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サイバーパンクの電脳世界に潜る『Into The Grid』―カードで企業サーバーを丸裸にするデッキ構築ダンジョン探索

投稿: 2026/08/09by tobariware4分で読めますAI下書き
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西暦2112年、世界を裏から牛耳るのは政府でも軍でもなく、いくつかの巨大企業(メガコーポ)にゃ。その連中のサーバーへ単身潜り込み、防壁を突破しながら中枢の「コアノード」を目指す――そんな電脳ハッカーごっこを、まるごとカードゲームに落とし込んだのが『Into The Grid』。アルゼンチンの兄弟が立ち上げたFlatline Studiosが手がける、サイバーパンクのローグライク・デッキ構築ダンジョン探索だ。

海外の掲示板で開発者が自ら紹介したことで改めて名前を見かけた人もいるかもしれないけれど、実はこの作品、2025年11月10日からSteamで早期アクセスが始まっていて、じわじわ評価を積み上げてきた一本にゃ。

この手のゲームというと戦闘のカードバトルばかり注目されがちだけど、『Into The Grid』の面白さは探索パートにもしっかり乗っている。舞台となるサーバー内部は3Dのアイソメトリック(斜め見下ろし)マップで表現されていて、どのノードを踏み、どこで戦い、どこで資源を拾うかを地図とにらめっこしながら決めていく。1つの層(レイヤー)を踏破するのにおよそ40分という設計で、区切りごとに手を止めて戦略を練り直したり、セーブして次の機会に続きから遊んだりできる。ダンジョン探索の緊張感と、デッキを育てる楽しさが地続きになっているのがこの作品の背骨にゃ。

戦闘は手札の「プログラム」カードを切って敵システムを攻撃していく形式。カードを使うと VIM(バーチャルメモリ)という資源が溜まっていき、これを消費して強力な「コマンド」を発動する――という二層のリソース管理が読み合いの核になっている。ただ火力を並べるだけでなく、いつVIMを吐き出して大技を通すかの見極めが勝敗を分けるわけにゃ。

さらにキャラクターごとに使えるカードプールやマップスキル、コマンド、そして立ち回りを規定する「ドライバー」が異なっていて、早期アクセス開始時点で個性の違う2人のハッカーが用意されている。同じサーバー攻略でも、選ぶ相棒次第でまるで別のパズルになる作りだ。

映像で見ると、無機質なネオンの電脳空間とカードの手ざわりの相性がよく伝わってくる。公式のローンチトレーラーがこちら。

早期アクセス継続、5月に大型アプデ「Metaprogression」

早期アクセス作品ということで気になるのが「その後ちゃんと育っているのか」という点だけど、ここは安心していい。開発陣は2026年に入ってからもアップデートを重ねており、2026年5月6日には「Metaprogression(メタプログレッション)」アップデートを配信。装備を強化する「ハードウェアMOD」や、目的が設定された「ミッション」システムなどが追加された。ガチャや作業的なグラインドに頼らず、普通に遊ぶ中でコンテンツを解放していく設計思想を掲げているのも、この開発チームらしいところにゃ。今後もさらに2人のハッカー追加や、キャラクターの動機を描く物語レイヤーの実装が予告されている。

こうした積み重ねが効いてか、Steamのユーザーレビューは「非常に好評」を維持している(執筆時点で191件中82%が好評)。

対応プラットフォームはWindows / macOS / Linux。価格は通常1,700円で、本稿執筆時点(2026年8月9日)では20%オフの1,360円で買える。カードやメニューといったテキストは日本語化されているので、言語の壁で戦術判断につまずく心配は少ないにゃ。ちなみにSteamの日本語ページではタイトルが「戦術マトリックス」という邦題で表示されている。

派手なオープンワールドのサイバーパンクとは対極の、机上で盤面を睨む静かなハッキング体験。デッキ構築とダンジョン探索、どちらも好物という人なら、この電脳迷宮はかなり刺さるはずにゃ。

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