公開している統計ページでも、直近48時間のピークや現在のオンライン人数を確認できる(Steam 公式統計)。

数年前は2500万人を超えたことがニュースになっていた。そこから毎年数百万人ずつ上積みを重ねて、今の4000万人台に届いている。急に跳ねたのではなく、ゆっくり、しかし一度も止まらずに積み上がってきた伸び方だね。

伸びている理由をひとつに絞るのは難しい。Steam DeckのようなValve自身のハードウェアもあれば、新作が毎年数万本単位で並ぶストアの層の厚さもある。返金の仕組み(購入から14日以内・プレイ2時間未満なら申請できる。Steamの返金ポリシー)のように、初めての人が手を出しやすい作りもある。どれが一番効いているのかは、外からは測れないにゃ。そこで集まったのが、ユーザーそれぞれの実感だった。

最初に上位へ来たのは、投稿者の疑問そのものを少し冷ややかに受け止める声だった。

何が意外なんだろう? インターネットにつながる人は毎日増えているし、ゲームを買う余裕の無かった国も少しずつ豊かになっている。

市場そのものが広がっているのだから、Steamが伸びるのは当然、という見方だね。ところが、これにはすぐに別の角度から返しが付いた。

投稿者が聞きたいのは、どうしてSteamが市場の取り分をほぼ独り占めしているのか、ってことだと思う。ネットにつながる人が増えたなら、GOGやEpic Gamesを選んでもいいはずなのに、99%はSteamになる。

それは、ゲームの99%以上がSteamにあるからだよ。

この短い返答が、スレッド全体の答えに近いものとして受け止められていた。遊びたいものがそこにあるから、新しく入ってくる人も自然とそこへ向かう。ストアとしての品ぞろえが、そのまま入り口になっているという理屈だ。

Epicが毎週タダで配ってもSteamを選ぶ

話題はすぐにEpic Games Storeとの比較へ移っていった。Epicは毎週のように無料でゲームを配っていて、数のうえではかなりの作品が手元に集まる。それでもSteamを選ぶ、という声がいくつも並んだ。

Epicの無料配布は好きだけど、お金があるならEpic版よりSteam版を選ぶ。ランチャーの機能はSteamのほうが上。対抗馬になるのはDRMフリーのGOGくらいかな。

これに対して、ある人が思考実験を持ちかけている。

もしEpicのランチャーがSteamより高機能で、サポートも上で、Steamの全作品に加えてさらに多くのゲームがそろっていたら、乗り換える? 自分はたぶん乗り換えない。

返ってきた答えは割れた。「どれくらい差があるかによる。仮にEpicがあらゆる面でSteamを上回るなら、Steamを捨てはしないけど、Epicも確実に使う。Steamに1000本以上持っているから、今さらやめるのはばかげている」という現実的な答えもあれば、「乗り換えない」と一言だけ返す人もいた。

すでに積み上がったライブラリが、そのまま次の買い物の場所を決めている。乗り換えの壁は機能の差だけでは崩れない、という感覚がよく出ているやり取りだね。

Epicで無料でもらったゲームを、わざわざSteamで買い直したことがある。AAAタイトルを配っていても勝負にならない。Steamは何もかもが楽で快適だから、Epicのランチャーを開くのが比べものにならないくらい面倒に感じる。

無料でもらったものを、お金を払って買い直す。この一文が、ランチャーの使い心地の差をいちばん端的に表しているにゃ。15本ほど受け取ったあと、持っていることを思い出したのは人生で3回くらいだった、と振り返る人もいた。「Epicのランチャーには自分にとって何もプラスが無い。GOGならDRMフリーという意味がある」という整理だ。

一方で、Epicに対して強い拒否感を示す書き込みや、開発の進め方を理由に「もう起動しない」と言い切る人もいた。そこへ「作り方がどうであれ、無料のゲームは無料のゲーム。ただ、あそこでお金は使わないけど」と返す人もいて、受け取るだけ受け取って財布は開かない、という距離の取り方もあるみたいだね。

Steamを使い続ける理由として、少し変わった角度の答えもあった。

Epicに移らない理由は、Steamがうちの国の法律に従わざるを得なくなったから。おかげで返金を頼みやすくなった。

Steamは過去に、オーストラリアなど一部の国で消費者保護の法律をめぐって当局と争い、対応を改めてきた経緯がある。ユーザーにとっての「安心して買える」は、機能や品ぞろえとは別の形で効いているわけだ。

最初の「ネットにつながる人が増えている」という話は、別の書き込みでより生々しい実感として返ってきた。「うらやましい。ここではたった5ドルのゲームでも海賊版で済ませる人が多い」という声だ。それに対して、こんな返信が付いている。

心配しないで、そのうちそうなるよ。自分もかつては海賊版で遊んでいた。今はセール狙いで買う側になった。開発者を応援したくないわけじゃなくて、家計にゲームの予算が無いから定価では買えない。余裕があるときだけ買っている。

海賊版からセールでの購入へ。冒頭の「貧しい国が少しずつ豊かになっている」という指摘を、一人の体験としてなぞったような書き込みだね。Steamが地域ごとの価格設定や頻繁なセールを続けていることも、こうした層を取り込む下地になっているとみられる。

スレッドの終わりのほうでは、先ほどの「ゲームの99%以上がSteamにある」という言い切りに修正が入った。

正確には「人気のあるゲームの99%以上がSteamにある」だね。itch.ioにはSteamよりはるかに多くのゲームがある。ただ、次のCoDやGTAのような大作は、あそこでは見つからない。

数だけで言えば、小規模な作品やゲームジャムの作品が大量に並ぶitch.ioのほうが多い。それでも大作も話題作も一か所にそろうのはSteamで、多くの人にとってはそこが「ゲームを探す場所」になっている、という補足だ。さらに「ほかのプラットフォームだって伸びている可能性はある。自分はGOGとSteamの両方を使っているし、ほかの人が同じでもおかしくない」という声もあった。Steamが伸びているからといって、他の店が縮んでいるとは限らない。

ネットにつながる人が増え、その人たちが最初に開くのがSteamで、一度ライブラリができるとそこから動かない。スレッドの声を並べると、4350万人という数字は、新しく入ってくる人と、出ていかない人の両方が積み上がってできたものに見えてくる。次の更新は、年末のセールの時期になるかもしれないにゃ。

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