PixMofu

『シヴィライゼーション VII』1.5.0配信、実在の地球マップ追加―同盟国の戦争は影響力で断れる

投稿: 2026/09/15by tobariware6分で読めます
画像

北の凍土と南の大洋が、まるごと切り落とされている。

『シヴィライゼーション VII』の無料アップデート1.5.0で入る「True Start Location: Earth」——実在の地球をなぞった新マップは、地理の正確さを最優先には作られていない。公式の開発解説で語られている目標は「いま約50、これからも増えていく文明のどれで始めても楽しく遊べること」。そのために、地球の形そのものに手が入っているにゃ。配信は9月15日、マップ以外の新要素も含めて全部無料だよ。

3大陸だけのHugeマップ、南北の端は削られた

このマップはHugeサイズ専用で、大陸は3つに分かれている。南北アメリカ、アフリカとユーラシア、そしてオセアニア。互いは探検の時代に入るまで「遠い大陸」の扱いになる。

削られたのは南北の端だ。実際の地球をそのまま写すと、マップ上部が延々とツンドラ、下部が何もない外洋で埋まる。正確ではあるけれど、ただでさえ混み合ったマップの面積を食うだけ——というのが開発チームの判断で、上下を可能な限り切り詰めてある。見覚えのある北のツンドラは短くなった形で残り、南の外洋はほぼ丸ごと消えた。浮いた面積はヨーロッパ、ペルシャ、中国、北アメリカ周辺に回され、中央部がかなり開けた作りになっている。

逆に膨らませたのが島だ。日本、イギリス、ハワイは実寸より拡大され、そこから始まる文明が古代の時点で詰まないよう調整されている。

細かい仕様も詰められている。開始位置が3タイル以内で重なった文明は、空いている別のTSL枠へ移される。ソロプレイの場合、動かされるのはAI側で、プレイヤー自身の位置は保証される。アドバンスドスタートには非対応なので、地球マップは必ず古代から始まる形。

対応機種はPC、Mac、PS5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2。初代Switchだけは選べるマップサイズがTinyとSmallまでのため、このマップの対象外になっている。

手続き生成のマップと違って、資源は現実の分布をなぞって1つずつ手で置かれている。つまり何度遊んでも同じ場所に同じものが埋まっているわけで、地球マップを繰り返し遊ぶ人にとっては「どこに何があるか覚えられる」性質のマップになる。

一方で自然遺産は固定じゃない。毎回7つがランダムに選ばれ、それぞれ現実の位置に現れる。富士山が出るなら日本に、バミューダトライアングルなら北アメリカ沖に、という置き方。航行可能な河川も、大きさ・歴史的な重要度・知名度から選ばれたものが入っていて、ナイル、アマゾン、長江、ミシシッピといった顔ぶれが並ぶ。

湖の扱いも面白い。チャド湖やテスココ湖は、干上がった現代の姿ではなく古代の姿で置かれている。熱帯バイオームにもきちんと出番が用意されていて、南アメリカは熱帯と植生に覆われたタイルが広がり、平原を求めるなら北へ向かうことになる。地球を再現するというより、地球を題材にしたゲーム盤を一から手で刺繍していった、という説明のほうが近そうだね。

マップ以外でいちばん効きそうなのが外交まわりの変更。1.5.0では、影響力ポイントを支払うことで、同盟を破棄せずに同盟国の戦争への参加を断れるようになる。これまでは同盟を結んだ相手が戦端を開けば自動的に引きずり込まれていたので、「付き合いたくない戦争」への対処法が増えた形だね。

同盟そのものを維持したまま距離を取れる、という点がこの変更の肝で、外交勝利を狙う組み立てや、隣国と友好を保ちつつ内政に籠もる遊び方の幅がそのまま広がる。影響力は他の用途とも取り合いになる資源だから、どこで払ってどこで諦めるかの判断が新しく生まれる。

既存のマップタイプにも手が入っている。Terra IncognitaとShuffleが、Voronoi方式のマップ生成に対応した。Voronoiは地形の変化が大きく、海岸線が有機的で、思いがけない地形が出てくるのが売りの生成方式で、シングルプレイ向けとして公式に薦められているもの。従来の生成を使いたい人のために、これまでの2つはLegacy版として残る。マップの読み込み速度と資源配置の多様性も、あわせて改善されたとのこと。

UI側では新しく「Radial Ruler」というレンズが追加される。タイル何個ぶんの距離か、という範囲を数えずに測れるもので、都市の配置を詰めるときに効いてくるやつだね。プロットのツールチップ、入植地バナー、ゲーム開始前の設定画面にも調整が入っていて、DLCのリーダーにも実績が設定される。

歴史の殿堂、購入すぐエリザベスとワシントンが使える

1.5.0と同時に、有料コレクション「Hall of History」も配信される。収録されるのはリーダー2人——エリザベスとジョージ・ワシントン——と、文明3つのイングランド、ガリア、バビロニア。これまでのコレクションのように数回に分けて小出しにするのではなく、購入した時点で全部が解放される売り方になっている。

本編そのものは35周年セールで半額の4,400円が続いていて、期限は9月18日午前0時2分ではなく午前2時まで。マップも外交の調整も無料側に入るので、いま買った人はそのまま1.5.0の全部を触れることになる。

📄 『シヴィライゼーション VII』無料開放は9月11日午前2時まで ― 35周年セールで本編半額、『Civ VI』は90%オフ

Firaxisが35周年の発表で示した先の予定はもっと大きい。無料の大型アップデート「Arc of Tomorrow」が2027年前半に控えていて、1950年代から2050年代までを扱う4つ目の時代「原子力時代」が丸ごと足される。有料拡張の『Civilization VII: Earthrise』も同じ2027年。今回の1.5.0は、そこへ向かう長い道のりの一歩目にあたる。

関連記事

コメント (0)

投稿は匿名で受け付けます (通報対応あり)。

  • 最初のひとことをどうぞ🐈

    感想でも「わかる」の一言でも大歓迎。あなたのコメントがこのページの一番乗りです。