『Mad Metal』Steamで配信開始、車を部品ごとに撃ち壊すカーコンバットに2人協力も
燃料タンクを撃ち抜けば車ごと吹き飛ぶ。ドアをこじ開ければ運転席の人間が剥き出しになる。タイヤを1本もぎ取れば、追ってきた車はその場で動けなくなる。『Mad Metal』の戦い方は、相手の体力を削り切ることではなく、走るために必要な部品を1つずつ奪っていくことにある。
その車載戦闘シューターがSteamで配信開始。遊べるようになったのは9月22日の午前1時(9月21日の深夜)で、開発はMad Mechs Inc.、パブリッシングはindie.ioが担当している。対応はWindowsのみ。
Dead Aimで部品を狙い撃つ2080年代の荒野はどう戦うのか?
中心にあるのは「Dead Aim」と名付けられた照準システム。時間の流れを遅くして、相手の車の部品を個別に狙える。燃料タンクを撃てば誘爆、ドアを壊せばドライバー本人を直接狙える、車輪を破壊すれば足を止められる——どの敵にも弱点があって、それを見つけるのが戦闘の骨格だという説明になっている。
舞台は2080年代のアメリカ。AI企業が生み出した意思を持つ機械が荒野を徘徊しているんだけど、目的は殺すことではなく「変えること」。人間はさらわれ、半分機械の新しい種族を産み出すために使われる。妻を奪われ、娘を探して走り続けるのが主人公の役回りだにゃ。
視点の切り替えも用意されていて、キャビン視点ではダッシュボードの計器を見ながら戦える。メイン武器がオーバーヒートしたらサブに持ち替え、それも弾切れなら拳銃を抜く、という流れ。壁越しに敵を捉えるソナー、車を止めるまきびし、高所を取るジェットパックといったアビリティを積み方と組み合わせて使う。
モードは4本立て。キャンペーンはナレーション付きの8ミッションで、フルボイス。Extractionは2人用の協力モードで、押し寄せる敵の波を耐えきるとボスが出てきて、それを倒したらヘリで脱出区域から運び出される。
オープンワールドのInvasionは、他のプレイヤーの世界に乗り込んでいく形式。入った先で味方として振る舞うか、敵として襲いかかるかはその場で決めていい。対人戦だけを味わいたいときのために、ランク・アンランクの1v1デスマッチもある。シーズン制のMMRマッチングとグローバルリーダーボードが付いていて、腕前の近い相手と当たる仕組み。
車両は9種類のベースが用意されていて、そこに80以上のアタッチメントを載せていく。取り付けたパーツは見た目だけでなく、エンジン音や挙動まで変える。速さに振るか火力に振るかは自由だけど、どのパーツにも重量と空力の代償があるので、載せれば載せるほど強くなるわけではない。走っている最中に拾えるオーグメントで武器や車体をその場で強化できる作りで、1回の探索ごとに構成が変わっていく。
巨大なボスも配置されていて、これは組んだ構成の限界を試す役どころ。弱点を覚えるまでは何度でも潰される、と公式は書いている。
通常価格は1,700円で、発売記念の割引によって10月5日までは20%オフの1,360円。対応言語は英語のみで、インターフェース・音声・字幕のどれも英語だけ。日本語は用意されていないので、フルボイスのキャンペーンを含めて英語で追うことになる。
無料の体験版も2025年5月から公開されたまま残っていて、オンライン対戦もそちらで試せる。買う前に運転感覚とDead Aimの手触りを確かめたい人向けの入り口だね。
配信10時間後に1.0.1が届き、経験値と解放レベルが変わった



配信当日の9月22日、さっそくバランス調整パッチ1.0.1が配信された。経験値まわりと武器の旋回速度が主な対象になっている。
公式のパッチノートより(日本語訳・主な項目のみ)
進行バランス
- 高レベル帯での獲得経験値を1レベルごとに+10%
- 車両「Scorpion」の解放レベル: 15 → 11
- 「Plasma Gun」の解放レベル: 15 → 10
- 「Impulse Laser」の解放レベル: 20 → 11
- 「Plasma Beam」の解放レベル: 25 → 15
武器バランス
- 武器の水平方向の追従速度: 90 → 120
- 武器の垂直方向の追従速度: 15 → 40
- 武器の垂直回転の上限: 60度 → 80度
経験値の設計について、開発側は「作業的に周回させるつもりは最初から無かった」と説明している。旋回速度のほうは対人戦の事情で、高速な構成の相手や上昇アビリティで頭上を取ってくる相手にタレットが付いていけなかったのが理由。上限角度を広げたことで、地上の車は上を、空中の車は下を撃てるようになった。
不具合の修正としては、高速で衝突した車がハマって動けなくなる問題、ミサイルが相手プレイヤーにダメージを与えないことがある問題、意図より画面が暗くなる照明の問題などが挙がっている。
次のパッチで手を入れると予告されているのは、車高の低い車両(Interceptor、Speedster、Reaper)が地形に阻まれて走りにくい点。トラクションとサスペンションの余裕を増やしたうえで、マップ側も障害物を減らして開けた形に作り直すという。クイックマッチが読み込み画面から進まなくなる件、クラウドセーブが同期しないことがある件、車同士の衝突で異常な吹き飛ばしが発生する件も調査中として並んでいる。
地形に負けて進めないなら地形を引き直す、という判断が出てくるあたり、まだ固まりきっていない部分はそれなりに残っていそうだにゃ。
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