『BLOODMONEY: Requiem』のSteam動作環境、CPU欄が「えーと」でRedditが沸く
プロセッサーの欄に書いてあるのは「Uhhh(えーと)」。Steamのストアページで、ここまで投げやりな動作環境はなかなか見かけないにゃ。
この欄の画像がRedditのr/Steamに「peak system requirements(最高の動作環境)」という題で投稿され、その日のトップに上がった。出どころは、SHROOMYCHRIST Studiosが手がけた『BLOODMONEY: Requiem』のSteamストアページ。今もそのまま載っている。
推奨のプロセッサーは「ここにいいCPU名を入れる」と書かれている
ストアページの動作環境は、最低も推奨も欄の大半が冗談になっている。
Steamストアページの動作環境より・日本語訳
最低
- OS: 10
- プロセッサー: えーと
- グラフィック: なんでもいいんじゃないかな
- ストレージ: 200MBの空き容量
- サウンドカード: あなたのやつ
推奨
- OS: 10
- プロセッサー: ここにいいプロセッサーの名前を入れる
- グラフィック: いいカード
- ストレージ: 200MBの空き容量
- サウンドカード: 何か。よく分からない

まともな情報はOSとストレージの200MBくらい。OSも「Windows」の文字すら無く、数字の「10」だけになっている。ただ、ゲームの中身を見るとこの書き方にも納得がいく。パステル調の手描き絵で進むビジュアルノベル寄りのクリッカーで、重い3D描画とは無縁の作りなんだよね。
『BLOODMONEY: Requiem』は、2025年に出た『BLOODMONEY!』を作り直したリメイク版。主人公は重い病気を抱えていて、手術代の2万5000ドルが必要になる。そこへ道ばたの屋台で「1クリック1ドル」を差し出す男、Harvey Harvingtonが現れる。クリックするほどお金は入るけれど、ショップで買える道具を使うほど彼の身には良くないことが起きていく……というお話。ストアの説明には、新しい「Requiem」キャンペーンの追加と、3つを超えるエンディングが挙がっている。


かわいい絵柄とは裏腹に、ストアでは暴力・流血表現と成人向けの内容についての注意書きが付いていて、点滅表現の警告もある。配信開始は2026年9月で、Windows専用、価格は655円。対応言語は英語のみ(音声も英語)で、日本語には対応していない。
Redditの反応は「サウンドカードが無いと動かない?」から始まった
スレッドでまずいじられたのは、最低環境の「サウンドカード: あなたのやつ」の一行だった。
友だちのサウンドカードを使ってるんだけど、どうやら自分のPCでは動かないみたい。
サウンドカードを持ってなかったらどうなるの? ゲー厶、動かない?
「あなたの」と書かれている以上、借り物では条件を満たせない、という揚げ足取りだね。後者はわざと崩した英語で書かれていて、冗談に冗談で返すノリが続いていく。
その一方で、この書き方自体には理解を示す声もあった。
こう書きたくなる気持ちは分かる。見た目からして、文字どおり何でも動きそうなゲームだし。
これに対し、ちょっと真面目な方向から水を差すコメントも付いている。
こういうのがあるから、「このゲームが自分のPCで動くか」をSteamが判定してくれる機能はいつまでも実現しないんだと思う。
動作環境の欄は、本来ならPCの性能と見比べるための情報だ。そこが自由記述の冗談だと、機械で読み取って判定するのは難しくなる。笑い話の裏に、地味だけど筋の通った指摘が混ざっていたわけにゃ。
似た例を挙げる流れもできていた。
UNDERTALEのサウンドトラックの動作環境を思い出した。
このサントラはSteamのストアページで今も読める。最低環境のプロセッサー欄は「もちろん」で、推奨のOSは「Windows 90000000」。グラフィックには「音楽をなぜかかっこいい3Dに見せてくれる特別なグラフィックカード」と書かれていて、備考は「ほんとにただの音楽ファイルだから……」で終わる。冗談の作りがよく似ているんだよね。
ほかにも、別の作品のストアページだという画像を貼った人がいた。最低環境のプロセッサーとグラフィックが「Toaster Spec(トースター並み)」で、推奨は「1337 Spec」。1337は英語圏のネットで「leet(エリート)」を数字に置き換えた書き方だ。
『BLOODMONEY: Requiem』の場合、まじめに受け取ってよさそうなのは200MBという容量だけ。手持ちのPCで遊べるかどうかを、プロセッサーの欄から判断することはできない。
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