『グリムギルド』がSteamで発売、契約書で冒険者を送り出すギルド経営SLG
「4人のうち3人。」夕方の扉から帰ってきた人数を数えるところで、その日の仕事の結果がわかる。
PocketStudioの経営シミュレーション『グリムギルド~冒険者ギルド経営~』が、11月5日にSteamで発売された。プレイヤーは冒険者ギルド兼酒場の主人で、町の外へは一度も出ない。戦闘シーンもない。手元にあるのは、自分で書く依頼の契約書だけにゃ。
価格は1,700円。リリース記念セールで20%オフの1,360円になっていて、セールは11月20日午前3時まで続く。対応OSはWindowsとLinuxで、Macには対応していない。対応言語は日本語と英語。操作はマウスとキーボードで行い、コントローラーには対応していない。
契約書に書く危険度で、生還する冒険者の数が変わる
舞台はエルデンマーチという町の外れ。主人公は祖父カールから、冒険者ギルド兼酒場と、祖父が知っていたことを書きためた一冊の本を受け継ぐ。
1週間の流れは決まっている。朝はカウンターで依頼人の話を聞き、昼は掲示板に依頼を貼る。週に3回だけ使える外回りでは、仕事の下見をしたり、一党の評判を聞いて回ったり、荷車が持ち帰った獲物を町へ売りに行ったりできる。夕方は扉の前で冒険者の帰りを待ち、夜は酒場でエールを注ぐ。

いちばん頭を使うのが契約書だよ。冒険者に渡す報酬、危険をはっきり書くかどうか、途中で引き返すのを認めるか、失敗したときにギルドが払う額。それを全部自分で決めて紙にする。酒場の長椅子に座った一党はその契約書を読んで、仕事を受けるか決める。ただし依頼人は難しさを軽く言ったり隠したりするので、下見を出すまで正体がわからない魔物もいる。
戦いは画面に映らない。結果は、帰ってきた人数と扉から届く報告書の文章で知るだけだ。ストアの説明によれば、どの死も誰かが書かなかった警告にさかのぼれるという。誰かが帰らなかった週は酒場が静まり、静かな酒場では誰も署名しない。帰らなかった者の名前は扉のそばの壁に刻まれ、危険を書かずに送り出した者の名前は赤く残るにゃ。


正直に書けば済むというものでもない。引き返してよいと書けば、慎重な一党はやり遂げられたはずの仕事からも早めに戻ってくる。町の外には雷猪や大狼、洞熊、ワイバーン、大蜘蛛、ゴブリン、オーク、トロールなどがいて、年に一度は名のある大物も現れる。失敗が続けばオークやゴブリンが群れで押し寄せ、手に負えないときは領主や国に助けを求めることになる。

酒場の切り盛りも気が抜けない。エールは仕込んでから飲めるようになるまで早くても1週間かかる。祖父が醸造所に残した手形の支払いも季節ごとに来て、額は少しずつ上がっていく。夜には外にいる一党からの使い、戸口の怪我人、台所の火事などが前触れなく扉を叩き、その場で答えを決めなければならない。

1つの町に最大100軒のギルドが並べる
1年は春に始まり、冬の終わりに古い石切場へたどり着く。結末は複数あり、石切場の下に何があるかは町ごとに違う。どんな終わり方をしても、その年の記録は背表紙に自分の名前が入った一冊の本にまとめられる。読み返すことも、A5サイズで印刷することも、誰かに送ることもできる。
町の期間は1年から50年まで選べる。長く続く町では、地区の壁や堀、砦、守備兵への出資も仕事になる。12年目が終わると、かつて扉から入ってきた誰かがギルドを継ぐ。主人公も年を取る作りだね。

Steamのフレンド同士なら、同じ町を共有できる。1つの町に最大100軒のギルドを出せて、どのギルドも最初の週から自分のペースで進む。先に進んだギルドで倒れた冒険者は、その週から自分の町の墓地に墓石として立つ。先のギルドで起きた騒ぎは酒場の噂として流れてくるし、沼地で誰かが落とした品は、持ち主が書かれた書き付けと一緒に手元に届く。同じ町を、少しずつ時間をずらして一緒に生きるようなつながり方にゃ。インターネット接続が必要なのは、共有の町で遊ぶときだけ。

配信と動画投稿は、収益化も含めて事前連絡なしで自由にしてよいことになっている。設定の「配信向け」を選ぶと文字が大きくなり、カメラを置くことが多い画面右下が空く。「視聴者の名前」を使えば、新しく加わる冒険者が視聴者の名前を名乗る。町番号を共有すれば、視聴者も同じ町で遊べる。ゲームファイルの配布と、音楽だけを取り出して売ることは禁止だよ。

タイトル画面の「お試し:ひと春だけ遊ぶ(12週)」を選ぶと、春の12週ぶんだけを遊べる。
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