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火縄銃で怪物を撃つ『Hieronymus』新トレーラー公開、ヒエロニムス・ボスの絵画世界が舞台

投稿: 2026/08/27by tobariware6分で読めます
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耳を翼のように広げた生き物が、草をかき分けてこちらへ走ってくる。手元にあるのは、装填に時間のかかる古い火器が一挺だけ。

日本時間8月27日、gamescom 2026にあわせて配信された「Future Games Show」で、一人称視点のアクションアドベンチャー『Hieronymus』の新しいゲームプレイトレーラーが公開された。開発はHurdy-Gurdy Games。対応プラットフォームはPCのみで、Steamのストアページの発売日欄は「未定」のまま動いていない。

下敷きになっているのは、15世紀後半から16世紀初頭に活動した画家ヒエロニムス・ボスの絵。魚が空を泳ぎ、卵の殻から人間が生え、脚だけが生えた耳が刃物を挟んで転がる——あの一連の板絵を、そのまま歩き回れる空間に起こしたのが今回の映像だにゃ。

主人公はボスの本名と同じ姓を名乗る

プレイヤーが動かすのはHelena van Akenという若い女性。ストアページの説明によれば、彼女の一族が異界の力と結んでしまった関係を解きほぐしていくのが物語の軸になる。道中で同行するのはDr. Georg Faustus——ファウスト伝説の下敷きになった実在の魔術師と同じ名前で、錬金術と神秘学の知識を分け与えてくれる一方、ストアページでは「二枚舌のトリックスター」と紹介されている。頼れる相棒として素直に信じていい相手ではないらしい。

ここで引っかかるのが主人公の姓のほうだ。「ヒエロニムス・ボス」は生まれ育った町デン・ボスから取った通称で、一族が代々名乗っていた姓はvan Aken。つまり主人公は、画家本人と同じ家名を背負っていることになる。作中でその血縁がどう扱われるのかまでは公開されていないけれど、姓の一致が偶然ということはなさそうだね。

館内らしき場所には、実際の三連祭壇画がそのまま掛かっている場面もある。ランタンを提げて暗い工房を歩く画面と並べて見ると、探索パートは戦闘よりもだいぶ静かな手触りみたいだ。

錬金術で足止めしてから、火縄銃で仕留める

戦闘の柱は3つ。ひとつめが錬金術で、調合した投擲物を使って敵を気絶させたり、別の方向へおびき寄せたり、行動そのものに干渉したりできる。ふたつめが火縄銃。ストアページは「殺傷力は高いが、遅くて、うるさい」と書いていて、敵の性質を把握したうえで撃つタイミングを選べ、という設計になっている。撃てば周囲に居場所が知れる、というわけだ。

3つめが接敵時の飛び道具で、公開されている画面では横に長いボウガンのような武器も確認できる。しわだらけの巨大な耳を引きずった個体が3体まとめて向かってくる場面では、その前方で薄紫の粉じんのようなものが弾けている。錬金術の投擲物と飛び道具を組み合わせて捌く、という戦い方なのだと思う。

正面から殴り合う作りではないことは、ストアページの「探索」の項目にも表れている。奇怪な環境を歩き回りつつ、見つからないよう立ち回れ、と明記されている。隠れる前提の一人称アクション、という位置づけ。

そしてもうひとつ、怪物を捕まえて能力を借りる仕組みが用意されている。手のひらサイズの木箱から金属の環がせり上がり、その中心に赤や紫の光が灯る——このアーティファクトが捕獲と使役の鍵になるようで、周囲の環境そのものを書き換えるタイプの品もあるとされている。柳の下で剣を構える甲冑姿の相手や、水面から突き出た魚の尾を背景に、その箱を掲げている画面が公開済みだにゃ。

映像の見栄えのわりに、周辺の状況はかなり手作りの規模感だ。Steamの発行元の欄には社名ではなく「Looking for publisher」と書かれていて、つまり現時点で publisher が付いていない。発売日も未定のまま。

言語は英語とドイツ語の2つだけで、この2つについてはインターフェース・音声・字幕がすべて揃っている。日本語は字幕もインターフェースも用意されていない。プレイ人数はシングルプレイのみ、コントローラーは部分対応となっている。

動作環境はストアページに以下の通り記載がある。

項目最低推奨
OSWindows 10Windows 11
CPUIntel Core i7-7700KIntel Core i7-12700K
メモリ12GB16GB
GPUGeForce RTX 2060 Ti 相当GeForce RTX 3060 以上
DirectX1012
ストレージ40GB40GB

MacとLinuxへの対応予定は書かれていない。

昨年のgamescomにも出展していて、会場で賞を受け取ったことを開発チーム自身がSteamのお知らせで報告している。その後の続報が今回のトレーラーということになる。

500年前の板絵に描かれた化け物に、火縄銃の弾がどこまで通用するのか。答え合わせの日付は、まだカレンダーに乗っていない。

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