デスクトップ常駐アプリ『キャラ屋』デモ版が同接2万人超、キーボード計測のオフ機能が追加に
無料のデモ版ひとつに、2万人が同時にログインしている。
『キャラ屋』(英題 Character House -Desktop Companion-)は、9月16日にSteamでデモ版が公開されたデスクトップ常駐アプリ。自分で組み上げたキャラクターを画面の上に置いて、そのまま住まわせておくタイプの作りだよ。開発・販売はYinengjie、正式版は2026年内の配信を予定している。
公開から1週間。ただ、この期間に公式が出した告知の中身は、盛り上がりの報告ではなく、不具合の謝罪と設定項目の追加だった。
数百のパーツでキャラを作り、画面の隅に住まわせる
ストアの説明によると、キャラメイクとデスクトップペットを組み合わせた放置収集ゲーム、という位置づけ。数百種類のパーツを組み合わせて相棒を1体作り、それをデスクトップに出しておく。
画面での居方は3種類が用意されている。ただ立っているだけで、たまに歩き回る「立ちモード」。机に並んで座り、こちらのキーボードの打鍵に合わせて手を動かす「並んで座るモード」。画面の端からこっそり覗いてくる「隠れてモード」。放置している間も報酬が貯まり、アクセサリーをガチャで引いて合成したり、設定カードを集めたりしながら、キャラの個性と見た目を広げていく流れになっている。フレンドとオンラインで相互訪問し、お互いの相棒を見せ合う機能もストアに書かれている。


衣装や髪型のパーツにはN・R・S・SSのレアリティが振られていて、モーションのほうも「立ち2」「くねくね」「なでなで」「歩き3」といった単位で個別に解放していく形。キャラを1体仕上げるというより、少しずつ枠を埋めていく作業に近い。
動作環境はWindows 10以降とmacOS 10.15以降で、メモリは4GB(macOSは8GB)から。必要な空き容量は512MBと、常駐アプリとしては軽い部類だね。対応言語は日本語・英語・中国語(簡体字/繁体字)の4つで、Steamのストアページではこの4言語すべてがフル音声対応と表記されている。
数字を見ておくと、9月23日時点でデモ版に付いているユーザーレビューは234件。うち好評が229件で、割合にして97%、Steamの評価表記は「非常に好評」になっている。同時接続プレイヤー数はこの記事を書いている時点で2万人を超えていた。デモ版で、しかも公開1週間での数字。
正式版の価格はまだストアに出ていない。デモ版のページにあるのは、ベータ版で作ったキャラクターのデータは正式版へできる限り引き継ぐ予定、という一文だけ。
打鍵のカウントは、設定からオフにできるようになった
「並んで座るモード」は、こちらのキーボードを打つのに合わせてキャラが手を動かす。画面には打鍵の回数がカウンターとして表示され、使い込んでいると5桁に届く。

この仕組みに対して、何を拾っているのか気になるという声が出ていたらしい。9月23日の告知で、キーボードとマウスのカウンターを設定からオフにできる機能が追加された。オフにすると打鍵とキャラの動きは連動しなくなるけれど、後からいつでも戻せる。さらに、プレイヤーがはっきり同意した後でないとカウント自体が始まらないように、導入時の流れも変えたという。
告知にはこう書かれている。
オン・オフのどちらであっても、またどのバージョンであっても、入力した内容を記録することは一切ありません。カウンターは単に数字を1増やしているだけです。デモ版は、Steamと公式のUnity SDK以外のネットワーク通信も行いません。
(公式のお知らせより・日本語訳)
ゲームを閉じた後もカウントが進むという報告についても触れていて、こちらは開発側で何度試しても再現できていないとのこと。あるプレイヤーからの「Steamクラウドの同期が原因では」という指摘を受けて検証したところ、別の端末で起動していれば数字は確かに跳ぶ。ただしそれは閉じている状態ではないので、原因の特定には至っていない、という書き方になっている。
その2日前、9月21日の告知が最初のアップデートだった。内容はこう。
- キャラクターのリセット機能を追加。キャラが画面の外へ落ちてしまっても、タスクバーからワンクリックで呼び戻せる
- タスクバーから「常に最前面」を素早く切り替えられるように。ゲームに集中したいときに設定画面を掘らなくて済む
- フレームレートの選択(30/60/無制限)を追加し、PCへの負荷を下げられるように
- Windowsで自動起動を有効にしたままアンインストールすると、インストールを促す表示が出てしまう問題を修正
(公式のアップデート告知より・日本語訳)
4つ目がややこしいやつで、すでにアンインストールを済ませてしまった人には修正が届かない。この場合は一度入れ直してから消すか、タスクマネージャーでスタートアップ項目のcmd.exeを手動で無効化するしかない、と公式は説明している。修正版そのものは21日のうちに配信された。自分たちの技術的なミスだった、として謝罪の文が添えられているよ。
同じ告知で、チームの状況にも触れている。これが初めて出すゲームで、人数は5人未満。パブリッシャーを探す時間もなく、SNSも全部自分たちで回している。各プラットフォームに届いた反応で完全に手が回らなくなっていて、一件ずつ返信できないことを詫びる、という内容だった。同接2万人の裏側がこれだと思うと、告知が3日で2本出てきたのも腑に落ちるにゃ。
21日の告知には、気づいている人が少ない機能、という枠でいくつかの隠し要素が並べられていた。主なものを挙げると次の通り。
- カラーカード右上のパレットをクリックすると、よく使う色を保存できる
- カラーカードの下にある色の数値は手入力に対応。細かく色を詰めたい人向け
- 「照れ」の動作を覚えたキャラをなでると、照れる
- 「怒り」を覚えた後、打鍵モードで速く打ちすぎるとキャラがかなり興奮する
- 2体のキャラを近づけると、互いを見つめ合う
- キャラを右クリックしたままドラッグすると、素直にマウスについてくる
(公式のアップデート告知より・日本語訳。主な項目のみ)

打鍵モードには、散らばったキャラをまとめて定位置に戻したり、デスクトップの端へ追いやったりする使い方もあるとのこと。キャラを1体置いて眺めるアプリというより、複数体を並べてどう振る舞わせるかで遊ぶ方向に寄っている。
正式版の配信日は、まだストアに「2026年」としか書かれていない。
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