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10年かけて作られた2D MMORPG『Soul's Remnant』が早期アクセス開始、570件のレビューで76%が好評

投稿: 2026/08/18by tobariware5分で読めます
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プロジェクトが動き出したのは2016年4月。そこから10年目に入って、ようやくSteamの棚に並んだMMORPGがある。

『Soul's Remnant』は、Chaomoonが手がける2D横スクロール型のMMORPG。8月13日に早期アクセスが始まり、基本プレイ無料で配信中だよ。ドット絵の街に他のプレイヤーがうろうろしていて、パーティを組んでボスを殴り、露店で物を売り買いする——という、往年の2D MMOそのままの手触りを狙った作りになっている。

公式サイトのチーム紹介を見ると、名前が載っているのはたった2人にゃ。Chaomoonがリード開発・ゲームデザイン・シナリオ・サウンドトラックまで担当し、Rajahがリードアートとコンセプトアート、こちらもデザインとシナリオに関わっている。あとはモンスターや背景、魚の絵を描いた協力者が数人という規模。

その2人体制になったのも最近の話で、Chaomoonは2016年から8年間、この世界をほぼひとりで組み上げていた。Rajahが加わったのは2025年。10年の大半は、街の配置もスキルの数値も曲も、全部ひとりの手元にあったことになる。

何を作りたかったのかは、Steamの早期アクセス説明にはっきり書かれている。『メイプルストーリー』のような往年の2D MMOから影響を受けたとあり、そこで挙げられているのは狩り、雑談、パーティ、トレード、そしてプレイヤー同士で回る経済。派手な新機軸ではなく、かつて遊んでいたものをもう一度動かすことに10年を使ったわけだ。

インストール容量が400MB、動作要件がWindows 7以降・メモリ2GBというのも、その方向性を裏づけている。今どきのMMOとしては驚くほど軽い。

近接・遠隔・魔法・信仰、72スキルを自由配分

いちばん目立つ設計はここにゃ。この作品にはクラスという枠が存在しない。レベルが上がるとステータスポイントとスキルポイントが手に入り、それを近接・遠隔・魔法・信仰という4系統に好きな比率で流し込んでいく。剣を振りながら回復を覚えても誰も止めないし、弓と魔法を半々にしてもいい。

用意されているスキルは72種類以上。戦闘系だけでなく、生活系の技能もこの中に含まれている。

早期アクセス開始時点の収録量も、個人規模としてはかなりのもの。マップは200以上、クエストは150以上、アイテムは1,000点超(うち武器がおよそ200種)、クラフトのレシピが700以上、モンスターは約100種でボスが19体、探索できるダンジョンが3つ。サウンドトラックも40曲以上が自前で用意されている。

装備の強化、採集とクラフト、ギルド、NPCとの関係値、そしてプレイヤーが値をつけて売り買いする経済まで一通り入っている。ストアでは家や店を持つ要素にも触れられていて、狩りだけで完結しないMMOらしい生活の部分がひととおり並んでいる形だね。

一方で、まだ足りていないものも公式に明示されている。エンドゲームのボス追加、スキルバランスの調整、コントローラーとSteam Deckへの正式対応、生活系スキルの掘り下げ、UIの磨き込み、コスメティックの拡充。プレイヤーハウジングや季節ごとの遊びについても「入れる可能性がある」という段階にとどまっている。今遊べるのは完成品ではなく、10年ぶんの土台に近い。

初動レビュー570件、好意的76%で「やや好評」

配信開始から数日で、Steamのユーザーレビューは570件ほど集まっている。そのうち好意的が433件、否定的が137件で、割合にすると76%。評価は「やや好評」だ(8月18日時点)。

無料タイトルの初動としては悪くない滑り出しにゃ。ただ、全面的な絶賛でもない。1割台後半から2割強が否定に振れているのは、サーバー規模も運営体制も限られた2人チームの船出としては、むしろ想定内の数字という気もする。

同じように少人数で作られたMMOの立ち上がりを見ると、ここは本当に読みにくいところだね。7月に早期アクセスへ入った『SpiritVale』は、無料デモの段階で95%という高評価だったのに、初日のレビューは「賛否両論」まで落ち込んだ。

📄 個人開発MMO「SpiritVale」早期アクセス開始 デモ95%から一転、初日は「賛否両論」に

課金まわりは、ストアページで「基本プレイ無料のまま、任意のコスメティックと利便性アイテムで支えていく」と説明されている。早期アクセス中に価格を変える予定はないとのこと。

早期アクセスの期間はおよそ6〜12か月を見込んでいるという。フィードバック次第で伸び縮みする、というただし書き付きだけど、正式版までの目安は一応示された形にゃ。

言語対応は18言語で、日本語も含まれている。ただしStreamの表記上、音声(フルオーディオ)が指定されている言語はひとつもない。日本語で読めるのはインターフェースと字幕までで、ボイスは期待しないでおくのがいいと思う。

10年ぶんの積み上げに対して、いま数字として返ってきているのは570件のレビューと、その76%。正式版までの猶予は、長くてもあと1年しかない。

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