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芝刈りで18年を見届ける『18 Summers』、同じ裏庭で過ごす7回の夏

投稿: 2026/10/24by tobariware約5分で読めます
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最初の夏、ポーチで片言をしゃべっていた子どもが、最後の夏には車寄せに立っている。そのあいだプレイヤーがやることは、同じ裏庭の芝を刈ることだけ。

『18 Summers』は、FancyRancyが開発する一人称視点の芝生の手入れゲームだよ。舞台はアメリカ郊外の一軒家の裏庭。芝刈り機を押し、伸びた雑草を抜き、枯れた芝に水をやる。その繰り返しの合間に、家族の18年が流れていくにゃ。Steamにゲームプレイトレイラーが公開されていて、穏やかな映像のなかで少しずつ変わっていく庭の様子が見られる。

本作で描かれる夏は全部で7回。1回の夏を終えると3年が過ぎ、次の夏の庭に切り替わる仕組みになっている。ストアページには、その移り変わりがこう書かれている。

公式のストアページより・日本語訳

この芝生は、18年にわたる7回の夏に刈ることになる。訪れるたびに3年が過ぎている。芝は同じ。でも、ほかは何もかも違う。

プレイマットと水遊びテーブルは砂場になる。砂場はタイヤブランコになる。タイヤブランコは焚き火台と、芝生に置きっぱなしのゴルフクラブになる。花壇は茂り、生け垣は厚くなり、鯉の池は落ち着いていく。

子どもが大きくなっていく様子を、庭に置かれた物の変化で見せる作りだね。夏ごとに庭の配置や小物、BGMも変わるとされている。

家族は、プレイヤーの作業を待ってはくれない。母親は花壇に気をつけてと声をかけ、隣人は「いい感じだね」と言って通り過ぎる。ムービーで手を止めることもなく、みんなそれぞれの夏を過ごしている。そこへ、まったく鳴きやまないコーギーが加わる。この距離感が、本作の空気をつくっているように見えるにゃ。

庭には思い出の品が埋もれていて、区画を刈り終えるたびに1つ見つかる。おしゃぶり、哺乳瓶、テディベア、おもちゃのトラック、片方だけの靴下。拾い上げて手の中で転がすと、それがいつここに置き忘れられたのかを思い出す、という演出だよ。

見つけた品はスクラップブックに貼られていく。数十種類が用意されていて、その夏のぶんを集め終えると季節が次へ進む。ストアの画面には、子どもが描いた自分と父親の絵も写っている。添えられた一文は、自分のほうが父親より2倍も大きく描かれていることへの子どもの言い分で、思わず頬がゆるむ。

芝の上に出しっぱなしのおもちゃは、刈る前に片付けておくのが基本。ただ、ストアの説明には「忘れられた恐竜に刃が何をするのか確かめてもいい」ともある。片付け忘れたら、それなりの結末が待っているみたいだね。

芝刈り機など道具4つは失敗も出費も無い

道具は4つ。広い面を一気に刈る芝刈り機、柵沿いや隅を整える草刈り機、根元からつかんで引き抜く素手、そして3種類の散水モードを切り替えられるホース。ツールホイールでいつでも持ち替えられる。芝刈り機には重さがあって、押せば引っぱられ、急に曲がれば流れる。刈った跡にはきれいな線が残り、同じ芝を二度刈ることはない。

そのうえで、タイマー、スコア、お金、ショップ、強化要素、失敗はどれも無い。どこでもセーブでき、やめたときの芝の状態はそのまま残る。仕事として芝を刈らせる作品とは、正反対の方向を向いている。

  • 対応機種: PC(Steam)
  • 発売日: 未定
  • 価格: 未発表
  • 対応言語: 英語のみ(インターフェース・音声・字幕とも日本語には非対応)
  • 操作: キーボード&マウス、ゲームパッド(フル対応)

刈り終えた庭の端に立って振り返ると、前に来たときと少しだけ様子が違っている。ストアページの冒頭に書かれたその一文が、このゲームの説明をほとんど言い尽くしている。

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