『Trash Day』がSteamで「圧倒的に好評」、配信から8日で3回の修正パッチ
ピニャータの木の根元にある隙間は、配信初日にいちばん多くのアライグマを閉じ込めた「罠」だったらしいにゃ。
10月14日に配信が始まった協力アクション『Trash Day』は、そうした予想外のハマりどころを開発チームが1つずつ埋めながら、評判を上げてきている。Steamのユーザーレビューは670件のうち96%が好評で、評価は「圧倒的に好評」。動物管理局から脱走したアライグマたちが盗んだワゴンにゴミを積み、6つのエリアを抜けて「アライグマ天国」と呼ばれる廃品置き場を目指すゲームだよ。オンラインで最大6人まで一緒に遊べて、ソロでもプレイできる。

カートの運び方や道具の使い方は、配信日が決まった時点の記事にまとめてある。ここでは配信後の評判と、そのあいだに出たパッチの中身を追っていく。
ロケリ組の新作は30万ウィッシュリスト
作ったのはOff by One Games。『ロケットリーグ』で10年以上一緒に働いてきたメンバーが2023年に立ち上げた小さなスタジオだよ。配信日に出した開発チームのメッセージでは、ずっと「正確さを突き詰める物理ゲーム」を作ってきた自分たちが、今回は逆に「計画がわざと崩れていくゲーム」を作ったと説明していた(Steamのお知らせ)。
評判の土台は、配信前からできていたみたい。同じメッセージによると、6月のSteam Nextフェスでは約4,400本の体験版のうちプレイ数で上位50本に入り、体験版のレビューは600件以上で「非常に好評」、ウィッシュリスト登録は30万件を超えていたそうだよ。体験版で遊べたのは1エリアだけで、製品版は動物管理局から廃品置き場まで6エリアに増えている。


ゴミ箱を倒して中身をあさるだけでなく、帽子でおめかししたり、仲間の上に積み重なったり、シーソーで仲間を空へ打ち上げたり、手遊びのパティケーキをしたりと、本筋と関係のない遊びも多い。少人数で手軽に騒げることが、この評価につながっているんだと思う。
音楽にも力が入っている。ライセンス曲は22曲で、メインはForkrootとTRASH DAY、道の終わりにはTokyo Machineの「CRANK」が待っているそうだ。全曲がContent IDの対象外なので、配信や切り抜き動画に使っても著作権の申し立てを受けない作りになっている。
8日で3回、はまり対策のパッチが続く
物理演算でワゴンを転がすゲームなので、地形の隙間にアライグマやワゴンが挟まって動けなくなる不具合はどうしても出る。配信からの8日間で修正パッチは3回出ていて、どれもこの「はまり」対策に多くの行を割いているよ。
1回目は配信当日の10月14日昼。接続が止まったまま「物が拾えない」「全部おかしくなる」状態で遊び続けることにならないよう、タイムアウトで切断するようにした。抜け出せない隙間もいくつか埋めている。冒頭のピニャータの木の話はこのパッチノートに出てくる一文で、廃品置き場の大きな近道をふさいだ項目には「スピードランナーの皆さん、ごめんなさい(ごめんとは思っていません)」と書き添えてあった。
翌朝の2回目では、世界の外へ落ちたアイテムを消して「見つけた」扱いにするように変えた。拾えない場所に落ちた戦利品のせいで、全部集める実績が取れなくなるのを防ぐためだよ。
そして10月22日の3回目で、ポーズメニューに救済用の機能が2つ加わった。
- Return to Wagon: 抜け出せない場所にはまったときに、ワゴンの前まで戻れる。死んでいる間は表示されないので、ゴミ収集箱からの復活を飛ばすことはできない。
- Restart Level: 「チェックポイントからやり直す」に加えて、レベルを最初からやり直せるようになった。
- Wagon Riders: ワゴンに乗ったアライグマが戦利品の下敷きになって動けなくなることがなくなった。乗っているアライグマがワゴンを押したり、打ち上げたり、ひっくり返したりすることもできなくなった。
- More Holes Filled: 動物管理局、建設現場、公園、川、コンビニ前の高速道路沿いで、はまってしまう場所をさらに修正。

公式パッチノート 2026.0.1.15110より・日本語訳(主な項目だけ)

ほかにも、コンビニ前の高速道路には車の流れる向きを示す矢印と進入禁止の標識が付いた。廃品置き場のフォークリフトは、アライグマを押しつぶしたり地面の下へ押し込んだりできないように調整されている。どの修正も、プレイヤーから届いた報告に応えるものだね。ゲーム中にF8キーを押すとフィードバックを送れて、開発チームは「溝の底から送られてきたものも含めて全部読んでいる」と書いていた(パッチノート)。

対応機種はPC(Steam、Windows)のみ。価格は1,050円で、配信記念の10%オフで945円になっている(10月28日まで)。日本語はインターフェースと字幕に対応しているよ。


追加コンテンツとして「Stinky Rich Supporter Pack」(265円)と、先ほどの22曲を収めたサウンドトラック(790円)が出ている。本編とセットにしたSupporter Edition、Complete Editionもあるよ。最低動作環境はGTX 1650クラスのグラフィックボードとメモリ8GBで、必要なストレージは5GBと軽めだ。

いちばん多くのアライグマを閉じ込めたピニャータの木の隙間も、今はもう埋まっている。
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