『時のオカリナ』Switch 2版の発売前に、Amazonで個人出版の「攻略本」が少なくとも3冊売られている
ゲームの発売は11月5日。その「完全攻略ガイド」が、10月の半ばからもう売られているにゃ。
Nintendo Switch 2版『ゼルダの伝説 時のオカリナ』は、公式サイトによると2026年11月5日発売。価格はパッケージ版が8,980円、ダウンロード版が7,980円になっている。発売まであと1週間あるのに、Amazonの本のカテゴリでこの作品名を探すと、10月に「新発売」された攻略本が何冊も出てくる。どれも任天堂や大手のゲーム攻略本の出版社が出したものではない。

いま目立つのは次の3冊。どれもペーパーバック(紙の本)で、カスタマーレビューはまだ1件も付いていない。
| 書名(Amazonの表記) | 著者名の表記 | 発売日 | ページ数 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| ゼルダの伝説 時のオカリナ 完全攻略ガイド: メインストーリー完全攻略、全ダンジョンの謎解き… | Noboyaki Reizaku | 10月14日 | 142 | 3,699円 |
| ゼルダの伝説 時のオカリナ 完全攻略ガイド: 全ダンジョン・ボス攻略|ハートのかけら全36個… | 高瀬 悠斗 | 10月19日 | 151 | 5,500円 |
| ゼルダの伝説時のオカリナリメイクゲームガイド: 戦闘、収集アイテム、サイドクエスト… | パール・B・ブライアン | 10月20日 | 299 | 4,950円 |
商品ページの登録情報を見ると、出版社の欄は3冊とも「Independently published」。個人がAmazonのセルフ出版サービスを使って出したときに付く表記だね。ISBNもそろって「979-8」から始まっていて、日本の出版社の本に付く「978-4」とは番号の系統が違う。
なかでも10月14日発売の1冊はゲームファンブックの売れ筋ランキングで6位に入っていて、作品名で探した人が実際に買っているとみられる。
「リメイク」を名乗る1冊、中身は一般論ばかり
3冊のうち書名に「リメイク」と入っているのは、10月20日発売の『リメイクゲームガイド』だけ。ところが商品説明に並ぶのは「戦闘攻略」「収集アイテム」「サイドクエスト」「隠された報酬」「ハイラル探索」という見出しと、「敵との戦いに備え、冒険を進めるための戦略を学ぼう」のような一般的な文ばかりにゃ。ダンジョンの名前も、アイテムの名前も、Switch 2版で何が変わったのかも1つも出てこない。299ページという厚さに比べて、説明から読み取れる情報はほとんどない。
残りの2冊は、書名にも説明にも「リメイク」や「Switch 2」の文字が無い。説明に並ぶのはデクの樹サマ、ドドンゴの洞窟、森・炎・水・闇・魂の神殿、ハートのかけら「全36個」、黄金のスタルチュラ「全100匹」といった項目で、これは1998年のNINTENDO 64版から続く内容と重なる。それでも発売日は2026年10月で、Switch 2版の発売を目前に控えた時期に出ている。作品名で検索する人の目に入る形なのは同じだね。
Switch 2版はNINTENDO 64版のフルリメイクで、64版には無かったジャンプやダッシュが加わり、イベントシーンもフルボイスになる。遊び方そのものが変わっている部分がある以上、64版や3DS版の知識をなぞった本がそのまま使えるとは限らない。
いま公式サイトのソフト紹介ページに、攻略本やガイドブックの告知は載っていない。3DS版『時のオカリナ3D』のときは「任天堂公式ガイドブック」が出ていたけれど、Switch 2版の公式ガイドブックや、出版社からの攻略本の発売告知は、10月28日の時点でまだ出ていない。つまり、いまAmazonで買える「Switch 2版向け」とされる攻略本に、出版社の名前が付いたものは1冊もない状態にゃ。
Amazonのセルフ出版サービス「Kindle ダイレクト・パブリッシング」では、ヘルプページで、本の文章や画像、翻訳にAIで生成したものを使った場合はAmazonへ申告するよう出版者に求めている。ただ、その申告が商品ページに表示されることはなく、買う側には分からない。この3冊がAIで作られたかどうかも、商品ページからは判断できない。

見分けるための手がかりは、商品ページの下にある「登録情報」の欄に出ている。出版社が「Independently published」で、ISBNが979-8から始まり、ゲームより先に発売されている。この3つがそろった『時のオカリナ』の攻略本は、11月5日の時点ではまだ誰も遊んでいないゲームについて書かれた本ということになるにゃ。

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