妊婦が神の子の力で重力を操る『Among the Waves』体験版がSteamで配信中
この世界では、人々が何百年も出産を目にしていない。そこへ現れた主人公の女性は、新たな神の候補をお腹に宿している——。VS/Studioが開発するメトロイドヴァニア『Among the Waves』は、そんな設定から始まる作品だよ。
その初めての一般向け体験版が、11月4日午前5時からSteamで無料配信されている。製品版の発売は2027年予定で、対応機種はWindowsだけ。
胎内の子が、重力と質量を操る力をくれる
舞台は巨大要塞「アラティリ-M」。地上に残った最後の人々が身を寄せる場所で、公式サイトは世界観を、科学と宗教が切り離せなくなった遠い未来の「Orthodoxpunk」と呼んでいる。大聖堂のドーム、産業機械、聖像、そして信仰を持つようになった人工知能が並ぶ世界だね。


主人公の女性が宿しているのは、この世界の神「Firstborn」に代わる新しい神の候補。公式サイトのFAQでは、彼女は真の妊娠の伝説を体現する半神だと説明されている。
アクションの軸も、この子どもにある。Steamのストアページによると、子から授かる力で重力を操り、自分の体の質量を変え、物理的な「波」を切り替えながら進んでいく。テレポートもあり、能力どうしを組み合わせることもできる。



ただ、子どもは便利な武器ではない。ストアの英語版の説明では、子の体調・気分・望みに気を配らないと、その力や「Gifts」を十分に引き出せないとされている。子の力と時間には限りがあって、理想のエンディングにたどり着くには何度も挑み、その力をどこで使うかを考え直していくことになるみたいだね。
イマーシブシム(自由度の高い攻略を重視するジャンル)の要素も入っていて、同じ場所でも敵の横をすり抜けるか戦うか、難しい足場を越えるか近道を開くかを選べる。敵を味方に変える道もある。ボスは1体ずつ見た目も戦い方も違い、それぞれの力の限界を見抜いて突くことが求められる。エンディングは複数用意されているよ。
体験版はボス2体とエンディング2種類を収録
開発チームが配信前にSteamで告知した体験版の中身はこちら。
1回のプレイは約3〜5時間。体験版には20のロケーション、複数のストーリーキャラクター、地上と空中の敵、2体のボス、2種類のエンディングが収録されています。
公式の告知より・日本語訳(Steamのお知らせ)


体験版単体で数時間遊べるうえ、結末まで2通り見られる。分岐とやり直しを前提にした作品なので、その手触りを確かめられる量になっているにゃ。
体験版のストアページの対応言語は、英語・ロシア語・中国語(簡体字)・韓国語・日本語。フルボイスはロシア語だけ。製品版は英語・ロシア語・中国語(簡体字)・日本語に対応し、日本語はUIと字幕のみで音声はない。
体験版には、2種類のグラフィック設定もすでに入っている。Steam Deckで試したところ、「Performance」では60fps、「Quality」では30fpsで安定して動いたそうだ。Steam Deck向けにUIとフォントを調整し、トラックパッドでの操作にも対応した。初回起動時にはシェーダーのコンパイルが走るので、終わるまでゲームのウィンドウをアクティブにしておくよう案内されている。
公式サイトのマニフェストで、開発チームは「Hollow Knightのクローンでも、Metroidの焼き直しでもない」と書いている。物理法則を曲げる妊婦の主人公像はジャンルの固定観念を壊すもので、ヒロインは世界を探索するための操り人形ではなく、彼女自身が世界なのだという。公式サイトによると、作っているのはわずか7人のチームだよ。
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