刃では傷ひとつ付かない異形に「集中」で挑む ボスラッシュACT『ルビナイト』Steam配信開始
真っ赤なフードをかぶった小さな王女と、画面の半分を占領するほど大きな異形。距離を詰めて斬りかかる——その前に、やることがある。まずはじっと相手を見ることにゃ。
ドット絵ボスラッシュアクション『ルビナイト』が、2026年7月23日にSteam(ストアページ)で配信を開始した。開発・販売はCup Dog Games(杯狗遊戲)。プレイヤーはスカーレット王国から逃げ延びた王女ルビーとなり、復讐と王国奪還のための旅に出る。
刃では傷ひとつ付かない

公式の紹介文がなかなか容赦ない。「ルビーの持つ刃では、彼らに傷ひとつ付けられない。弱点を見つけ出し、攻撃を掻い潜って致命の一撃を狙う。それだけが生き延びる道だ」。正面から削り合う土俵に乗った時点で、もう負けということらしい。
その鍵になるのが独自システムの「集中」。敵をよく観察して弱点を見抜き、そこへ強力な一撃を叩き込む。攻撃パターンを覚えて回避する従来のボス戦の手触りに、「どこを狙うのか」という観察がもう一枚重なる構造になっている。

たとえば緑の水底でとぐろを巻く巨大なムカデ。分厚い甲殻に覆われた体のうち、いくつかの体節だけが赤く剥き出しになっている。画面を見れば「そこか」と分かる作りで、相手ごとにその答えが変わっていく。
赤い体節、白い眼球、雪の中の角
立ちはだかる「血汚ノ者」の絵面が、とにかく振り幅が大きいにゃ。血に染まった王城の広場で細身の剣を構える貴婦人、雪の残る野営地に現れる角と黒羽の人型、蝋燭に囲まれた洞窟で牙の輪の中心に鎮座する巨大な眼球。同じ「ボス連戦」でも一戦ごとに舞台の色がまるで違う。

公式が挙げる敵の顔ぶれも、古の秘密教団、不死の寄生体、疫病の根源と物騒に尽きない。青く巨大な竜の骸が横たわる紫の火の回廊、視界いっぱいが肉と眼球でできた淡い桃色の異界。ダークファンタジーと言われて思い浮かべる城と森の絵から、だいぶ遠くまで連れていかれる。



純血を取り込み、護符を組み替える
血汚ノ者を打ち倒すたび、ルビーはその力を取り込める。得た「純血」で能力を高め、護符を身に付けて、自分だけの戦闘スタイルを組み上げていく流れだ。
スキル画面は古びた書物の見開きに菱形のアイコンが枝分かれしていく形式で、たとえば「EXPLOSIVE STRIKE」は、斬撃のあとにキーを押し続けて対象の血を球へ凝縮し、魔力を込めて起爆する広範囲攻撃と説明されている。ボスを倒すほど手札が増え、次の一戦の狙い方そのものが変わっていくにゃ。


死闘の合間には焚き火を囲む拠点もある。鍋を吊るした火のまわりに仲間らしき面々が腰を下ろし、寝床には「RUBY」の名札。連戦の緊張をいったん解く場所がちゃんと用意されている。
¥2,600、リリース記念セールは8月5日まで
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配信日 | 2026年7月23日 |
| 価格 | ¥2,600(リリース記念10%オフで¥2,340、8月5日終了) |
| 対応OS | Windows(10 / 64bit以上)、macOS(10.13以上) |
| 対応言語 | 日本語・英語・簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語・ポルトガル語(ブラジル)・ロシア語・ウクライナ語の8言語 |
| 音声対応 | ストア表記ではフル音声の対応言語なし(各言語ともインターフェイスと字幕のみ) |
| その他 | シングルプレイヤー、フルコントローラーサポート、Steam実績、Steamクラウド、ランキング |
日本語まわりは要注意で、日本語を含む全8言語がインターフェイスと字幕には対応しているものの、フル音声の欄はどの言語にもチェックが入っていない。Windows版の最低要件はIntel Core i5・メモリ8GB・空き容量2GB、macOS版は4コア2.5GHz・GTX 660相当以上・空き容量10GBと記載されている。
デモ版に積み上がった1,367件
本作は2024年9月から無料デモ(Steam)が公開されていて、こちらは1,367件のレビューのうち1,319件が好評、率にして約96%の「圧倒的に好評」を維持している。製品版のほうは配信初日ということもあってまだ55件・87%好評(本稿執筆時点)と母数が少ないものの、滑り出しは上々にゃ。
発売日の告知は開発元の公式アカウントからも出ている。
刃が通らない相手を前に、逃げ回りながら赤い一点を探す。その面倒くささを楽しさに変換できる人には、たぶん相当刺さる一本にゃ。作品の詳細は公式サイトにもまとまっている。
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