『A Space for the Unbound』Android版が配信開始 ― 第1章まで無料、90年代インドネシアを歩くADV
高校の卒業が近づいてきた恋人ふたりの日常に、世界の終わりが割り込んでくる。Mojiken Studio が手がけたドット絵アドベンチャー『A Space for the Unbound』(邦題『心に咲く花』)の Android 版が、Google Play で配信を始めた。
舞台は1990年代後半、インドネシアの田舎町。主人公のアトマと恋人のラヤが、突然現れた超常的な力に巻き込まれながら町を歩き回り、人の心へ潜り込んで記憶や不安を覗いていく——という筋立てで、2023年1月19日に PC・家庭用機で出たときはドット絵の空気感と音楽が高く評価された一本だった。音楽を担当したのは Masdito "Ittou" Bachtiar。
無料でダウンロードでき、続きはアプリ内購入で解放
モバイル版は買い切りではなく、無料でダウンロードして最初のプロローグ章まで遊べる形になっている。その先へ進むにはアプリ内購入で全編を解放する必要があり、海外の表示では9.99ドル。体験版と製品版が同じアプリに同居していると考えると分かりやすい。
いきなり値札と向き合わなくていいのはありがたい作りだね。この手の物語主体のアドベンチャーは、ドット絵の解像度や操作感が指で触ってみないと分からないので、序盤を丸ごと確かめてから判断できる意味は小さくない。
iOS版から1年4か月遅れてのAndroid登場
スマホ展開そのものは新しい話ではなく、App Store 版は2025年4月4日に先行して出ていた。今回でようやく両方のプラットフォームが揃ったことになる。iOS 版はダウンロード容量が約2.4GB、iOS 12.0以上が動作条件になっているので、Android 側も相応の空き容量は見ておきたいところ。
言語まわりは項目ごとに事情が違う。Steam 版は日本語に対応していて、対応言語のなかに音声フル対応の印が付いた言語はない。つまり日本語はテキスト(表示・字幕)での対応だね。App Store の対応言語表記にも日本語は並んでいる。一方、Google Play 側の表記で日本語表示が選べるかまでは確認が取れなかったので、そこは各自ストアページで見ておくのが確実。
なお PC 版は執筆時点で Steam が50%オフの1,150円(通常2,300円)。据え置きの画面でじっくり読むか、通学・通勤中に指で進めるか、入り口が増えたぶん選べるようになった。
町の猫をなでて回れる作品でもあるので、そこ目当てで触ってみるのも悪くないと思う。
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