部屋を丸ごと暗記するホラー『7 Days To Think About It』― 結末は3つ、Steam評価は96%
覚えるのは「どこが変わったか」じゃない。部屋にあるもの、全部にゃ。
『7 Days To Think About It』がSteamで配信を始めたのは7月16日の夜11時。DLsiteを運営するエイシスなどを抱えるviviONが立ち上げたパブリッシング事業「viviON Lab」の第1弾で、開発はイタリアのsilver978とMankind Games(viviONの発表)。価格は655円、8月16日時点のユーザーレビューは54件中96%が好評という数字が付いている。
主人公は5年間ぶっ通しで勉強と作業を続けてきて、それでも人生が前に進んでいない気がしている若者。就職先を探すのか、自分のプロジェクトを進めるのか、どちらも決めきれない。そこへパソコンに通知が届く。今夜、友達が気晴らしに会おうと言っている。行くべきか、それとも時間の無駄か——考え込んでいるうちに家から出られなくなる。悩む猶予は7日間ある。
プレイヤーがやることはストアページに短く書かれている。家の中の家具はランダムに配置され、それを記憶して、YES/NOの質問に答える。
似た構造のホラーは「前と違うところを見つけて引き返す」形が多いけれど、こちらは見つけた先に答え合わせが待っている作り。あったか、なかったか。二択なのに、部屋の中身を覚えていなければ勘で答えるしかなくなる。



見た目は粗い質感のレトロな3Dで、家庭用の初期3Dゲームのような輪郭をしている。狭い室内を歩き回るタイプの画作りとは相性がよくて、テクスチャの荒さがそのまま「何かおかしい気がする」に化ける。ストアページも不気味さとレトロさを前面に出した表現だと説明している。
エンディングは3種類。加えてアンロック式の追加モードが2つあり、クリア後に読めるシークレットのストーリーも用意されている。実績は22個で、対応環境はWindowsのほかmacOSとLinuxも並ぶ。容量は300MBと軽い。日本語表示にも対応していて、対応言語は英語・イタリア語・ドイツ語・日本語・韓国語・ロシア語・簡体字中国語・繁体字中国語・ラテンアメリカスペイン語の9言語。
前作の側にも、無料の短編が足されている
silver978の前作『上に天井がある。(Looking Up I See Only A Ceiling)』には、6月30日に無料DLC「The Recall」が追加されている。古いVHSテープを見ていた少女が別の次元に迷い込む短編で、こちらには『7 Days To Think About It』のゲームプレイ要素と、2人の新キャラクター、記憶にまつわる質問がひとつ入っている(The Recall ストアページ)。本編を持っていれば無料で追加できるので、655円を出す前の試し打ちにもなる。
本編の容量は300MB。そこに部屋ひとつと7日間、そして3つの結末が詰まっている。
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