『黒神話:鍾馗』初のゲームプレイ映像は15分―剣と法術、鬼を従えて挑む「大蚌真君」戦
Game Scienceにとって、8月20日はどうやら特別な日付らしい。2024年のこの日に『黒神話:悟空』が発売され、2025年の同じ日には次のシリーズ作『黒神話:鍾馗』の存在が明かされた。そして2026年8月20日、公式チャンネルに投稿されたのは15分におよぶゲームプレイ映像。主人公が戦うところと物語の断片が、まとまった尺で表に出たのはこれが初めてになる。
剣に炎や雷を乗せ、呼び出した鬼と一緒に戦う
前作の主人公が振り回していた棍は、もう無い。鍾馗が握っているのは一振りの剣で、斬撃と体術を混ぜながら、受け流しと回避で相手の攻撃をさばいていく。回避で背後に回り込み続けるというより、正面から噛み合わせて弾き返す組み立てで、パリィの手応えが映像の中でもかなり強調されている。
剣そのものにも炎や雷、お札の力を乗せられるようで、属性を切り替えながら間合いを詰める場面が何度か出てくる。剣術と法術、どちらか片方に寄せるのではなく、両方を行き来しながら組み立てる作りみたいだね。攻撃や見切りを重ねて溜まったものを技につぎ込む――『悟空』の「棍勢」に近い流れも見て取れる。
もうひとつ目を引くのが、鬼を呼び出して一緒に戦わせる仕組み。魔を祓う側の鍾馗が、祓われる側の鬼を従えて前に出す、という構図になっている。終盤には加勢に入った仲間へ操作そのものが移る瞬間まで映っていて、ただの召喚アシストとは違う位置づけが与えられているらしいにゃ。
映像の後半、4分ほどを占めるのが水辺のボス「大蚌真君」との戦い。巨大な二枚貝の化身で、背中に大きな殻を二枚背負っている。この殻は見た目の飾りではなく、戦闘中に実際に砕ける。割れたあとは相手の構えも動きも変わり、こちらの攻め方が変わっていく。
ボス戦に入るまでの道のりも、細い岩場や廟のような建物を抜けていく探索がしっかり尺を取って収められている。フォトグラメトリで取り込んだ質感は前作でも売りだったけれど、今回は水面の反射や霧の抜け方まで含めて、風景の見せ方に手が入っているのが分かる。
映像の説明には但し書きが付いていて、これは開発中のバージョンで収録したもので、画面比率を21:9に設定して動かしている、と書かれている。まだ研究開発の早い段階にあるため、実際に発売される内容とは変わる可能性がある、とも添えられていた。実験的に試している部分がそのまま映っている、ということらしい。
対応プラットフォームはPCと主要な家庭用機。発売時期は今回も明かされず、去年の発表からずっと空欄のままになっている。今年2月に春節へ合わせた短い映像が挟まったものの、遊びの中身がここまで見えたのは今回が最初だ。
シリーズ第1作の『黒神話:悟空』は、2024年8月20日の配信開始から2年。翌2025年の8月20日にはXbox Series X|S版も加わっている。
1年前のこの日に出てきたのはCGのティザーで、鍾馗という題材が示されただけだった。
今年の15分は、最初から最後までゲームの中で動いている。
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