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赤ずきんが童話の怪物を仕留める『Once Upon a Kill』、2027年1月15日にSteamで発売

投稿: 2026/11/07by tobariware約6分で読めます
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不死身のコシチェイを倒すには、針を折るしかない。その針は卵の中にあって、卵はアヒルの中、アヒルはウサギの中に隠れている。ロシア民話に出てくるこの「死の隠し場所」を、本当に順番にたどって仕留めることになるのが『Once Upon a Kill』だにゃ。

LogiKが開発・販売する2Dアクションで、Steamのストアページでは2027年1月15日の発売予定になっている。対応はWindowsとmacOS。価格はまだ出ていない。

赤ずきんが2本のナイフで昔話を終わらせる

主人公はRed Hood、つまり赤ずきん。持っているのは2本のナイフと恨みで、昔話の中へ入っていき、そこにいる魔女や怪物の話を終わらせていく。ストアの紹介文によると、ボスはどれも「誰もが知っているおとぎ話」の登場人物で、昔の語り手が口にするのをためらった結末までたどり着く、という作りだよ。

いちばん変わっているのは、戦闘でとどめを刺せないところ。体力を削っても届くのはとどめの手前までで、仕留める段階はプレイヤーが自分で操作する。しかも倒し方は、それぞれの童話の決まりに沿っている。

  • 不死身のコシチェイ:ウサギ、アヒル、卵と中身をたどって死の針を見つけ出し、自分の手で折る
  • バーバ・ヤガー:パン焼きのへらにどう座るのかを知りたがった魔女を、彼女自身のかまどへ引きずっていき、扉を閉める
  • 雪の女王:「永遠」という言葉を氷で綴るよう求めてくる女王に、その氷で別の言葉を綴ってみせ、かけらで心臓を砕く

バーバ・ヤガーとかまどの組み合わせは、魔女がかまどに入れられる民話をもとにしたものみたいだね。雪の女王の「永遠」の文字は、アンデルセンの『雪の女王』で女王がカイに出す課題から来ている。原作を知っていると、とどめの場面で何をさせられるのか見当がつく作りだにゃ。

ボス戦にはそれぞれ専用の仕掛けがある。バーバ・ヤガーの小屋は鶏の脚で立ち上がり、沼地を追いかけてくる。雪の女王の戦場は床が鏡になっていて、女王は氷の下に潜り、襲ってくるのは鏡に映った姿だけ。女王の破片を受けると、ダッシュや投げ、パリィのやり方を一時的に忘れてしまう。女王が力尽きる場面ではページが真っ白になり、脈打つ赤い心臓だけが残るそうだよ。

ふだんの操作は、斬りつけ、ぎりぎりで合わせるパリィ、攻撃をすり抜けるダッシュ、刃を足場に跳ねるポゴジャンプ、ナイフを投げて刺さったものを抜きに行く動き。赤く光る攻撃はパリィできない。ボスには体勢ゲージがあって、それを崩すととどめに入れる。とどめのある作品ではよく見る作りだけど、ここではその先が童話ごとの処刑の段取りにつながっている。

探索で効いてくるのが外套の仕掛けだよ。森には地図がなく、同じところをぐるぐる歩かされる。祖母が青い裏地を縫い付けた外套を裏返すと、赤い表側では見えなかったもの、たとえば精霊やうそつき、ガラスに映る自分の顔が見えるようになる。

倒したボスは世界樹の根に吊るされ、ひとつずつアイテムを残す。コシチェイの鎖、ヤガーの頭蓋骨、雪の女王のかけらの3つで、狩りに持ち込めるのは2つまで。ヤガーの頭蓋骨はいばらを焼き払い、隠れたものを照らし出すけれど、使えるのは1マップにつき3回で、補充はない。暗がりには物語の失われたページが隠れていて、世界樹の下には7つの封印が待っている。

色は墨と赤の2つ、血の描写も多い

絵は黒い切り絵のシルエットで、ストアでは影絵アニメーションのロッテ・ライニガーと水墨画から着想を得たと説明している。画面にある色は墨の黒と赤の2つで、いちばんむごい場面ではページ全体が赤く染まる。紹介文は血を「この本に存在する唯一の色」と書いているにゃ。

暴力の描写についても、ストアにはっきり書いてある。シルエットとはいえ赤い血や身体の切断、ボスへの手作業のとどめが頻繁に出てくる。かまどに押し込む魔女の指をナイフで留める場面もある。性的な内容はない。ゲームの背景にある童話はどれもパブリックドメインの民話で、作品そのものはそれをもとにしたオリジナルとされている。

AI生成コンテンツの開示もある。アートとアニメーションは画像・動画のAIツールで、音声と音楽は音声のAIツールで作ったもの。プレイ中にその場で生成されるものはない、という内容だよ。

対応言語は英語だけで、画面表示・音声・字幕のいずれも英語。日本語には対応していない。全編にボイスが付き、紹介文の英語もそれなりに凝った書き方なので、文章まで味わうには英語の読解がいる。動作環境はWindows 10(64bit)以降またはmacOS 12以降で、ストレージは3GBあればいい。

針を折る、かまどの扉を閉める、氷で文字を綴る。3つのとどめはどれも、元の童話を読んだことがあれば知っている場面だにゃ。

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