『ファイアーエムブレム 万紫千紅』7分34秒の紹介映像が公開、公式サイトにキャラクター50人が出そろう
7分34秒。9月14日に任天堂が公開した『ファイアーエムブレム 万紫千紅』の紹介映像は、発売直前に流す総集編というより、遊び方の説明そのものに近い内容だったにゃ。同じ日に公式サイトも更新されていて、映像ページに「紹介映像」が、キャラクターページ「世界の命運を握る者たち」にプロフィールがまとめて追加された。発売は9月17日、Nintendo Switch 2専用。開発はインテリジェントシステムズ。
ストーリーのページを読むと、この作品の組み立てがかなり変わっていることが分かる。冥界の王たる魔神「バロール」が復活し、あふれ出た亡者の軍勢によって町や村が焼かれていく。滅びかけた世界に突如ひとりの「救世主」が降り立つのだけど、運命の女神フォトナはこう告げる。「このままでは、とてもバロールの軍勢に対抗することはできぬ」。
フォトナが見出したのは、運命を変えうる強大な力を持つ4人の戦士。ただし4人は現在の時点ですでにこの世を去っている。そこで救世主は5年前へ時をさかのぼり、彼らの過去に干渉して運命を書き換えることになる。最後まで物語をプレイした戦士は、そのままバロールとの最終決戦へ仲間として連れていける。戦士を1人も仲間にせずバロールに挑むこともできると、公式サイトには注釈まで添えられている。
その5年前の舞台になるのが、帝都ダグシオンで幕を開ける「大剣闘祭」。眠りについたダグザ大帝に神聖なる戦いを奉納する祭典で、半年以上の長期にわたって開催され、優勝すればどんな願いも叶うという。大陸「ダグザの地」はダグザ帝国を宗主とし、アラゴ・ブレザラント・サラミスの3王国がそれぞれ主権を認められている構成。大帝が長い眠りについている今は、代行者のソレルが君主の座に就いている。



ダグシオンで過ごす半年、移動のたびに日が進む
試合と試合のあいだには自由に動ける準備期間があって、ゲームシステムのページを見るかぎり、ここの比重がとにかく大きい。拠点「ダグシオン」で施設を使ったり人物と交流したり、ワールドマップで大陸各地へ遠征したり。移動のたびに時間が経過するので、限られた日数をどこへ振るかがそのまま戦力差になる作りだね。
闘技場の訓練は週替わり。技能が上がれば新しい技を覚え、強力な武器も扱えるようになる。資格試験に合格すれば新たな兵種につけて、合格率は受験者のレベルと習得済みの技能で変化する。腕に自信のある人物はスカウトでき、一度断られても贈り物を渡して仲を深めれば再挑戦が可能。街の人から依頼を受ける、神殿で神々に謁見し奉仕活動から「神の加護」を得る、仲間と食事をして「支援会話」を掘り起こす、大陸に点在するダンジョンを探索する——やれることは相当多い。ダンジョン内の戦闘は「クイックバトル」で手早く進む。
そのうえで、4人の主人公は準備期間にできる行動そのものが違う。カイは各地に生息する騎乗動物を捕獲して育成できる。ディートリヒは「刃鳴り」で周囲にひそむ敵をあぶり出す。セオドラは町や村で兵士を募ることで自軍が「軍団兵」を扱えるようになり、集めた兵を派遣して素材回収や戦闘に活用できる。レダは依頼を受けて酒場や都市で興行を行い、報奨金やアイテムを手に入れる。主人公を変えると、戦い方より先に1日の過ごし方が変わるにゃ。
HPを削るブレイズアーツ、武器を削る戦技
戦闘はマス目状に区切られたマップで自軍と敵軍が交互に行動するターン制。兵種は攻撃手段だけでなく守備の高さや移動範囲といった能力にも大きく影響し、装甲の厚い兵種は魔法に弱いといった相性が設定されている。このあたりはシリーズの作法どおり。
主人公たちだけが使えるのが「ブレイズアーツ」で、HPを消費する代わりに戦況を一変させる力を持つ。武器側には「戦技」があり、威力を高めたり射程を変化させたりできるが、武器の耐久値を大きく消費する。どちらも撃てば何かを失う、という形で揃えてあるのが分かりやすい。
育成はレベルアップで能力が伸びる従来型。上昇する能力はランダムだが、キャラクターの才能と就いている兵種によって伸びやすさが変わる。剣術や馬術といった「技能」のレベルは資格試験の合格率に直結していて、上がれば強い武器や新しい魔法にも手が届く。



難易度は敵の強さを決める「ノーマル」と「ハード」の2種類で、途中で下げることはできる。これとは別に、倒れた仲間が戦闘後に復帰する「カジュアル」と、倒れた仲間が決して戻らない「クラシック」のモード選択もある。味方が敗れたときには女神フォトナの「神の加護」で特定の時点まで行動を戻してやり直せるし、物語の途中で不思議な白い鳥に話しかければ、別の主人公の物語を進めることも可能。
『ファイアーエムブレム 万紫千紅』はNintendo Switch 2専用ソフトで、発売日は2026年9月17日(木)。希望小売価格はダウンロード版が8,980円、パッケージ版が9,980円(いずれも税込)。CEROレーティングはC。
同じ日に「ファイアーエムブレム 万紫千紅 Dagdan Collection」も出る。14,980円(税込)で、ソフトに加えてオリジナルアートブック「Dagdan Art Book」、アートカード、スチールブック仕様のカードケース、ポスター「The Land of Dagda」が入る構成。Nintendo Storeではダウンロード版と特典のセット、特典だけのセットも扱われている。
声優付き50人、フォドラからは2人が参戦
14日の更新で埋まったキャラクターページには、救世主と4人の主人公、ともに戦う36人の戦士、そして重要人物9人——合わせて50人が声優付きで並んだ。救世主のデフォルトネームは「イシュマール」で、CVは松岡禎丞さんと井上麻里奈さんの2名が併記されている。
目を引くのはディートリヒの紹介文。「海の向こうのフォドラの地よりやってきた、逸楽のため戦いに興じる美しき剣士」とあり、「魔剣アンスウェラー」の使い手だとも書かれている。フォドラ出身はもう1人いて、ファビオは「遠いフォドラの地からやってきた、セイロス聖教会の謎多き宣教師」。しかも「ディートリヒとは同郷だが面識はない」と、わざわざ断り書きが入っている。



重要人物の枠には、大剣闘祭の運営に関わるソレル神殿の副祭としてアンナの名前も見える。ダグザを統べる神々の側も、運命をつかさどるフォトナ、太陽をつかさどるソレル、狩猟と芸術のカーラ、武をつかさどるマーズ、星と航海のアウロラと、一柱ずつプロフィールが立てられている。
そして一覧のいちばん最後に置かれているのが、ソティス。“はじまりのもの”と呼ばれる大いなる存在で、滅びゆく世界を前に「あなた」を目覚めさせ、救世主として冥界の王である魔神バロールを討つことを命じた側だと説明されている。CVは黒沢ともよさん——運命の女神フォトナと同じ名前が、そこに並んでいる。
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