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『Planet Coaster』のFrontierがディズニーと提携、IPを使った新作を全額自社資金で開発へ

投稿: 2026/09/03by tobariware4分で読めます
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イギリス・ケンブリッジのFrontier Developmentsが、ディズニーと手を組んで新作ゲームを作ると発表した。ディズニーの持つ幅広いIP(知的財産)を題材にした一本で、開発から販売までFrontierが担い、資金もFrontierが全額出す座組みになっている。ただ——9月3日の時点で明かされたのは「提携する」という事実だけ。タイトルも、どのディズニー作品を扱うのかも、対応機種も発売時期も、いっさい伏せられたままだよ(Frontierの公式発表)。

「経営シミュレーションの名門」がディズニーと組んだ

Frontierと聞いてピンと来なくても、遊園地を一から造る『Planet Coaster』、動物園を運営する『Planet Zoo』、恐竜テーマパークを切り盛りする『Jurassic World Evolution』シリーズ、と並べれば分かる人は多いはず。同社は「作って・広げて・運営する」タイプの経営シミュレーション——公式には Creative Management Simulation(CMS)と呼ぶジャンル——をずっと得意にしてきたスタジオだ。開発中の未発表の“Planetシリーズ”があることも、今回あわせて触れられている。

今回の発表でも、Frontierはこの新作を「CMSジャンルのリーダーとしての経験の上に築く」と説明している。CEOのJo Cooke氏は「世界水準のクリエイティブ・マネジメント・シミュレーションを育てるという、私たちの明確な戦略をさらに強めるもの」とし、「情熱的なクリエイター気質のプレイヤーを、世界でもっとも象徴的で愛されるブランドのひとつと結びつけたい」とコメントしている。要は、いつもの箱庭運営ゲームの土俵に、今度はディズニーという看板を持ち込む——という宣言だね。

いちばん気になるのはそこだけど、公式は「ディズニーのIPポートフォリオを題材にする」としか言っていない。ミッキーたちの世界なのか、ピクサーやマーベル、スター・ウォーズまで射程に入るのか、それともディズニーランドそのものを運営するようなテーマパーク経営ものになるのか——Frontierの得意分野を踏まえれば「テーマパーク経営シミュレーション」を思い浮かべたくなるところではある。ただ、公式はジャンルにも題材にも一言も触れていない。現段階でそう決めつけるのは早い、というのが正直なところ。発表の締めくくりも「詳細は発表されていない」で終わっている。

一点はっきりしているのは、この新作をFrontierが全額自社資金でまかなうという部分。大型ブランドとのライセンス提携は費用や取り分の条件が複雑になりがちだけれど、少なくとも開発・販売・資金のどれもFrontier主導で進む形だと明言されている。ここは今後の続報を読むうえでの手がかりになりそう。

外部の大型IPを借りて経営シミュレーションに仕立てる、というやり方そのものは、Frontierにとって手慣れたものだ。『Jurassic World Evolution』シリーズはユニバーサル由来の恐竜フランチャイズを扱ってきたし、公式ライセンスの『F1 Manager』も手がけてきた。他社の看板を自分たちの運営ゲームに落とし込む——という経験値は、すでに何本ぶんも積んでいる。

そのノウハウが、ディズニーという桁違いの規模のブランドと噛み合ったとき、どんな一本になるのか。いまは「提携する」の一点しか見えていない段階だから、次の一手を待つしかない。最初に出てくるのが扱うIPの正体なのか、それともジャンルの答えなのか。そのどちらが先かで、この新作の輪郭の見え方はずいぶん変わってくる。

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