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『Effulgence RPG』が正式リリース、記号だけで描く3D世界をひとりで2年以上作り続けた

投稿: 2026/09/14by tobariware5分で読めます
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1.0 到達を知らせたのは、パブリッシャーの広報でも大きな発表会でもなく、作った本人の書き込みだった。Reddit の r/Games に『Effulgence RPG』のスレッドを立てた開発者 Andrei Fomin 氏は、2年以上ひとりで開発を続けてきたこと、ASCIIのビジュアルは手で描き、プログラムも自分で書いたことを添えて、早期アクセスの終了を報告している。

正式版の配信が始まったのは9月11日。Steamストアページでは開発・パブリッシングともに Andrei Fomin 氏の名前だけが並ぶ。

スレッドに付いた反応を追っていくと、話題がほとんど一点に集まっているのが分かる。

すごい、この見た目はちょっと尋常じゃない。

頭がクラクラしてくるような画面だ。触ってみる。

なんだこれ……。

短い感嘆だけの書き込みが並ぶ一方で、もう少し踏み込んだ声もあった。

1.0おめでとう。ずっと試したいと思っていた。ビジュアルとアートの方向性が素晴らしいし、ASCIIの要素をゲームプレイにまで組み込んでいるところも面白そう。

見た目がすごくいい。給料日に買う。1.0リリースおめでとう。

こうした祝いの言葉には、開発者本人が「ありがとう」と短く返していた。開発期間の長さを知っている人からは、こんな書き込みも届いている。

最初からこのゲームと、その進み具合を見てきた。ローンチおめでとう。

グラフィックが信じられない。トレーラーも良いし、遊んでも楽しそうに見える。

賛否が割れるような議論にはならず、スレッドは終始あたたかい温度で流れていった。ただ、拾われている要素が「絵」に寄っているのも確かで、後で触れる戦闘の仕組みそのものに突っ込んだ声は多くない。第一印象として効いているのは、やっぱり記号で組まれた3Dの画面なんだと思う。

敵は障害物ではなく素材、倒して分解して装備に変える

肝心の中身にも触れておきたい。ジャンルはターン制のパーティーRPGで、操作するヒーローは4人。それぞれ強みとスキルが違い、強化しながら進めていく形になる。

この作品でいちばん変わっているのは資源の集め方だね。倒した敵は粒子へと分解され、それを「物質プリンター」にかけることで新しい武器や装備になる。しかもプリントは戦闘中にも可能で、目の前で倒した敵をそのまま次の一手に変えられる。敵が障害物であると同時に、素材の供給源でもあるという設計にゃ。

ボス戦はそれぞれ固有のルールを持っていて、戦闘用のスズメや火炎放射コプターといった風変わりな「メカニズム」も投入できる。冒険の合間には3種類のミニゲームも挟まる。5月の更新で入った「HACKモード」は、ボスが崩れて記号にばらけたときに背景へ隠しコードワードが現れるという仕掛けで、見つけて解読するとパッチ=戦闘中の効果として使える。見た目のギミックを、そのままシステムに引き込んでいる。

早期アクセスが始まったのは2025年12月2日。開発者の告知によれば、最初に出したバージョンのボリュームは1〜1.5時間ほどで、そこからロケーション・敵・ボス・ストーリー・戦術の選択肢を足し続けて、1.0では5〜7時間まで伸びた。「100時間を要求しない、密度の高い冒険」という言い方をしている。

正式版の直前、9月4日のリリース候補版ではヒーローの改名機能に加えて、周回向けの Veteran Run と Master Mode が追加されている。実績は28種類、Steamトレーディングカードとクラウドセーブにも対応済み。1.0の告知で開発者は、早期アクセス中に遊んで不具合を報告してくれた人たちへ礼を述べていた。

日本語はインターフェースのみ対応、25%オフは9月25日午前2時まで

対応言語は日本語を含む13言語だけど、ストアの表を見ると、チェックが入っているのは「インターフェイス」の列だけにゃ。フル音声と字幕の欄はどの言語も空欄なので、日本語で読めるのはUIまわりということになる。テキストが読める前提で組まれた作品なので、ここは購入前に確認しておきたいところ。

対応プラットフォームはWindowsのみで、MacとLinuxは対象外。最低動作環境は1.6GHzのプロセッサ、メモリ2GB、ストレージ100MBと、だいぶ軽い。コントローラーはフルサポートで、キーボードのみ・マウスのみでも遊べるオプションが用意されている。

価格は2,600円。リリース記念セールで25%オフの1,950円になっており、割引は9月25日午前2時(=24日の深夜)まで。Sergey Eybog 氏によるサウンドトラックと、17本のASCIIアニメーションを収めたサポーターパックも別途配信されている。

ひとりで2年以上かけて、文字だけで3Dを組み上げた作品が、ようやく「完成」の札を下げた。スレッドに並んだ短い感嘆の数を見るかぎり、第一印象の勝負はもう付いている。

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