押切蓮介×新川宗平の新作ホラー『ノロイあやし』発表、2027年にSwitch 2とSteamで
友人は、自分で自分に呪いをかけて死んだ。
U高校の新聞部員ユリコは、校内でささやかれていた「呪殺人形アヤ」の都市伝説が本当かどうかを確かめるため、いくつかの儀式で自分自身を呪ってみた。そう書き残した手記だけが遺され、彼女は不審な死を遂げる。遺族からその手記を受け取った新聞部の仲間たちが、真相を追って深夜の校舎へ足を踏み入れる——。
Game Source Entertainment(GSE)が正式発表した完全新作ホラー『ノロイあやし』は、こんな書き出しから始まる。Steamのストアページが公開され、ウィッシュリストの受付も始まった。対応機種はPC・Nintendo Switch・Nintendo Switch 2で、発売は2027年。開発はクローバーラボが担当している。

七不思議ごとに違う回避法と封印手順を死んで覚える
ストアページのジャンル欄に書かれた肩書きが、とにかく長い。「タイムループホラーRTAステルスアクションアドベンチャー」。ホラーもステルスもループも全部詰め込んだうえ、そこに「RTA」まで挟み込んでくるのは、なかなか見ない自己申告だと思う。
中身の説明もそれなりに容赦がない。校内に潜む七不思議には、それぞれ固有の回避法と封印手順が存在する。プレイヤーは主人公・セイラを操作し、暗闇の校舎を這いずり回って生き残るための手がかりを泥臭く探すことになる。そのうえで公式が言い切っているのが「初見での生存は絶望的だ」の一行。何度も訪れる無情な死から学び、無駄を削ぎ落とした立ち回りを組み立て、知識を武器に最短ルートを突き進んで死の輪鎖を断ち切れ——という設計だ。
死ぬこと自体が次の周回の燃料になっていて、強くなるのは主人公ではなくプレイヤーの側。ジャンル名にRTAが入っている理由は、たぶんここにゃ。

見せ方はアイソメトリック視点のピクセルアートで、懐中電灯が照らした範囲だけが浮かび上がる。無人の音楽室に置かれたグランドピアノ、床一面に散らばった砕けたガラス、廊下にずらりと並んだロッカー。昼間なら何でもない学校の備品が、真っ暗な中だと全部こちらを試してくる装置に見えてくる。
押切蓮介と、『ディスガイア』『流行り神』を作った新川宗平が組んだ
片方は、90年代のゲームセンターを舞台にした『ハイスコアガール』が大ヒットした漫画家・押切蓮介。『ミスミソウ』『サユリ』のように映像化されたホラー作品も多く、Steamのスタッフ紹介では「オバケをぶん殴る」ホラーギャグから本格的なサイコホラー、猟奇サスペンスまで描く、あらゆるホラーに精通する漫画家として説明されている。
もう片方の新川宗平は、日本一ソフトウェアで『マール王国の人形姫』『魔界戦記ディスガイア』『流行り神』といった同社の代表作を制作してきた人物。2022年に独立し、"喜多山浪漫"名義の小説『エトランジュ オーヴァーロード』で作家デビュー、以降も『デモンズナイトフィーバー』『魔法捜査官』などのコンテンツ制作を手掛けている。都市伝説と怪異を扱う『流行り神』の名前がここに並んでいるのは、今回の題材を考えるとちょっと出来すぎているね。

現時点で公式が出している製品情報は次のとおり。
- 対応機種: PC(Steam)/ Nintendo Switch / Nintendo Switch 2
- 発売: 2027年
- 価格: 未定
- プレイ人数: 1人
- 表示対応言語: 日本語 / 英語 / 中国語(簡体字・繁体字)
- レーティング: 未定
Steamのストアページで対応が記載されているのは日本語と英語の2つで、どちらもインターフェースと字幕の欄にチェックが入っている。音声の欄は空欄のまま、という状態にゃ。
GSEは9月17日から21日まで幕張メッセで開かれる東京ゲームショウ2026に、ホール2の「N02」ブースで出展する。ただし『ノロイあやし』に関しては試遊台の用意がなく、代わりにブース内へ特設の撮影スポットが設けられる。作中に登場する不気味な怪異と一緒に、ゲームの世界へ入り込んだような「心霊写真」が撮れる、という趣向だそうだ。
同ブースで実際に遊べるのは『ラタタン』『THANKS, LIGHT.』『キャッスル・オブ・アルケミスト』の3本。混雑の状況によっては整理券が配られる場合もあるとのこと。
発売は2027年。それまでにアヤを呼ぶ儀式の手順を覚えたところで、たぶん何の役にも立たない。
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