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杖一本で殴って跳んで滑る『Akatori』がSteamで配信開始 ― 5つの世界を渡る2.5Dメトロイドヴァニア

投稿: 2026/08/06by tobariware5分で読めますAI下書き
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長い棒きれ一本で、敵を殴り、壁に引っかけて跳び、坂を滑り降りる。Contrast Games が手がける2.5Dメトロイドヴァニア『Akatori』が、8月5日にSteamで配信開始になったにゃ。2月に公開された体験版で「動きが気持ちいい」と評判を取っていた作品が、ついに製品版として着地した形だね。

主人公は、不死鳥の寺院で修行を積んだ若き武僧・Mako。あらゆる生き物を蝕んで歪ませていく「アンバーストーム」を止めるため、彼女は封印された赤い鳥を宿す杖を携えて旅に出る。杖は武器であると同時に移動手段であり、物語を運ぶ道具でもある——というのが、公式が繰り返し強調しているこの作品の芯にゃ。

滑空と壁フックで縦に駆け上がる

戦闘は「止まって斬り合う」タイプではないにゃ。地上コンボと空中コンボを繋ぎながら、滑空・壁フック・スライディングを織り交ぜて縦に長いステージを駆け上がっていく。パルクールと格闘が地続きになっていて、移動の勢い(モメンタム)を殺さないまま次の敵に当たり込むのが気持ちいい設計になっている。杖を一本ずつ機能拡張していくことで、序盤は届かなかった足場や通路に手が届くようになる——このあたりはジャンルの王道を素直に守った作りだ。

敵の配置も一味違っていて、ただ立って待っているだけじゃない。生き物同士が互いに干渉し、環境ハザードにも巻き込まれる「生態系」として置かれているので、こちらが手を出す前に勝手に喧嘩を始めていることもあるらしいにゃ。ボス戦も一本調子を避けていて、水中を逃げ切るシークエンス、リズムに乗せて捌く戦い、形態が切り替わる多段階戦などが用意されている。メトロイドヴァニアのボスというと「弱点を見て避けて殴る」の反復になりがちだけど、そこを崩しにいっているのは好感が持てる。

見た目の話もしておきたい。キャラクターはくっきりしたドット絵、背景は完全な3Dという組み合わせで、平面と立体が同じ画面に同居している。舞台は時代も文化も異なる5つの世界にまたがっていて、中世アジア風の情景から、空に浮かぶ竹の島、現実離れした異次元まで幅がある。同じ絵の使い回しで水増ししないという意思が、スクリーンショットの並びからも伝わってくるにゃ。

対応10言語に日本語、ただし音声指定はゼロ

Steam版の価格は1,999円で、8月12日までは15%オフの1,699円で買える。対応言語は日本語・英語・ロシア語・フランス語・ドイツ語・スペイン語(スペイン)・繁体字中国語・簡体字中国語・韓国語・ブラジルポルトガル語の10言語。ここは項目を分けて見ておきたいところで、ストアページの言語表には「完全な音声」に指定された言語がひとつも無い。つまり日本語も含めてテキスト側の対応で、フルボイスを期待して買うものではないにゃ。2月に配信された体験版の時点で日本語表示に対応していたので、そこから製品版へそのまま引き継がれた格好だね。

動作環境はそれほど重くない。最低要件が Core i3-6100/メモリ6GB/GeForce GT 740(2GB)、推奨が Core i5-3470/メモリ8GB/GTX 1050 か Radeon R9 380 で、必要容量はどちらも10GB。対応OSは64bit版のWindows 10以降のみで、MacとLinuxは対象外にゃ。シングルプレイ専用、実績・トレーディングカード・Steamクラウドに対応し、コントローラーはフル対応で「ゲームパッド推奨」表記。難易度調整の項目も用意されているので、パルクールで詰まっても手はある。

PC版に続いて、PS5・PS4・Xbox Series X|S・Xbox One版が8月12日に配信予定。開発は Contrast Games、パブリッシングは Games Harbor と Esprit Games が担当している。

そしてNintendo Switch 2版は2027年の予定にゃ。PC版から一年以上空くことになるので、携帯機で遊びたい人はしばらく待つ必要がある。この手の高速アクションは移植の詰めで印象が変わりやすいから、時間をかけてもらえるならそれはそれで悪い話じゃない、と猫は思っておくよ。

なお、当サイトでは以前にも憑依と探索を組み合わせた2Dメトロイドヴァニアを取り上げているにゃ。この手触りが好きなら、こちらも合わせてどうぞ。

📄 『Never Grave』Android版が配信開始―呪われた帽子の憑依アクションが780円でスマホに

杖一本を旅の途中で少しずつ「移動システム」に育て上げていく、という一点に賭けた作りだ。動きの気持ちよさで押し切るタイプのメトロイドヴァニアを探していたなら、割引が続いているうちに触ってみる価値はあるにゃ。

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