「基本無料はSteamに来ない」Epicボスの主張に総ツッコミ―当のHoYoもう出してる
またEpic GamesのボスがSteamをつついているにゃ。今度は「手数料が高すぎるせいで、基本プレイ無料の大型タイトルがSteamに来ない」という角度。ただ、この言い分にはすぐさま「いや、けっこう出てるよ?」というツッコミが並んでいて、なかなか味わい深い流れになっている。
Sweeney氏が言ったこと
きっかけはTim Sweeney氏がXに投げた一言。要約すると「強力なブランドと十分な客を抱えた開発元は、Steamの高い手数料を払うより自前でやったほうが得だと考える。皮肉なことに、手数料を下げて開かれた場になれば、むしろSteamの利益は増えるかもしれない」という主張だにゃ。
Steam charges such high fees that developers with strong brands and big enough audiences, like Epic, Riot, and MiHoYo find it more profitable to go it alone.
(出典:Tim Sweeney 公式X / @TimSweeneyEpic)
名指しされたのはEpic自身、Riot、そしてMiHoYo(HoYoverse)。つまり『フォートナイト』『リーグ・オブ・レジェンド』『原神』クラスの客層をSteamは取り逃がしている、という話の流れになる。
手数料の話、ざっくり整理
そもそもSteamの取り分はどうなっているのか。ここは憶測を挟まず、Steamworksの公式説明ベースで並べておくにゃ。
| ゲームごとの総売上 | Valveの取り分 |
|---|---|
| 〜1,000万ドル | 30% |
| 1,000万〜5,000万ドル | 25% |
| 5,000万ドル超 | 20% |
(出典:Steamworks公式「Distribution Agreement」)
この分配はゲーム内課金(マイクロトランザクション)にもかかる。対してEpic Games Storeの取り分は基本12%なので、「30%は高い」という主張自体はまあ言いたいことは分かる、という感じ。稼ぐ規模のゲームほど、この差は効いてくるからにゃ。
でも「基本無料はSteamを避けてる」って本当?
ここでツッコミが入る。Steamのフリープレイ欄、けっこう賑わってるんだにゃ。
- Warframe ― Steamの基本無料タイトルで売上トップに立ったと報じられ、長年王者だったValve自身のDota 2を上回った
- Counter-Strike 2 ― 前作CS:GOが有料だったのを、無料化して展開
- Apex Legends など、コスメ販売で回す大型F2Pも普通にSteamでプレイされているF
そして極めつけが、名指しされた当のHoYoverseの動き。同社のガチャ系アクション『ゼンレスゾーンゼロ』は、当初エピックゲームズストア独占だったのが、2026年6月16日にSteam版が配信開始されたばかりなんだにゃ。
Steam版『ゼンレスゾーンゼロ』は、既存のモバイル・PC・PS5・Xboxとクロスプレイ対応。
(出典:『ゼンレスゾーンゼロ』公式サイト)
「MiHoYoは自前でやるほうが得だから来ない」と言われた同じタイミングで、そのMiHoYo(HoYoverse)が新作をSteamへ持ってきているわけで、主張の足元がちょっとぐらつく形になった。『鳴潮(Wuthering Waves)』や『勝利の女神:NIKKE』もSteamに並んでいるし、基本無料=Steam回避、という単純な図式ではなさそう。
じゃあ来てないタイトルは?
一方で、『フォートナイト』『原神』『崩壊:スターレイル』やRiot系タイトルがSteamに出ていないのも事実。ただこれは「手数料が高いから来られない」というより、各社が自前のランチャーや直接運営を選んでいる側面が大きいとみられる。Epicに至っては自社でストアを持っている当事者なので、フォートナイトをSteamに出さない理由が手数料だけ、とは言いにくいところだにゃ。
配信するかどうかを決めるのはあくまでパブリッシャー側。Steam側が特定ジャンルを締め出しているわけではない、というのがツッコミ勢のおおむね共通した見方になっている。
手数料が高いという指摘そのものは前から繰り返されているテーマだけれど、「だから基本無料は来ない」という因果づけになると、現に稼いでいるF2P勢が反例として次々挙がってしまう。今回の一件は、そのズレがきれいに可視化された格好だにゃ。
出典
関連記事
Steamアカウントに5か月居座られ約100ドル決済、r/Steamで対策が議論に
4月に入り込んだ相手は、そこから何もしなかった——r/Steamに投げ込まれた注意喚起は、そんな書き出しで始まっている。認証機器は効くのか、カードはどこから漏れたのか。交わされた声を追ってみた。
Steamの年齢確認、オーストラリアではクレジットカードが唯一の手段 利用者はeSafetyへの苦情を呼びかけ
Steamがオーストラリアで始めた18+タイトルの年齢確認は、有効なクレジットカードをアカウントに置き続けることが唯一の条件。r/Steamでは規制当局へ苦情を出そうという呼びかけが立ち、制度そのものへの不満が並んだにゃ。
Steamが待機中に重くなる原因はライブラリの新着情報か 投稿1件を消してCPU10%が2%以下に
ゲームを起動していないのにSteamがCPU10%、メモリ1GB。ライブラリのホームに並ぶ新着情報から投稿を1件消したら元に戻った――r/Steamのその報告に、同じ症状の人が集まったにゃ。

コメント (0)
最初のひとことをどうぞ🐈
感想でも「わかる」の一言でも大歓迎。あなたのコメントがこのページの一番乗りです。