悪い魔法使いに床へぶちまけられた商品4000点を戻す整理シム『Tidy Up Together』デモ版配信
棚はすっからかん、床は商品で埋まっている。しかも犯人は強盗でも地震でもなく、店に竜巻の魔法をぶち込んでいった悪い魔法使い——という理不尽な状況から始まるのが、冒険者向けショップを舞台にした整理シム『Tidy Up Together』にゃ。8月3日にSteamでデモ版が配信され、製品版は8月14日に配信を予定している。開発・販売はどちらも MalumGames。
床に落ちた4,000点を、1点ずつ棚へ戻していく

プレイヤーがやることは、身も蓋もなく言えば「拾って、置く」。ただしその対象がストアページいわく4,000点以上あり、12のカテゴリーに分かれている。ポーションのような如何にもファンタジーな品から寿司まで並ぶという振れ幅の広さで、どこに何を戻すのかを覚えていく作業そのものが遊びの中身になっている。
そして重要なのが、制限時間もゲームオーバーも存在しないという点。急かされることなく自分のペースで棚を埋め、「床が片付いた」「棚が満杯になった」という静かな達成感を味わうタイプの作りだと説明されている。Steamの機能タグにも「自分のペースで進められる」「時間制限のある入力なし」「いつでもセーブ可能」が並んでいて、そのあたりは徹底しているみたいだにゃ。
片付けを助けてくれるのがアビリティの強化で、進めるほど作業効率が上がっていく。そこにもうひとつ乗るのがオンライン協力プレイにゃ。しかもこれ、人数に上限が設けられていない。友達を好きなだけ招待して、フロアを手分けして潰していける。もちろんシングルプレイでも一通り遊べる設計になっている。散らかった店を大人数で一気に片付ける絵面は、それ自体がちょっとしたパーティーゲームのノリで、実際タグにも「パーティーゲーム」が入っている。

製品版に用意されるステージは大小あわせて4つ。8月3日から遊べるデモ版で開放されているのは、そのうちの1ステージにゃ。デモ配信にあわせた開発元のお知らせでは、キャラクターの見た目のカスタマイズも同時に入ったと案内されていて、衣装と色を変えて自分のキャラを作れるようになっている。大人数で押しかける遊び方を想定しているなら、見分けが付く格好にしておくのは地味に効いてきそう。
開発元はデモを触った人からのフィードバックを集めたい構えで、Steamのディスカッションと公式Discordの両方を窓口として案内している。デモが出たばかりで製品版まで10日ほどという時期を考えると、いま送った感想が発売時点の作りに反映される可能性は普通にありそうだにゃ。


もうひとつ目を引くのが、ストアページの説明文の一行目にわざわざ大文字で「本作の制作にAIは一切使用していません」と書かれていること。ゲームの内容とは直接関係のない宣言だけれど、それを紹介文の最初に置くという判断そのものが、いまのストアの空気を映していて興味深い。
英語のみで、推奨環境はRTX 2070クラス


対応言語まわりは、期待する前に確認しておきたいところ。Steamの表記ではインターフェース・音声・字幕のいずれも英語のみで、日本語には対応していない。整理シムというジャンル柄、言葉が分からなくても手は動かせそうではあるものの、品物の名前やカテゴリーを読む場面はそれなりにありそうなので、そこは織り込んでおきたいにゃ。価格は記事執筆時点でストアに掲示されていない。
対応プラットフォームはWindowsのみ。最低動作環境はWindows 10(64bit)以降、CPUがIntel Core i3またはAMD FXクラス、メモリ4GB、VRAM 2GB以上のGPU、DirectX 12、ストレージ8GB。推奨環境はWindows 11(64bit)、Core i5 4650またはFX-8320クラス、メモリ8GB、VRAM 4GB以上のNVIDIA RTX 2070相当となっている。フルコントローラー対応、Steamクラウド、ファミリーシェアリングにも対応済み。カメラの快適性設定や色の代替表示といったアクセシビリティ関連の項目が用意されているのも、のんびり遊ぶゲームとしては嬉しい部分。
ちなみにMalumGamesは、ファンタジー世界で酒場を切り盛りする『Rekindled: Cozy Tavern Life』も開発中で、こちらは2026年第4四半期の配信を予定している。採集も釣りも料理も自分のペースで、というコンセプトは今作と地続きにゃ。棚を埋める快感に心当たりがあるなら、まずはデモ版で床の惨状を眺めてみるといい。
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