10年越しの個人開発『Divinum』Steam配信開始 ― 空中コンボで戦うドット絵メトロイドヴァニア
開発が始まってから、10年。
Sigil Gamesの『Divinum』が8月29日にSteamで配信を開始した。作っているのは一人だけで、配信当日に出た開発者からの挨拶には「開発が始まって以来の10年間、支えてくれてありがとう」という一文が添えられていた(Steam ニュース)。
舞台は北の静かな島。主人公フィヨルは「守護者の運命」のもとに生まれた若き戦士で、戦いの才には恵まれているものの、それだけでは島に現れた侵略者を追い返せない。忘れられた洞窟、不穏な森、陰気なカタコンベ、神聖な遺跡——地上と地下をまたいで探索していく作りになっている。
打ち上げた敵は、落ちてくるまで何もできない
戦闘はハックアンドスラッシュ系から着想を得たもので、売りは空中コンボ。敵を宙に打ち上げると相手は行動も逃走もできなくなり、その間フィヨルの側だけが専用の技を使えるようになる。性格の違う2種類の主武器と特殊スキルを組み合わせてコンボをつなぎ、回避・ガード・パリィで隙を潰していく。



もう一本の軸が、探索と秘密の発見、ボス戦で手に入る「ルーン」。ストアページでは「ダメージ+5%のようなアイテム? そんな退屈なものは『Divinum』には無い」とはっきり書かれていて、戦い方そのものを変える修飾効果や、強い代わりに代償を伴うものまで用意されているとのこと。島の各所には試練と古の悪も待ち構えていて、こちらを踏破すると報酬がもらえる。ビルドを組み替えて遊ぶタイプの作りだね。
配信翌日にはもう修正パッチ、追加コンテンツも予定

配信の翌29日には早くもv.1.0.0fのホットフィックスが入っていて、足場から落ちた直後に攻撃するとフィヨルが空中で固まる不具合や、壁を反対側から壊せてしまうケースが直された。開発者は当面の予定として、不具合とバランスの調整、プレイヤーからの意見への対応、実績のローカライズ、対応言語の追加を挙げている。さらに今後数か月のアップデートで、繰り返し遊ぶことを意識したコンテンツと追加チャレンジを入れる計画も示されている。
価格は1,800円だが、リリース記念セールで10%オフの1,620円。割引は9月12日に終了する。対応はWindowsとMacで、公式サイトは家庭用機版についても「近日」とだけ触れている。日本語を含む9言語に対応しているものの、いずれもインターフェイスと字幕までで、フル音声に対応した言語は無い。
体験版もそのまま残っているので、空中に浮かせてから殴り続ける感触が自分に合うかどうかは、買う前に確かめられる。ユーザーレビューは執筆時点で113件、うち95件が好評だった。
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