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AWS学習カードゲーム『AWS BuilderCards』日本語版が9月25日にAmazonで発売

投稿: 2026/09/21by tobariware6分で読めます
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「バックアップしてなかった? じゃあ、そのシステムは、重要じゃなかったんだね」

これはカードゲーム『AWS BuilderCards』に入っている「Database Server」のカードに書かれた一文。ほかにも「まだ慌てる時間じゃない ひとまずネットワークのせいにしよう」(Networking)や「Ping は返ってくるがサーバーがどこにあるかわからない」(Bare Metal Host)と、インフラの現場を知っている人ほど笑ってしまうセリフが並んでいる。

Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービスを題材にしたこのデッキ構築ゲームの日本語版 第2版が、9月25日にAmazon.co.jpで発売される。これまで日本では勉強会やイベントで配られるだけの非売品で、欲しくても手に入れる方法が限られていたカードだよ。

AWSの日本公式アカウントも「AWS ユーザーグループ 勉強会で配布されていた AWS BuilderCards の日本語版が遂に Amazon で購入可能に!」と告知していて、現在はAmazonの商品ページで予約を受け付けている。

  • 商品名: AWS BuilderCards(ビルダーカード)日本語版 第2版
  • 発売日: 9月25日
  • プレイ人数: 2〜4人
  • プレイ時間: 約20分
  • 対象年齢: 12歳以上

予約時点の価格は2,980円と案内されている。日本語化は、国内のAWSユーザーコミュニティ「JAWS-UG」の協力によって進められたものだ。

オンプレミスの手札をクラウドの構成に置き換えていく

冒頭のセリフが書かれていたのは、右上に「S」の印が付いたスターターカード。プレイヤーは全員、同じ色のスターター10枚から始める。「Virtual Machine」「Database Server」「Networking」といった名前のとおり、クラウドへ持ち上げる前の既存システム、つまりオンプレミスの環境を表していて、ここを出発点にクラウドの構成を組み上げていくことになる。遊び方は、AWSジャパンのソリューションアーキテクトがAWS公式の開発者向けマガジンで詳しく解説している

1回の手番は3つのフェーズで回る。

  • ビルド: 手札のサービスカードを場に出してアーキテクチャを組み、条件を満たしたカードの効果を発動させる
  • 取得: 貯めたクレジットを使い、場の「コンソール」からカードを1枚手に入れる
  • 終了: 使ったカードを捨て、山札から5枚を引き直す

取得の対象になるのは、Amazon EC2やAmazon RDS、AWS IAM Identity Centerといった実在のサービスを描いたビルダーカードと、得点源になる「Well-Architected」カードの2種類。Well-Architectedカードは3クレジットで1ポイント、8クレジットで3ポイントの2種類があり、場から尽きた時点でゲームが終わる。そこまでに集めた合計ポイントがいちばん多い人の勝ちだね。

学びの要になるのが、サービス同士の組み合わせ。Amazon RDSは「compute/containers サービスと組み合わせた場合」にクレジットが増え、Amazon EC2は2枚重ねてマルチAZ構成を表し、さらに3枚そろえるとボーナスが付く。AWS IAM Identity Centerはスターターの「Corporate Identity Provider」とつなげると効果が上乗せされる。実際のクラウド設計で「一緒に使うと効く」組み合わせが、そのままカードの相性になっているわけだ。

どのカードにもQRコードが刷られていて、読み取ると該当サービスのAWSドキュメントが開く。遊んでいる途中で「このサービスは何をするものか」を調べられる作りで、AWS公式のゲーム紹介ページでもAWSの知識がなくても楽しめると説明されている。1ゲーム30分以内というのも、勉強会の合間に遊ぶにはちょうどいい長さかも。

プレイマットは公式サイトから、発売2日後には体験会

プレイマットは箱に入っておらず、公式ページからダウンロードして使う。A3用紙に自分で印刷できるPDFと、専門業者へネオプレン製マットの印刷を頼むための高解像度PNGの両方が用意されている。ルールもオンラインで最新版が公開される形で、JAWS-UGは有志による日本語版のゲームガイドとプレイマットをGitHubで公開している。

注意したいのは、第1版と第2版にカードの互換性が無いこと。第2版ではコストの表示が左上から右上に移り、「TCO」と「クレジット」の2つに分かれていた通貨もクレジット1本にまとめられた。第1版で「マーケットプレイス」と呼ばれていた場も「コンソール」に名前が変わっている。以前イベントで第1版をもらった人が、手元のカードと混ぜて遊べるわけではないんだにゃ。

発売を記念して、JAWS-UGの東京支部と千葉支部は9月27日(日)14時から、東京・麻布台ヒルズ森JPタワーで「AWS BuilderCardsで遊ぼう!」を開く。参加費は無料で、定員は60人。最初の30分でルールを説明してから、17時50分まで実際に遊ぶ流れだ。

クラウドの設計図を、手札の組み合わせとして覚えていく。スターターのオンプレカードに書かれた嘆き節は、その道のりの最初の10枚になる。

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