『Virtue and a Sledgehammer』10月27日発売、故郷の町をハンマーで壊して進むナラティブ探索
「ここまでで、いちばんきつい作品になるかもしれない」。開発元がわざわざそう前置きして、発売日を知らせてきた。
Deconstructeam(『The Red Strings Club』『The Cosmic Wheel Sisterhood』)とSelkie Harbour(『Many Nights a Whisper』)が共同で開発し、Devolver Digitalが販売する『Virtue and a Sledgehammer』。10月27日にSteamで発売されることが、9月20日に公式から発表された。価格は北米で14.99ドル(Devolver Digitalのプレスリリース)。日本円の価格はまだストアに出ていない。
道が無いなら壁を壊す、アンドロイドの住む故郷
舞台は主人公が生まれ育った山あいの町。いまそこで暮らしているのは、デジタル化された元の住人たちをかたどったアンドロイドで、ストアの紹介文では「亡霊」とも呼ばれている。手にしているのは重さ20ポンドのスレッジハンマー1本。進む道がはっきりしない場所では、建物も壁も叩き壊して自分で道を作ることになる。


ただ、爽快な破壊アクションとして売り出しているわけではない。壊すのは子どものころの思い出が残る場所そのもので、瓦礫の中から温かい記憶も、つらい記憶も掘り起こされていく。ストアの説明にある「暴力によるカタルシスは魂を癒やすのか、それとも痛みを強くするのか」という問いが、この作品の芯になっている。
もう一つの柱が、インタラクティブフィクションとして描かれる映像的な場面。主人公の恐れや望み、家族それぞれの美徳と欠点がもつれ合う様子が、会話の選択を通して明かされていく。テーマとして掲げられているのは「家族、伝統、そしてはみ出し者であること」。『The Red Strings Club』で会話劇を、『The Cosmic Wheel Sisterhood』で選択が積み重なる物語を作ってきたスタジオらしい組み合わせだね。



体験版は最初のエリアまで、日本語は字幕とUIに対応
発売日の告知と同じ日に、開発チームはSteamのニュース欄で完成版についてこう書いている(Steamの公式ニュースより・日本語訳)。
6月に公開したデモは遊んでくれたかな? あれにはゲームの最初のエリアが入っていた。製品版には驚きがたくさんあるし、恐ろしいものもいくつか待っている。ただ、覚悟はしておいてほしい。ここまでに全編を遊んだ人たちからは、感情的にすっかり消耗したという声が届いている。私たちのこれまでの作品の中で、いちばん過酷なものになるかもしれない。
その6月から配信中の体験版はいまも遊べる。製品版の対応言語は7言語で、日本語はインターフェースと字幕に対応、音声は非対応。音声はどの言語にも用意されていないので、会話はすべて文字で読む作りだね。ストアに並ぶスクリーンショットでも、会話やモノローグが日本語で表示されている。
- 発売日: 10月27日
- 対応機種: PC(Steam)
- 日本語: インターフェース・字幕(音声は非対応)
- コントローラー: フルサポート
- 体験版: 配信中
開発元が「消耗する」と言い切ったのは、ハンマーを振る手応えではなく、壊したあとに残るもののほうだにゃ。
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