『ゼルダの伝説 時のオカリナ』が11月5日発売、鼻歌に合わせてリンクがオカリナを吹く新機能も
夜のハイラル平原で、青沼英二プロデューサーがコントローラーに向かって鼻歌を歌う。すると画面の中のリンクが、その旋律をそのままオカリナで吹き返した。
Nintendo Switch 2の『ゼルダの伝説 時のオカリナ』は11月5日発売。1998年にNINTENDO 64向けに出た初の3Dゼルダを、28年越しに現代の技術で作り直したものにゃ。タイトル自体は今年6月に発表されていたけれど、実際に動いているところが公開されたのは9月8日の「ゼルダの伝説40周年 Direct」が初めて。しかも映像ではなく、青沼氏が自分で操作しながら順に説明していく実演という形だった。
この40周年Directは、2日続けて配信されるうちの1本目にあたる。
実演の締めくくりに置かれたのが、タイトルにもなっている楽器の話。夜のハイラル平原で「太陽の歌」を吹くと、一瞬で朝になる。昼だけ・夜だけのイベントがあるので、この曲は今作でも重要な役割を持つ。
そこへSwitch 2ならではの仕掛けが乗る。プレイヤーが実際に鼻歌を歌うと、それに合わせてリンクがオカリナを演奏してくれる。青沼氏は続けて、Nintendo Storeで発売予定だという「ゲームに出てくるオカリナを再現した実物の楽器」を取り出して吹いてみせ、こちらにもゲーム側が反応した。そのまま馬を呼ぶ曲になっていたようで、画面の奥から馬が駆けてくるところまで見せている。大人になったリンクは馬に乗れる、という説明で実演は終わった。
コントローラーのマイクに向かって歌えば通る、という手軽さなので、楽器を持っていない人でも触れる遊びだと思う。
64にはなかったジャンプとダッシュが加わる
操作まわりの変更は、序盤のコキリの森からひとつずつ紹介されていった。
まずカメラ。今作はスティックでぐるぐる回せるようになり、世界の隅々まで見渡せる。64時代はスティックが1本しかなくて実現できなかった部分にゃ。
そしてジャンプ。64版では崖に近づくと自動でジャンプする仕組みだったけれど、今回はボタン操作で跳べる。青沼氏いわく「操作でのアクションとしては大きな変更」。実演中に水へ落ちても問題なく、リンクは泳げるうえに加速もでき、水中に沈んでいるものへ潜ることもできる。
長距離の移動にはダッシュが用意された。ボタンを押しっぱなしにすると走り続ける形で、かつて前転を連発して移動していた人にはこちらのほうが素直だろう。処理速度も64時代から上がっていて、戦闘や移動が小気味よく動くと説明されていた。
戦い方の骨格は変わっていない。敵が出たらまず「注目」して相手を中心に動く。相棒の妖精ナビィに話しかければ「気をつけて デクババよ!」と弱点のヒントを教えてくれる。買っておいたデクの実を投げて敵をひるませ、隙に斬る、という流れも実演されていた。
一方でアイテムまわりは近年のゼルダに寄せてある。装備の切り替えはワンボタンで済み、デクの樹サマの中で手に入れたパチンコは、ジャイロで狙いを定めることも、「注目」を押して即座に照準を合わせることもできる。
森を抜けてハイラル平原へ出るところで、エリア移動のロード画面が挟まる。これは技術的な都合というより、原作らしさを踏襲してあえて残したものだと明言されていた。
平原で紹介された新機能が「時の軌跡」。ここまでどう冒険を進めてきて、次に何を目指すのかがいつでも確認できる画面で、進めるほど大きなタペストリーの絵が埋まっていく作りになっている。次の目的地が分からなくなったときの案内役と、記録帳を兼ねたようなもの。



ハイラル城下町の変化はもっと分かりやすい。64版ではこの街はカメラが固定されていたが、今作は自由に見て回れる。雰囲気だけで済ませていた奥の裏路地も、今回はきちんと作り込まれたという。街の人からウワサ話を聞いたり、店でミニゲームを遊んだりと、冒険で一息つく場所という位置づけは強まっている。
そして実演の途中で日が傾き、夕方になった。かつては街の中では時間を止めていたけれど、今作は世界のどこにいても時間が流れる。街の表情も、会える人物も、開いている店も時間帯で変わっていく。
キャラクターのセリフはそれぞれの人物らしさが出るよう追加されており、イベントシーンはフルボイス。サウンドもすべて刷新されている。
ZELDA NOTESが対応、『時のオカリナ検定』は2,000問以上
青沼氏のあとを引き継いだのは、共にプロデューサーを務める藤林氏。スマートフォンアプリ「Nintendo Switch App」の連携サービス「ZELDA NOTES」が、『時のオカリナ』にも対応する。すでに『ブレス オブ ザ ワイルド』と『ティアーズ オブ ザ キングダム』のNintendo Switch 2 Editionで動いているものの拡張にゃ。
- 今日の記録 — その日遊んだ内容を時系列で振り返る。写真はプレイ中に自動で撮られて追加され、倒した敵の数などのデータも見られる
- うわさクエスト — スマホに表示された写真を手掛かりに、ゲーム内でその場所を探す。見つけるとポイントが貯まり、オカリナの楽譜と交換できる
- オカリナ演奏 — スマホの画面を押して自由に演奏できる。楽譜があればガイドに沿って吹いたり自動演奏を聴いたりでき、自作の楽譜はQRコードにしてSNSで共有できる
- 時のオカリナ検定 — 知識問題から写真問題まで2,000問以上を収録。挑戦は1日1回だが、ゲーム内で集めたルピーを使えば何度でも再挑戦できる(ルピーはゲーム内の店から送る)
amiiboも新たに2体、「こどもリンク」と「こどもゼルダ」が2027年に出る。使うと特別なお面が手に入るとのこと。
価格はダウンロード版7,980円、パッケージ版8,980円(いずれも税込)。プレイ人数は1人で、CERO区分はB(12才以上対象)。40周年特別デザインのNintendo Switch 2 ゼルダの伝説 40周年 アニバーサリーエディションは10月29日発売で、こちらにソフトは同梱されない。
ここまで中身を見せておきながら、開発を誰が担当しているのかは今回も語られなかった。北欧の量販店の商品ページにモノリスソフトの名が出ていた件も、公式に触れられてはいない。
ダイレクトが終わったその足で、「Nintendo Music」にはタイトル画面の曲が1曲追加されている。
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