『RetroSpace』10月2日発売、死ぬたびクローンで刷り直す70年代風スペースホラー
モップを持たされただけの清掃員が、人類最後の希望になる。The Wild Gentlemenが手がけKwaleeが送り出す一人称視点のホラーFPS『RetroSpace』の発売日が、10月2日に決まった。対応はSteam・PlayStation 5・Xbox Series X|S・Nintendo Switch 2の4機種で、いずれも同じ日に配信される。発売日を告げる新トレーラーも公開済み。
舞台は人類が宇宙へ送り出した艦隊のうちの1隻、宇宙ステーション「Aurora 5」。この船が意思を持ったブラックホールに丸ごと飲み込まれてしまった、というところから話が始まる。廊下をうろついているのは動物と植物が混ざり合ったような奇妙なハイブリッドで、おまけに船内では時間の流れ自体がまともに働いていない。掃除係にはいささか荷が重い職場にゃ。
見た目は60〜70年代のレトロフューチャーをローポリゴンで再構成したもので、そこに宇宙的な恐怖とブラックユーモアを混ぜ込んだ「ディスコパンク」を名乗っている。ミラーボールと血糊が同居しているような画面、と言えば近い。



Mutamods™で自分を書き換える
中身はイマーシブシム。忍び足で切り抜けても、警備システムをハッキングして相手側の罠に変えても、囮を作って引きつけても、隠し通路を見つけて回り込んでもいい。もちろん真正面から撃ち合う道も残されていて、Steamのストアページでは「どの障害にも複数の解き方がある」と説明されている。ステーションは区画同士が入り組んでつながったメトロイドヴァニア寄りの構造で、行き止まりだった場所へ後から戻る作りだね。
自己強化を担うのが「Mutamods™」と呼ばれる変異システム。ステルス、戦闘、探索、移動のそれぞれを伸ばせる代わりに、強化には思わぬ副作用が付いてくることがあると明言されている。副作用込みで身体を作り替えていく、というあたりがこの作品の性格をよく表している。
そして死んだときの扱いが独特で、チェックポイントから読み直すのではなく、自分のクローンを刷り直して再開する。落とした装備は回収しに行けるものの、蘇生を繰り返したぶんの代償と付き合わされることになる。
価格はまだ公表されていない。日本語はインターフェースと字幕に対応するが、フルボイスが用意されているのは英語のみで、日本語音声は入らない。シングルプレイ専用で、コントローラーの完全対応と実績、クラウドセーブに対応する。
Steamでは体験版が6月から配信されていて、発売までのあいだに開発元が2度の大型アップデートを入れている。セーブの仕様やUI、レンチと銃の手触り、暗さの調整、インベントリ周りといった、遊んだ人からの指摘に沿った直しが中心だった。買う前に指を通しておける状態にはなっているにゃ。
一人称視点のホラーはこの秋に何本か並んでいて、外部寄生体に乗っ取られた恐竜の島を音を立てずに記録して回る『Wilderdark』も11月3日に控えている。
清掃員の仕事は、もう床を磨くことではなくなっている。
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