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宝石を割って削る工房経営『Abyssal Lapidary』体験版、本編の約25%を遊べる

投稿: 2026/10/24by tobariware約6分で読めます
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同じ灰色の石ころでも、割ってみるまで中に何が入っているかは分からない。『Abyssal Lapidary』は、その「割ってみるまで分からない」をそのまま遊びにした工房経営ゲームだよ。開発はLight Worm、パブリッシャーはXD。日本語のストアページでは『アビスの宝石職人』と紹介されている。

Steamでは10月16日から無料の体験版が配信中。開発チームの案内によると、体験版は1周で4時間以上遊べて、製品版全体の約25%にあたる内容とのこと。Steam Next Fest(10月27日午前2時まで)に参加しているタイトルの1本でもあり、体験版で作ったアクセサリーのスクリーンショットがハッシュタグ「#AbyssalLapidary」付きで次々に投稿されているにゃ。

朱紅館を継ぎ、原石を削る日々が始まる

舞台は地下都市Fathomholm。主人公は古い宝飾工房「朱紅館(Vermilion House)」を受け継ぎ、1日の限られた時間の中で原石の仕入れ、カット、アクセサリーのデザインをこなしながら工房を立て直していく(Steamのお知らせ)。

鉱石商人が持ち込む石は、当たりも外れも混ざっている。ストアページの言葉を借りれば「その原石、一攫千金か、それともただの石か」。工具で余分な岩を少しずつ削り落とし、価値のある鉱物だけを取り出していく流れになっていて、石の形や種類によって効率のいい削り方が変わる。片眼鏡のモノクルを覗くと、中の鉱物の種類や等級、硬度、靭性まで読み取れる仕組みだね。

取り出した鉱物には、覚えたカット技法でファセット(面)を刻んでいく。カットの精度と元の鉱物の性質の両方が最終的な価値に響くので、同じルビーでも腕次第で値段が変わる作りだ。カットが終わると評価のランクと完成までにかかった時間、最終的な価値が表示される。この「いい石を、いい形に仕上げた」瞬間の手応えが、SNSで遊んだ人の投稿が増えている理由なのかもしれない。

カットした宝石は金属パーツと自由に組み合わせて、1点ものの装飾品に仕立てられる。依頼人ごとの注文に合わせて作ることもあれば、オークションに出して競り合うこともあって、売り方も1つではないみたいだね。

体験版は配信後もアップデートが続いていて、10月23日に出たVer.0.2.15ではデザインまわりがかなり広がった。

公式のパッチノートより(主な項目・日本語訳):

  • 起床時のセーブと時間ごとのオートセーブが、それぞれ直近3件まで残るように
  • 工具の向き不向きと効率のヒントを追加。ファセットの見積もり、カットの絞り込み、倉庫の整理も強化
  • 石座・キャラクター・形状を追加。指輪の腕の調整、作ったアクセサリーの再編集、デザインの保存と読み込みに対応
  • 初めてのアクセサリー作り、装備、工具、陳列棚のチュートリアルを拡充。宝石の売り方の案内を何度でも見返せるように
  • 鉱石の経済と宝石の効果を調整。見やすさを補う表示と、ゲーム内のパッチノートを追加

同じお知らせでは、体験版で作ったアクセサリーをSNSにハッシュタグ付きで投稿し、Googleフォームから応募するコミュニティ企画も告知された(Steamのお知らせ)。締め切りは11月3日で、抽選で5人に30米ドル分のAmazonギフトカードが贈られる。開発チームはこの企画を「きれいな作品も、ときどき驚くほど奇抜な作品もたくさん見かけたから」と説明している。整った指輪ばかりではないのも、自由に組めるゲームらしいところだにゃ。

工房経営だけで終わらないのがこの作品のもう1つの顔。ストアページのタグには「ラブクラフト的」「ミステリー」が並ぶ。地下深くから出てくる原石の中には、ゆっくり脈打つ血の色の模様や、表面で花が咲いて花粉を散らすような、この世のものとは思えない変化を見せるものがあるという。価値は計り知れないけれど、鑑定を重ねるほど、長い眠りについていた何者かの視線に近づいていく——という設定だ。

謎めいた巨石、心臓の鼓動が響く部屋、底の見えない大穴。朱紅館に隠された秘密は、宝石を扱いながら少しずつ明かされていく。体験版のパッチノートにも、知覚が高まると影の人影や大きな蛾が現れるといった記述があり、きらびやかな作業台の裏で不穏な要素がしっかり動いているのが分かる。

体験版では陳列棚と新工具まで試せる

公開中の体験版は、以前のプレイテストからCPUとGPUの負荷を大きく下げたうえで、新しい要素も入っている(Steamのお知らせ)。鉱石・遺物・アクセサリーを飾れる陳列棚は工房の魅力を上げ、特別な効果が付くこともある。ほかにも工房の改装、カレンダーと業務日誌、頭に付けるルーペや爆薬、ワイヤーソーといった新しい工具が加わった。スキルツリーと鑑定士ライセンスの昇格、知覚の仕組みは作り直されている。

遊ぶ前に知っておきたい点は次のとおり。

  • セーブ: プレイテストのセーブは使えない。体験版のセーブは製品版へ引き継げるが、製品版では数値が大きく変わる可能性がある
  • 操作: 体験版はコントローラー非対応で、キーボードとマウスで遊ぶ。コントローラーは製品版の発売時か、発売後数週間のうちに対応予定
  • 日本語: インターフェースと字幕は日本語に対応。音声はどの言語も非対応
  • 必要環境: Windows 10(64bit)、メモリ8GB、GeForce GTX 1650 / GTX 1060 6GB / Radeon RX 570以上。推奨はメモリ16GB、GeForce RTX 3060 / Radeon RX 6600、SSD

製品版の発売日と価格はまだ発表されておらず、ストアページの表示は「近日登場」のまま。最初に割る1個が当たりか外れかは、体験版の工房で確かめられる。

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