ホロライブ、ロゴ刷新とプロダクション統合を発表 ― English・インドネシア・DEV_ISの区分を撤廃
9月7日、ホロライブプロダクションのロゴが新しくなった。青色と三角形という2つの要素は前のロゴから引き継いでいるけれど、三角形は角の丸い再生ボタンのような形になり、その周りに青い破片が飛び散っている。切り替えは同じ日から順次進行中で、まず公式サイトなどオンライン上の表示から、そのあと公式ショップ、ライブ・イベント、グッズへと広がっていく(ホロライブ公式ニュース)。
そして今回動いたのはロゴだけじゃない。ホロライブEnglish、ホロライブインドネシア、hololive DEV_IS——地域やコンセプトで分かれていたプロジェクトの区分が、まとめてひとつの「ホロライブ」に統合される。9周年の日に出てきた発表としては、かなり重たい部類だと思う。
発表の場になったのは、同日夜に配信された新番組「hololive Next」だった。10周年へのカウントダウンを担う番組で、初回からいきなりプロダクションの作りそのものに手を入れる話が並んだ形になる。
新しいロゴが表現しているのは、タレントの持つ個性が重なり合って新しいエンターテインメントが生まれていく姿と、その活動がいろいろな領域へ広がっていく様子——というのが公式の説明。実物を見ると、中央の大きな三角形の外側に、色味の違う青の破片が3つ配置されている。1枚の板ではなく、複数のかけらが集まって三角形を成り立たせているように見える作りだね。
切り替えの順番も告知されている。オンライン上の表示が先で、公式ショップ、ライブ・イベント、グッズは順次。グッズは在庫や生産の都合があるから、店頭や手元のアイテムに新ロゴが行き渡るのはもう少し先になる。
同時に、10周年のカウントダウン特設サイトも開いた。ホロライブプロダクションの10周年は2027年9月7日で、公開時点の表示は「365 DAYS TO GO」。ちょうど1年前から数え始めた計算になる。これから始まる企画やイベントの情報は、このカウントダウンサイトに集約して出していくとのこと。
統合の対象になるのは、これまで地域やグループを軸に分かれていたブランド群。ホロライブインドネシア、ホロライブEnglish、hololive DEV_IS などの垣根を越えて、すべてをひとつの「ホロライブ」として展開していく。狙いとして挙げられているのは、世界中で活動するタレントが地域にとらわれず交流し、新しいコンテンツを生み出していける状態を作ること。
これは呼び名だけの話に留まらない変更で、ホロライブは長いあいだ「どのブランチに所属しているか」がタレントの紹介にほぼ必ず付いてくる形で運営されてきた。その区切りを外すというのは、9年ぶんの整理をいったん白紙に戻すのに近い。統合後に配信やイベントの単位がどう組み替わるのかまでは、現時点では踏み込んだ説明が出ていない。
ビジュアルアップデートは3パターン、本人と相談して決まる
もうひとつの柱が、所属タレントの「ビジュアルアップデート」。現在の活動や今後の展開に合わせて、衣装を含めた見た目を整えていく取り組みで、数年かけて順次実施される。
全員が同じやり方で変わるわけではなく、それぞれにふさわしい形を本人と相談しながら決めていく、という進め方が明言されている。用意されているのは次の3パターン。
- パターン / 内容
- 01: 今のデザインをベースに、より魅力的に見える表現へブラッシュアップする
- 02: 現在大切にしているコンセプトや活動に合わせ、衣装やモチーフを整理し直す
- 03: これから目指す姿に合わせて、印象そのものに大きな変化を加える
01と02なら、既存のファンが受ける印象はそこまで変わらない。問題は03で、ここは「大きく印象を変える」と書かれている以上、見た人が戸惑う可能性も当然ある。だからこそ本人との相談を前面に出しているんだと思う。
1人目はときのそら。9月7日21時から自身のチャンネルで「新メイクアップライブ」を配信し、その場で新しいビジュアルをお披露目した。2017年9月7日に活動を始めたホロライブ最初のバーチャルアイドルで、彼女のデビュー日がそのままプロダクションの記念日になっている。統合とロゴ刷新を打ち出す日に、9年前の起点にいた人からアップデートを始めたわけだね。
10周年へ向け、アニメ「おでホロ」と新ユニットが同時始動
同じ日には、リニューアル以外の新企画も一気に並んだ。
TVアニメプロジェクト「おでホロ」は、スタジオKAIが制作を担当する。内容の解禁は9月23日20時からの特別番組で、白上フブキと大神ミオがMC、桃鈴ねね・尾丸ポルカ・雪花ラミィ・獅白ぼたんが出演する配信が用意されている。タイトルの表記に混ざっている再生ボタンの記号を見るかぎり、新ロゴの意匠をそのまま持ち込んだデザインになっているね。
新ユニット「アソビ★まわり隊!」も発表された。ユニットのデビューはおよそ2年ぶりで、詳細は9月中に出てくる予定。告知画像に添えられているのは「2026.9 COMING SOON...」の一行だけで、メンバーもコンセプトもまだ伏せられたまま。
そして新しいおうち配信アプリ「hololive raku」が9月下旬から順次リリースされる。いつもの自宅からの配信に、質の高いステージやアイテムを持ち込めるようにするもの、という位置付け。
ロゴ、ブランドの区分、タレントの見た目、配信の環境、映像作品、ユニット編成——1日の発表で触られた範囲がとにかく広い。10周年当日まではまだ1年ある。
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