『WARDOGS』の偽アプリがGoogle Playに8本、最多は10万DL超え
Google Playで「WARDOGS」と検索すると、アイコンも名前も本物そっくりのアプリがずらっと並ぶ。いちばん多いものは、ダウンロード数が10万件を超えていた。でも『WARDOGS』はSteamの早期アクセスで配信中のPCゲームで、スマホ版は1本も出ていないにゃ。
BULKHEADのCEOが偽WARDOGSを晒す
開発元BULKHEADのCEO、Joe Brammer氏は10月19日の16時50分に、Google Playの検索結果を撮った画面を自分のXに投稿した。
添えられていたのは「リージョンロックがどんどん魅力的に見えてきた。見せたいひどいものがある……今回のvlogは痛くて楽しいものになりそう」という一文。添付の画面には『WARDOGS: Army Battle』と『Wardogs: Army Battle』という、1文字違いの2本が写っている。アイコンはどちらも、銃を構えた兵士の背景に本物と同じ「WARDOGS」のロゴを重ねた絵だね。片方はダウンロード数5,000件以上、もう片方は5万件以上と表示されていて、どちらにも「早期アクセス」の表示が付いている。本物がSteamで早期アクセス中なのを、そのまままねた形だ。
Brammer氏はふだんからXでプレイヤーと直接やり取りすることが多い経営者で、抜け道を使って稼いだ配信者のBANが議論になったときも、自分の言葉で返事をしていた。今回は怒るより先に、皮肉で笑い飛ばすほうを選んだみたいだね。
Google Playに偽『WARDOGS』が乱立している
10月20日にGoogle Playで「wardogs」を検索してみると、投稿の画面に写っていた2本のほかにも、同じ名前を付けたアプリがいくつも見つかった。名前に「WARDOGS」を含み、アイコンや表示で本物に寄せているものを並べるとこうなる。
| アプリ名 | 開発者として表示されている名前 | ダウンロード数 |
|---|---|---|
| WARDOGS | Hira Khurshid | 10万件以上 |
| Wardogs: Army Battle | Bright Pixel Game | 5万件以上 |
| WARDOGS: Battle Arena | Zyphic Games | 1万件以上 |
| WARDOGS: Army Battle | Sehru Tec | 5,000件以上 |
| WARDOGS | Dreams Ltd | 5,000件以上 |
| WARDOGS | Diamond Developers Publishers | 500件以上 |
| WARDOGS | Ghulam Nazik | 10件以上 |
Brammer氏の画面で5万件以上だった『Wardogs: Army Battle』は、10月20日の時点でも5万件以上のまま。いちばん多い10万件以上の『WARDOGS』は、作品名そのものをアプリ名にしていて、BULKHEADの作品とは関係のない個人名で登録されている。
気になるのは、アプリの中身を表す内部の識別名だね。10万件以上の『WARDOGS』は識別名に「bowdoku.puzzle」、5万件以上の『Wardogs: Army Battle』は「toyhousehorrorgame」、1万件以上の『WARDOGS: Battle Arena』は「lucky.block.game」という語を含んでいる。パズルやホラーゲームとして登録したアプリを、話題になった作品の名前とアイコンに付け替えたものとみられる。ダウンロード数の一部は、名前を変える前に集めた数かもしれない。どのアプリにも広告とアプリ内課金が入っていて、『Wardogs: Army Battle』は10月15日、10万件以上の『WARDOGS』は9月29日に更新されていた。早期アクセスの開始が9月11日だから、どちらも本物が話題になってから名前を合わせたとみられる。
検索の一覧には、本物とは別物の古い航空戦ゲーム『War Dogs : Air Combat Flight Simulator』や、ファンが作った攻略用のアプリも混ざっている。名前が「WARDOGS」だからといって、全部が悪質というわけではないにゃ。
本物の『WARDOGS』は、最大100人が3つのチームに分かれて戦う大規模ミリタリーFPS。開発はBULKHEAD、販売はTeam17で、9月11日にSteamで早期アクセスが始まった。
ストアページに載っている対応機種はWindowsだけ。価格は4,980円で、日本語はインターフェースのみの対応になっている(音声と字幕は日本語非対応)。ヘリや戦車まで100人が入り乱れて戦うゲームを、スマホのアプリで同じように遊べるわけではない。
偽アプリの画面写真やアイコンには本物の絵が使われているから、一覧の見た目だけでは見分けにくい。名前の下に出る開発者の名前が「BULKHEAD」でも「Team17」でもなければ、それは本物の『WARDOGS』ではないにゃ。
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