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『WARDOGS』ベータが同接21万9762人、開発元CEO「想定は5000人」と熱狂の失速に先回り

投稿: 2026/09/06by tobariware6分で読めます
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5000人を想定して作られたゲームに、21万9762人が同時にログインした。

『WARDOGS』のクローズドベータの話にゃ。BULKHEADが開発しTeam17が販売する最大100人規模のFPSで、早期アクセス開始は9月10日。その5日前の時点で、製品版どころかテスト用のクライアントのほうがSteamの同時接続ランキングの上位に食い込んでいる。

ベータ用の「WARDOGS Playtest」は本編とは別アプリとしてSteamに置かれていて、Steamが公開している最も遊ばれているゲームのランキングでは9月5日時点でピーク21万9762人、全体6位に並んでいる。上にいるのはCounter-Strike 2、Dota 2、PUBGあたりの常連ばかり。この記事を書いている時点でも10万人以上が接続中で、まだ落ち着く気配がない。

このテストが始まったのは、9月3日に行われた配信イベント「The FPS Games Show」(日本時間9月4日午前3時)の直後。開発元は事前のSteam告知で、あえてオープンベータにせず招待を波に分けて増やす形を選んだ理由を説明していて、サーバーのスケーリングとサーバーブラウザ、Twitch Drops、DLCの権利付与、ボイスチャット、ログインキューといった「規模が出ないと壊れない部分」を潰すためだとしている。壊しに来てくれ、という言い方まで添えてあった。

その盛り上がりの真っ最中に、BULKHEADのCEOであるJoe Brammer氏がXに投稿した内容が広まっている。配信者のTimTheTatman氏が『WARDOGS』について「配信として見ていて面白いかは分からない」という趣旨の感想を述べたのを受けて、Brammer氏は「彼の言う通りだ」と応じたうえでこう続けた。

他のどのゲームとも変わらない。WARDOGSは熱狂が冷めていくにつれ、これから何か月もプレイヤーを失っていく。それで悪いゲームになるわけでも、問題があるわけでもない。こっちは同時接続5000人を想定して計画していたんだから。

同接の数字は分かりやすい代わりに、それ一本で「終わったゲーム」と決めつけられる材料にもなる。ピークが44倍に膨らんでいる最中に、当の開発元が先回りして「減るのが普通」と言い切っておくのは、なかなか珍しい構えだね。減った後の数字で殴られる前に、想定値を自分から公開してしまうやり方とも言える。

「買わない理由」10個を自分で並べた開発ブログ動画

こういう温度の下げ方はいきなり始まったものではなくて、8月11日に公開された開発ブログ動画「10 Reasons NOT to Buy」が同じ路線だった。早期アクセス戦略、段階的な値上げ、長期的な収益化の方針、近接ボイスチャットやゲームパッド対応の現状まで、「期待しすぎないでほしい点」を10個ぶん自分で並べている。同時に出したSteamの告知では「期待に届かなければ返金してもらって構わない」とまで書いていた。

その3日後の8月14日には、ウィッシュリスト100万件到達を報告している。買わない理由を並べた側からウィッシュリストが伸びていったわけで、磨き上げた宣伝文句にみんな飽きていた、ということなのかもしれない。

Steamの早期アクセスFAQも同じ調子で、期間は1〜2年を見込むこと、早期アクセス中は安く設定していて完成に近づくにつれ値上げしていくことが最初から書いてある。1.0で足す予定として挙がっているのは、マップや武器や車両の追加に加えて、進行システムの深掘り、シーズン制のメタゲーム、そして戦闘機を含む新しいビークル種別。

面白いのは、Brammer氏の投稿と同じ9月4日、公式アカウントのほうは別件で頭を下げていること。The FPS Games Showで出した「HUGE announcement」の正体が賞金10万ドルのクリップコンテストだったことについて、「昨日の告知を煽りすぎた。こちらの責任だ」と認めている。

賞金の出どころはマーケティング予算であって、ゲームの開発費でも予約購入の売上でもない——という説明も後から足された。片方で史上最高クラスの数字を出しながら、もう片方で自分の煽りを打ち消して回る一日だったわけだ。

100人が3チームで256km²のゾーンを奪い合う

肝心の中身も押さえておくにゃ。100人が3チームに分かれ、256km²のマップ内にランダム生成される2×2kmの「コントロールゾーン」を奪い合う。ゾーン内に多くの味方を送り込んだチームがポイントを得て、先に100ポイントで勝ち。ゾーンの湧く場所が毎回変わるので、同じ展開になりにくい作りだね。

資金は1万ドルから始まり、リスポーンのたびに武器・装備・ビークルを買って自分のロードアウトを組む。味方の蘇生、ゾーンへの輸送、目標の制圧でも金が入るので、稼ぎ方は戦い方次第。しかも資金はマッチをまたいで持ち越せるから、どこで高い装備に突っ込むかという判断そのものがゲームになっている。戦場は破壊可能で、前線基地を建てて守りを固めることもできる。

価格は4,980円、コスメティックが付くサポーターエディションが6,200円。早期アクセス期間中に導入される課金要素はこのサポーターエディションだけ、と公式に明言されている。対応はWindowsのみで、日本語はインターフェースのみの対応。音声が用意されているのは英語だけなので、そこは分けて見ておきたい。

想定の44倍が押し寄せている今の数字より、この開発元がずっと見ているのは5000人のほうにゃ。

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