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『Project Zomboid』一色になったRedditのゾンビゲー相談、同時接続は12万人超え

投稿: 2026/09/21by tobariware9分で読めます
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手持ちのゲームを並べた1枚の画像と、短い相談。Redditのr/Steamに上がっていたのは、それだけのものだった。「もう一度遊べるゾンビゲーか、新しく楽しめるやつを探している。『7 Days to Die』はまだ1時間しか触っていないから再挑戦するつもり。『Days Gone』は未プレイで次に控えていて、『Dying Light 2』も候補。何か抜けてる?」

返信は、ほとんど一つの名前で埋まった。『Project Zomboid』。この2か月ほど、このゲームの名前が出やすい状況が続いているというのもある。

Build 42、1年7か月のテストを経て安定版へ

『Project Zomboid』は2013年11月から早期アクセスが続いている見下ろし視点のサバイバル。舞台はゾンビ禍で封鎖されたケンタッキー州のノックス郡で、物資を漁り、家を補強し、畑を作り、そして大抵は死ぬ。ストアの紹介文からして「さて、どう死ぬ? 噛まれれば、それで終わりだ」で締めくくられている。

その大型アップデート「Build 42」が安定版になったのが2026年7月29日。テスト用のUnstableブランチで公開されたのが2024年12月18日なので、1年7か月かかった計算になる。この移行でBuild 42がSteamの標準の起動オプションになり、テスト版を選ばなかった人のところにもまとめて降ってきた。ただしBuild 41のセーブデータは引き継げず、旧版を続けたい場合は「legacy41」ブランチへ切り替える必要がある。

反応は数字にそのまま出た。Steamの同時接続プレイヤー数は8月に12万人台へ到達し、配信開始以来の最高を更新している。現在の安定版は42.20.4、価格は3,150円で、日本語はインターフェースと字幕に対応。翻訳はコミュニティ主導で進んでいて、開発チームは6月からの数か月で29言語・130万語以上が訳されたと書いている。

公式のBuild 42機能一覧より・日本語訳

  • 大きく進化したノックス郡。ケンタッキーの舞台を拡張・刷新し、何もかもがおかしくなる前から人が暮らしていた場所として、より自然で、より信じられるものにした
  • より深いクラフトと建築。その場しのぎの修理から本格的な自給自足の試みまで、長期的な生活基盤を作り・保ち・改善する手段を増やした
  • 動物と畜産。荒野での生存、農業、食料生産、そして「長く続く何か」を築くという儚い夢に、新しい層を加えた
  • 光と雰囲気の改善。家、町、森、道路、そしてその間の暗がりを、より生々しく、読み取りやすく、危険なものにした
  • 世界観と環境描写の拡張。すべてが決定的にこじれる前・最中・後の世界に、細かな手触りを与えた
  • インベントリ・操作・UIまわりの快適化とシステム更新

内訳の数字も公開されている。リバーサイドやウェストポイント、ローズウッドといった既存の町は建物がすべて固有のものに作り直され、1,400棟の建築と20,000枚の新タイルが追加された。マップの高さ制限が緩んだことで地下室と高層ビルが成立し、ルイビルのビルはゾンビだらけの32階まで登れる。町も3つ増え、マップの面積自体が2倍になっている。

動物は羊、鶏、豚、牛、ウサギ、鹿など。足跡や糞から野生動物を追えるようになり、狩りが生存手段として機能するようになった。マスコットのアライグマ「スピッフォ」の同族が、ついに世界の中を歩いているのも今回から。ゲームモードは従来のApocalypseに加えてOutbreak、Rising、Extinctionの4本立てになり、射撃は新しい照準システムで部位狙いができる。要するに、以前のBuild 41とは別のゲームを触っている感覚に近い。

FPS好きへの回答は『VEIN』に集中した

話が転がったのは、相談した本人が「自分はFPSが好きだから、Zomboidには手を出してこなかった」と明かしたところから。そこへ「FPS版の『Project Zomboid』が欲しいなら、それは『VEIN』だ」という返信が付いた。

『VEIN』はRamjet Studiosが開発する一人称視点のサバイバルサンドボックスで、2025年10月からSteamで早期アクセス中。価格は2,600円。レビューは1万2,556件が集まって「非常に好評」、うち好評が1万1,024件と、規模の割にかなり高い評価で推移している。日本語はインターフェースと字幕に対応していて、音声のフルボイス対応は英語のみ。

ストアが挙げている特徴を並べると、季節と時間で変化し続ける世界、視覚・聴覚・触覚・嗅覚でプレイヤーを感知して反応するAI、郵便受けを開けたり蛇口をひねったりノックしたりできる細かな干渉、拠点の要塞化と襲撃への防衛、狩猟・釣り・罠・農耕、車の給油と部品交換。缶詰が尽きた後は自力で食料を回せ、という設計思想は確かに近いものがある。開発も止まっておらず、公式の開発ブログは月2本のペースで更新され、9月15日にはラグドール挙動の改善が報告されていた。

全員が同じ結論に乗ったわけではない。何度も勧められて実際に遊んでみたが合わなかった、という人が対抗馬として出したのが『State of Decay 2』だった。

Undead Labs開発、Xbox Game Studios販売のオープンワールドサバイバル。Steamでは2020年3月から全DLCを含む「Juggernaut Edition」として売られていて、価格は3,090円。軸になるのは生存者コミュニティの運営で、誰を仲間に迎えるか、どこに拠点を構えるか、どこまで強化して、いつ次の土地へ移るかをプレイヤーが決めていく。仲間ひとりひとりに固有のスキルと特性が割り振られるため、同じ顔ぶれのコミュニティは二度とできない。協力プレイにも対応していて、友人の世界へ助けに行ける。

ただ、Steam版に日本語は入っていない。対応しているのは英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・ポルトガル語(ブラジル)・ロシア語・スペイン語(ラテンアメリカ)・簡体字中国語の8言語で、ここは日本語で遊びたい人には引っかかるところ。

では、どういうやり取りだったのか。最初に付いた返信は、作品名だけの一行。

Project Zomboid

「そういえば気になっていたんだった」という反応に、経験者からすかさず警告が飛ぶ。

8000時間ほどとお別れする覚悟をしておいたほうがいい。

8000どころか9万時間だと思う。しかもその大半は、アップデートを待っている時間だけどね。

この数字が冗談として通ってしまうあたりに、Build 42を待った期間の長さが出ている。テスト版から安定版まで1年7か月、構想からだと数年がかりだったわけで、待たされた実感は共有されているらしい。

相談した本人の返事は率直だった。

貼ったのは自分が持ってるゲームを並べただけ。FPSが好きだからZomboidには手を出さずにきた。でもTerrariaもStardew Valleyも遊んでるし、単に自分が見落としてただけかも

その気持ちは分かる。自分も絵の雰囲気で敬遠してたけど、思い切って触ってみたら今は800時間くらい。とんでもない作品だった

一方で、温度差もはっきり出ていた。

人によるよ。自分も散々勧められて、実際にやってみたら良くて「普通」だった。正直、どうしてこれが「最高のゾンビゲーム」と呼ばれるのかいまだに分からない——『State of Decay 2』があるのに

初心者への助言も並んだのだけど、そこから話が妙な方向へ転がっていく。

いいゲームで、いいサンドボックス。慣れるまではゾンビの数を下げたり、いっそオフにしたりするのを怖がらなくていい。ゾンビ無しでも優秀な終末サバイバルとして遊べる

オフはなし。唾液による感染だけ切ればいい

ゾンビ無しで遊ぶの好きなんだよね。設定項目の多さがSimsみたいで、ひたすら物を溜め込んで他人の家から漁ってる

これに返ってきた一言が「それ、空き巣シミュレーターだね」。ゾンビゲーム探しの相談から始まって、ゾンビを消す遊び方で盛り上がって終わるのは、サンドボックスとしての幅がそのまま出た結果でもある。Build 42では家具やアイテムをタイル内の好きな位置に置けるようになったので、溜め込み派の居場所はむしろ広がっているにゃ。

作品価格状態日本語
Project Zomboid3,150円早期アクセス(安定版42.20.4)UI・字幕
VEIN2,600円早期アクセスUI・字幕
State of Decay 2: Juggernaut Edition3,090円製品版非対応

公式が示している次の一手は、最適化とモッド支援、そして安定版に間に合わなかった調整を詰める「Build 42 サポートアップデート」。作業は2026年いっぱい続く予定だと書かれている。9万時間の内訳は、まだ増える。

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