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『パラノマサイト FILE444 あわいの侵霊カメラ』発表、第四境界が手掛けるコラボARG

投稿: 2026/09/16by tobariware5分で読めます
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FILEナンバーが、いきなり444まで飛んだ。

9月16日の正午、第四境界の公式Xに『パラノマサイト FILE444 あわいの侵霊カメラ』というタイトルが投げ込まれた。スクウェア・エニックスのミステリーアドベンチャー『パラノマサイト』シリーズに連なる新作で、開発を担当するのは第四境界。ゲームソフトとしてではなく、同社が作り続けてきたARG(代替現実ゲーム)としてリリースされる、シリーズとのコラボレーション作品になる。

添えられた文面は「これは第四境界が贈る新たな物語」「その新作の名は『あわいの侵霊カメラ』」「続報をお待ちください」の3行だけ。キャラクターデザインは、これまでのシリーズ作品と同じく小林元が担当すると発表されている。

公開されたのはタイトルとキービジュアル1枚だけだ

今回明かされた中身は、正直なところかなり少ない。リリース時期も、遊び方も、いくらかかるのかも書かれていないにゃ。公開されたのはタイトルとキービジュアル1枚、そしてFILEナンバーとキービジュアルの各要素に注目してほしい、という一文。要するに「ここから先は自分で読み解いてくれ」という出し方だね。

FILEの数字は、これまで23(本所七不思議)と38(伊勢人魚物語)が使われてきた。そこへ4が3つ並んだ444が来る。数字の並びとしては穏やかではないし、あえてこの番号を指さして「注目してほしい」と言っている以上、何かしら仕込みがあるとみるのが自然だろう。

タイトルの言葉づかいも妙に引っかかる。「あわい」は物と物のあいだ、境目のこと。第四境界は自分たちを「現実と仮想の間の曖昧な領域に物語を紡ぎ出すクリエイター集団」と名乗っていて、その説明とタイトルがほとんど同じところを指している。そこに「侵霊」という見慣れない造語と「カメラ」が並ぶ。撮る/映すという行為が仕掛けの中心に来るのかもしれないけれど、そこは続報待ちだね。

続報が出る場所については、パラノマサイト公式X第四境界公式Xの2つが指定されている。

第四境界はゲーム会社というより、ARGを軸に活動するクリエイター集団。自分たちの作るものを「日常侵蝕ゲーム」と呼んでいて、現実の側に物語の断片を置いてくる作り方で知られている。

代表作を並べると、他人の財布を買うところから始まる『人の財布』、一見ふつうの少年更生施設のウェブサイトを調べていく『かがみの特殊少年更生施設』、そして『人のゲームカセット』『都市伝説解体・センター試験』あたり。『SILENT HILL f 残置物展』や『050-5893-5336展』のような、会場に足を運ぶ形のプロジェクトも手掛けている(第四境界公式サイト)。直近では、にじさんじと組んだARG『PARALLEL CASE: 2434』の第1弾が8月にリリースされたばかり。

つまり今回は、据え置きのアドベンチャーゲームとして育ってきたシリーズに、現実の側から侵蝕してくるタイプの作り手が乗り込んでくる格好になる。既存2作の続編を作るのとは、たぶんまったく違う手触りのものが出てくるはず。

FILE23とFILE38は実在の土地が舞台

シリーズの1作目『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』は2023年3月9日に配信された。舞台は昭和後期の東京都墨田区。呪いの力を得た9人の男女が、本所七不思議に隠された「蘇りの秘術」をめぐってぶつかり合う群像ホラーミステリーで、Nintendo Switch・Steam・iOS・Androidで遊べる。背景をパノラマカメラで撮った360度の画面で見せるのが特徴で、これも実在の街をなぞった作り。

2作目の『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』は今年2月19日に発売(Steam版は翌20日から)。三重県伊勢志摩を舞台に、不老不死をもたらすとされる人魚の謎を追う群像伝奇ミステリーで、Steamでの価格は2,480円。

現実の土地と結びつける動きは、ゲームの外にも伸びてきていた。今年5月2日には墨田区で街歩き型の企画『パラノマサイト Alt FILE23 本所にゃにゃ不思議 powered by Catripすみだ』が開幕している(スクウェア・エニックス発表)。ゲームの中の墨田区を、実際の墨田区で歩き直すという趣向だね。そう考えると、シリーズがARGへ踏み込むのは飛躍というより、地続きの一歩に近い。

手元にある材料は、キービジュアル1枚と、並んだ3つの4だけ。

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