子犬2匹の協力ホラー『Haunted Paws』がSwitch・Switch 2に対応 ― 新映像公開、ウィッシュリストは90万件超
飼い主がさらわれた。助けに行くのは、警察でも探偵でもなく、子犬が2匹。
リトアニアの開発元LazyFlockが作っている協力ホラー『Haunted Paws』が、Nintendo Switch と Nintendo Switch 2 にも対応すると発表された。gamescom 2026に合わせて配信された番組のなかで、新しいゲームプレイ映像とともに明かされたもの。Steamのウィッシュリスト登録が90万件を超えたことも、同じタイミングで伝えられている。
ドアノブは回せない、掘って嗅いで吠える
主人公は2匹の子犬。仲良しの人間の女性が邪悪な生き物にさらわれ、幽霊屋敷に閉じ込められてしまったので、助けに行く——というのが出発点になっている。
犬なので、当然ながらドアノブは回せないし銃も持てない。代わりにできるのが、地面を掘ること、においを嗅いで手がかりをたどること、そして吠えること。この3つが探索とパズルの基本動作になっていて、鍵が埋まっていそうな場所を掘り返したり、においの残る痕跡を追いかけたりしながら屋敷の奥へ進んでいく作りだね。

「吠える」がただの鳴き声で終わらないのが面白いところ。開発元は制作中の一場面として、目隠しをされた作業員を吠え声だけで誘導し、障害物や危険を避けさせるパズルを公式Xで公開している。犬の側から人間に指示を出す、という逆転した構図だ。
もう一匹の相棒とは、遊び方も選べる。Steamのストアページによると、同じ画面を分け合うローカル協力プレイと、オンラインでの協力プレイの両方に対応。Remote Play Togetherも項目に入っているので、片方しかゲームを持っていない状況でも一緒に遊べる見込みにゃ。
探索とパズルだけで最後まで通すわけでもないみたい。開発元は昨年、屋敷の外に持ち出せる要素として運転パートを追加したことを明かしている。片方の子犬がハンドルを握り、もう片方がアクセルとブレーキを踏む——2匹で1台を動かす、という分担方式。
この運転パートは実際に遊べる形にもなっていて、2025年秋に実施されたプレイテストのあと、開発元は「運転区間とボス戦の難易度調整」を課題として挙げていた。試作の思いつきではなく、本編に組み込まれた要素として調整が進んでいるということになる。
そのプレイテストに参加した人数は、開発元の集計で375,984人。ウィッシュリスト90万件という数字と合わせると、公開されている情報の量に対して、待っている人がかなり多い部類の一本だね。
全4章、フロアごとに違うボスが待つ
全体の構成についても、開発元が段階的に情報を出している。プレイテストで遊べたのは第1章の一部で、製品版は全4章。それぞれに専用のレベル・敵・ボス・NPCが用意されるという説明だった。
舞台となる幽霊屋敷は複数のフロアに分かれ、フロアごとに環境も敵もパズルも変わる。最上階へ向かう2匹の前に、各階のボスが立ちはだかるという組み立てになっている。敵は倒して終わりではなく、それぞれが暗い過去を抱えていて、打ち破ることでその正体と背景が明かされる——というのが公式の説明にゃ。



見た目の面では、プレイテスト後に「場面の作り込みが足りない」という指摘を受けて、全体的なグラフィックの作り直しにも手が入っている。敵キャラクターも順次描き直されていて、探偵猫やクモ型の敵は「Voidling」という奇妙でかわいらしい姿に変更された。挙動はそのままで、見た目だけ性格を足した形。
犬そのものも自分で作れる。多数の犬種から選び、毛色を変え、特徴を足して、手持ちのアクセサリーで着せ替えるところまで用意されている。自分の飼い犬に似せて作る、という遊び方を開発元自身が推している。
対応言語はSteamのストアページの記載で14言語。日本語も入っているものの、音声が用意されるのは英語だけで、日本語は表示面での対応にとどまる。プレイテスト期間中に日本語と簡体字の文字表示に不具合が出ていたことも開発元が公表していて、そのあたりは修正対象として挙がっていた。
協力ホラーで日本語が表示のみ、というのは珍しくない。悪魔祓いを題材にした『Unpossess 2』も同じ形だった。
発売時期は、PC版もSwitch/Switch 2版もまだ未定。開発元は毎月の開発日誌を続けると宣言しており、デモの配信時期についても「近づいている」とだけ伝えている段階にゃ。
さらわれた飼い主を助けに行く4章ぶんの屋敷は、まだ最初の一部しか外に出ていない。
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