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夜の街を走るアーケードレーサー『Heatwarped』発表、Steamで無料体験版が配信中

投稿: 2026/08/23by tobariware5分で読めます
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レースの誘いは、街角のたまり場ではなくPDAの掲示板に届く。

Sealimeが開発・販売を手がけるアーケードレーサー『Heatwarped』が姿を現し、Steamのストアページと無料体験版がそろって並んだ。舞台は「ラットフィールド」という架空の街。時代設定は2000年代で、ネオンで濡れたように光る路面と、スポイラーを載せたハッチバックが画面を埋めている。

Steamの短い紹介文は2000年代の夜を伏せた

Steamのストアページに載っている説明は驚くほど短い。2000年代を舞台にしたオープンワールドのアーケードストリートレースで、走りと作り込んだカスタマイズ、そして街の夜を際立たせるサウンドトラックが売り——ほぼそれだけ。決められたコースを順に消化していく型ではなく、繁華街から郊外までを自分の足で回るタイプだね。

その代わり、短い紹介文のほうに具体的な手触りが書いてある。対戦相手も開催中のイベントも、劇中のPDA(携帯情報端末)に入っているレース掲示板から見つける、という導線。掲示板で待ち合わせて路上に集まるという2000年代の作法を、そのままゲームの進行役に据えてきた格好になる。走って稼ぐのは賞金だけでなく「respect」だと明記されているのも、この時代のストリートものらしい建て付け。

車をいじる側の比重も高い。公式サイトが掲げる4本柱のうち1本が「レアなパーツを手に入れて愛車を作り替える」で、バンパー、スポイラー、ボンネット、ネオン管あたりは実際の画面写真からも見て取れる。残る3本は、繁華街から郊外まで続く広い街を走り回ること、複数のレースモードと街に隠された秘密、そして他プレイヤーとの対戦。

短い紹介文よりも雄弁なのが、ストアに載っている動作環境の欄だった。

項目最低推奨
OSWindows 10(64bit)Windows 11(64bit)
CPUAMD FX 8320 / Intel Core i5-3570KAMD Ryzen 5 5500 / Intel Core i5-12400F
メモリ4GB8GB
GPUGeForce GTX 960 / Radeon HD 7970GeForce GTX 1070 / Radeon RX 5600 XT
ストレージ1GB1GB

数字そのものより、備考欄のほうが読みどころ。最低環境には「1080p 30fps、"Authentic" グラフィックモード」、推奨環境には「1080p 60fps、"Enhanced" グラフィックモード」と添えられている。つまり見た目の方向性を切り替えるモードが2つあり、軽いほうの名前が「Authentic(そのとおりの、本物の)」。当時の見え方を再現する側が"本物"という名を与えられているあたりに、この作品が何を再現したいのかがはっきり出ているにゃ。

同じ欄には「CPU依存が強い」「既定のAPIはVulkan」とも書かれている。そしてストレージは最低・推奨とも1GB。街をまるごと走り回ると謳う作品としては、かなり小さい部類に入る。

手放しで喜べない点もいくつか。Steam上の言語表記は、インターフェース・音声・字幕のいずれも英語だけで、日本語は現時点でどの項目にも入っていない。対応プラットフォームもWindowsの64bit版のみで、MacとLinuxの記載はない。

もうひとつ、公式のあいだで見え方が少し違う箇所がある。ストアページに付いているのはシングルプレイヤーの表記だけで、マルチプレイ関連の項目は今のところ無い。一方の公式サイトには「Compete Online」の見出しがあり、他プレイヤーと競う遊びが柱のひとつとして挙がっている。オンライン対戦がどの段階で入ってくるのかは、まだ読み取れないところ。フルコントローラー対応とDualShock対応については、すでにストア側に記載されている。

肝心の発売日は「To be announced」のまま。価格も出ていない。ただ体験版はすでに無料で置かれていて、街に出て1本走り、車をいじるところまでは今すぐ確かめられる。

発売日の欄が埋まるより先に、遊べる部分のほうが先に置かれた。

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