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『WANE』発表、壊れた記憶の迷宮へ探検隊を送るターン制タクティカルRPG

投稿: 2026/09/21by tobariware5分で読めます
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探検隊の給料も、けが人の治療費も、払うのは主人公の懐から。しかもその財産は、ほとんど尽きかけている。

Shoreline Gamesがパブリッシングし、Metis Creativeが開発するターン制のタクティカルRPG『WANE』が発表された。PC Gaming Show Tokyo Directで初めて映像が流れ、Steamのストアページも公開されている。発売日はまだ決まっていない。

Metis Creativeは「Historica Arcanum」シリーズや「E.N.C.O.R.E.」「Solaris Arcanum」といった卓上RPGで賞を取ってきたスタジオで、ビデオゲームを作るのは本作が初めて。テーブルの上で磨いてきた物語づくりと遊びの仕組みを、画面の中へ持ち込むのが狙いだと説明しているにゃ。

考古学者デクランが挑むRavelleの因縁

プレイヤーが演じるのは考古学者のデクラン・ウェイン。かつて彼は、3つの滅んだ文明が眠る遺跡「Ravelle」を掘り当てた。ところが好奇心と思い上がりから、封じられていた何かの封印を破ってしまい、心に消えない傷を負って逃げ出した過去がある。長年治療法を探し回っても見つからず、最後に残った道が、失敗の源であるRavelleへ戻ることだった——というのが物語の入り口だよ。

Ravelleは、デクランの過去によって姿を変えられた「死んだ文明のダンジョン」として描かれている。探索のたびに現れる怪物も、彼の過去を映した形に作り変えられているという。

実際に潜るのは、デクランが集めたオカルティストや傭兵たち。ストアで紹介されている顔ぶれは、なかなかに癖が強い。

  • 声帯を悪魔に乗っ取られた暗殺者
  • 不名誉を背負ったまま機械の体になった元戦闘機パイロット
  • 死神とのポーカーの夜に、相手を手玉に取るのが好きな奇術師

彼らは「血を流し、壊れ、死ぬ」とストアにははっきり書かれている。雇った仲間が使い捨てにならないよう気を配るのも、探検隊を率いる側の仕事になりそうだにゃ。

ターン制の戦闘、成否はダイス次第

戦闘はターン制。仲間どうしの組み合わせや道中で拾う装身具でビルドとコンボを組み立て、地形も利用しながら戦う。ただしストアの説明は「ダイスが味方してくれるよう祈れ」と続いていて、攻撃の成否には運の要素が絡むみたいだね。部屋を進むごとにけがは積み重なり、物資は減っていく。戦利品と命を抱えて地上へ戻れたら、次の潜行の準備に入る流れだ。

ローグライトなので、潜るたびにRavelleは部屋の配置を組み替え、倒した怪物もよみがえらせる。それでも全部が振り出しに戻るわけではなく、安全な部屋の解放や近道の開通は次の周回へ持ち越せる。どの敵と戦い、どれをやり過ごすかを覚えていくことも、奥へ進む手段になっている。迷宮のどこかでは、デクランの過去に関わる人物と出会って力を借りられるという。

仲間にはそれぞれ、報酬とは別にRavelleへ来た理由がある。その悩みを解決してやるのか、弱みにつけこむのかは選べる。ただ、誰かの肩を持てば別の誰かの反感を買う作りで、隊の中の揉め事を放っておくと探索のペースにも響く。卓上RPGのスタジオらしく、人間関係の扱いに重みを置いているのが伝わってくるにゃ。

冒頭の懐事情に戻ると、Ravelleを掘り直すためにデクランは生涯で築いた財産をほぼ使い果たしている。拠点には物資が要り、傭兵には給料を払い、治療費もかさむ。そこで頼りになるのが、彼の骨董商としての腕前だ。

探検隊が持ち帰った遺物は、手元に置いてRavelleの歴史を解き明かす手がかりにしてもいいし、いちばん高い値を付けた相手に売って次の潜行の資金にしてもいい。謎を追うか、目先の資金を取るか。この選択が、戦闘の外側にあるもう一つの悩みどころになっている。

ストアの表記では、日本語はインターフェースと字幕に対応している。音声が付いているのは英語だけ。フランス語やドイツ語、韓国語、簡体字・繁体字中国語など、ほかの10言語も字幕とUIまでの対応になっている。

必要環境はWindowsに加えてmacOSとSteamOS/Linuxのぶんも載っていて、最低ではGTX 960クラスのGPUと8GBのメモリ、容量は3GBとされている。

発売時期はまだ示されていない。開発元の公式サイトではベータテストの参加登録を受け付けていて、「まだ開発途中だが、もうすぐプレイテストできる状態になる」と書かれている。

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