地下駐車場の夜勤で怪異を見抜く審査ホラー『B3について口にするな』発表、日本語は音声まで対応
夜の地下駐車場、ゲートの前に一台ずつ車が停まる。差し出される身分証、車内のスキャン、監視カメラの映像、手元の内部記録――それを一つずつ突き合わせて、通していいのか、止めるべきなのかを決める。淡々とした受付仕事に見えて、情報がどこかで食い違い始めた瞬間、背筋がすっと冷たくなる。そんな審査型のサイコホラー『B3について口にするな(Don't Mention B3)』が発表されたにゃ。
プレイヤーが担うのは、1990年代の空気が漂う地下駐車場の夜勤管理員。仕事の中身は、やってくる車と人物の情報を照合して、通行の可否を判断することだ。運転手の身分証、車両スキャン、監視映像、そして施設側の内部記録――複数のソースを見比べ、辻褄が合っているかを自分の目で確かめていく。
構図としては『Papers, Please』を思い浮かべる人が多いと思う。ただ、こちらはカウントダウンのプレッシャーで急かすタイプではないのが特徴で、Steamストアページでは「制限時間はなく、自分のペースで調べられる」とはっきり打ち出している。焦って判子を押すのではなく、腰を据えて矛盾を探す遊びなのにゃ。
死者名義とカメラの穴、記録が食い違う駐車場

問題は、審査を続けるうちに“情報のほうがおかしくなっていく”ことだ。監視カメラにだけ映らない運転手。空っぽに見える後部座席に、なぜか同乗者の記録がある。内部記録では既に死亡しているはずの人物が、有効な身分証を手に窓口へやってくる。システムごとに食い違う記述。
こうしたズレこそが、この駐車場に潜む“怪異”のサインになっている。派手に飛び出してくる脅かしではなく、書類とモニターの数字がじわじわと現実からずれていく――その気持ち悪さで攻めてくるタイプだ。判断の一つひとつが物語の分岐に効いてきて、結末は複数用意されているという。

そしてタイトルにもなっている「B3」。ストアの紹介文は「忘れるな。B3階は存在しない」という一文で締めくくられている。地下3階について口にしてはいけない――何がそこにあるのか、なぜ触れてはならないのか。舞台となる閉鎖的な地下空間そのものが、この作品最大の謎になっていそうだにゃ。設定の核心はまだ伏せられているので、ここは憶測せず続報を待ちたいところ。
開発はCBW、パブリッシングをAstrora Studioが手がける。配信はSteamで、対応OSはWindows 10/11の64bitのみ。発売時期と価格はいずれも未定となっている。
対応言語で見逃せないのが日本語まわりだ。この手の海外発ホラーはUIと字幕だけの対応にとどまることが多いなか、本作は日本語がインターフェース・字幕に加えて音声(フルボイス)まで対応予定と記載されている。英語・フランス語・簡体字/繁体字中国語なども音声込みで用意され、韓国語はインターフェースのみといった具合に、言語ごとに対応範囲が分かれている点は購入前にチェックしておくとよさそう。

タイマーに追われず、自分の手で「これはおかしい」を見つけていく静かな恐怖。地下3階に何が眠っているのか、確かめられる日はまだ先だけれど、気になった人はストアで足跡を残しておくと発売の報せを取りこぼさずに済むにゃ。
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