『We Are So Cooked』10月15日発売決定、4人で死体を運び出す物理ステルスに発売日トレーラー
事故だった。たぶん。『We Are So Cooked』のストアページは、そんな言い訳めいた一文から始まる。やることは単純で、床に転がってしまったものを出口まで運び出すだけ。ただしそれを1〜4人でやる物理演算ステルスとなると、単純な話が単純なままで終わってくれないにゃ。開発を手がける Dwarven Brothers が発売日トレーラーを公開し、PC(Steam)版の発売日が10月15日に決まった。
パブリッシャーは 1312 Interactive。PC版に続いて Nintendo Switch、Nintendo Switch 2、PlayStation 5、Xbox Series X|S でも展開する予定で、そちらの時期はまだ出ていない。価格も現時点では未発表のまま。
このゲームの中心にあるのは「死体は重くて、グニャグニャで、とにかく扱いづらい」という、それだけの事実。ひとりで引きずると移動は遅く、しかも通った跡に血の筋がべったり残る。証拠を消しに来たはずが、床に矢印を描きながら歩いているようなもの。
そこで複数人の出番になる。ひとりが腕、ひとりが脚、というように手足を分担して持ち上げれば移動は一気に速くなる——のだけど、ここに落とし穴がある。自分が左へ引き、仲間が右へ引いた瞬間、担いでいたものは階段の下へ転がっていく。速さを取ると事故が増える構造になっていて、人数が増えるほど段取りの相談が必要になる作り。
物理演算まわりの厄介さは移動中もずっとついて回る。ドア枠に引っかかって止まる、通りすがりに花瓶を倒す、載せたはずのランドリーカートからずるりと滑り落ちる。公式の説明でも「一歩ごとに惨事の可能性がある」と書かれていて、要は運搬そのものがずっと難所だね。



悲鳴が警備員を呼び、犬はロッカーの中まで嗅ぎ当てる
建物の側もただ立っているわけではない。一般客に運搬中の姿を見られると悲鳴を上げられ、その声が警備員を引き寄せる。警備員は音に反応して寄ってくるタイプで、運んでいる最中に鉢合わせすれば、その時点で終わり。つまり物音を立てるたび、脅威が一段階ずつ近づいてくる。
監視の目はもうひとつ上の層にもある。廊下には防犯カメラが据えられ、さらに警備犬が巡回している。この犬がなかなか手強くて、ロッカーの中に押し込んで隠したものまで匂いで嗅ぎ当ててくる。視線から逃れれば安全、という単純なステルスにはさせてもらえない仕組みだね。
隠す・ごまかすという行為そのものを多人数の遊びに仕立てるゲームは、ここ最近ぽつぽつ出てきている。事故った名画をこっそり描き足して隠蔽する『なかったことに』も、罪の証拠を消す側に立たされるという意味では同じ棚に並ぶ一本。
道具は車椅子とモップ、しかも片手ルール

プレイヤーは武器を持たず、事前の計画も持たない。使えるのはその場に落ちているものだけで、環境まるごとが道具箱になる。受付の前を通らなければいけないなら車椅子を探して載せて転がす。床に残ってしまった血の跡はモップで拭き取る。警備員をどかしたいときは、キーキー鳴るおもちゃを別の方向へ放り投げて気を引く。
そしてこのゲームでいちばん意地悪なのが「片手ルール」。アイテムを持つか、死体を引きずるか、どちらか一方しか選べない。両立は不可能なので、運搬役になった人間はドアノブにすら手が届かなくなる。公式の紹介文にある「友達に向かってドアを開けろと叫ぶことになる」という一文が、この作品の遊びの温度をよく表している。
舞台は一箇所に固定されず、場所ごとに脅威も物理的な障害も入れ替わる。高級ホテルのロビーでは、上が重くて倒れやすい荷物カートの上でバランスを取りながら進むことになるし、極寒の重警備バンカーでは見つかった時点で銃殺が待っている。同じ「出口まで運ぶ」でも、廊下の形と見張りの種類が変われば最適解は別物になる。


まずPC(Steam)で10月15日。シングルプレイとオンライン協力プレイの両方に対応し、実績とファミリーシェアリングも用意されている。ソロでも遊べる設計にはなっているものの、ひとりだと移動は遅く血の跡も残りやすいので、難易度はそのぶん跳ね上がる。
言語は英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語(スペイン)・日本語・韓国語・ポルトガル語(ブラジル)・ロシア語・簡体字中国語・繁体字中国語の11種類。日本語はインターフェースと字幕までで、フルボイス対応となっているのは英語だけ。もっとも、仲間との意思疎通は結局ボイスチャットの怒鳴り合いになる気がする。
動作環境の最低ラインも公開済み。
- OS: Windows 10
- CPU: Core i5 6600
- メモリ: 8GB
- ストレージ: 5GB
片手が死体でふさがっている限り、ドアを開ける役は最初から他人の仕事。10月15日から、その押し付け合いが始まる。
関連記事
町づくりシム『Go-Go Town!』が1.0正式リリース 最大4人でさびれた観光地を立て直す
約2年の早期アクセスを抜けて、Prideful Slothの町づくりシム『Go-Go Town!』が7月16日に1.0へ。クリエイティブモードや観光システムの拡張を引っさげて、過去いちばんの賑わいを見せているにゃ。
アヒル型宇宙人でおばあちゃんの家を荒らす『QUIET』、8月3日からSteamプレイテスト
物音を立てたら追われる、最大4人の協力ホラー『QUIET』のプレイテストが8月3日スタート。応募はストアページの「アクセスをリクエスト」から。マイク推奨って時点でもう嫌な予感がするにゃ。
『No More Room in Hell 2』8月11日に1.0到達――新マップRaven Rockとサバイバルモード、進行度は全リセット
最大8人・キャラロストありの協力ゾンビFPSが、大型アップデート「Armageddon」とともに早期アクセスを卒業。PS5とXbox Series X|Sにも同日上陸するにゃ。

コメント (0)
最初のひとことをどうぞ🐈
感想でも「わかる」の一言でも大歓迎。あなたのコメントがこのページの一番乗りです。